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公開番号
2025088534
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023203298
出願日
2023-11-30
発明の名称
呈色方法
出願人
株式会社ザイエンス
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
33/46 20060101AFI20250604BHJP(測定;試験)
要約
【課題】 木材又は木質材料中の亜鉛を確実に呈色させることのできる呈色方法を提供する。
【解決手段】 木材又は木質材料中の亜鉛を含む浸潤標識成分を呈色させる呈色方法であって、前記木材の表面又は前記木質材料の表面のpHを5以上に調整するpH調整工程と、前記pH調整工程後の前記木材の前記表面又は前記木質材料の前記表面に呈色試薬を塗布する塗布工程を含み、前記木材又は前記木質材料における前記亜鉛の含有量は、0.001kg/m
3
~0.5kg/m
3
である、呈色方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
木材又は木質材料中の亜鉛を呈色させる呈色方法であって、
前記木材の表面又は前記木質材料の表面のpHを5以上に調整するpH調整工程と、
前記pH調整工程後の前記木材の前記表面又は前記木質材料の前記表面に呈色試薬を塗布する塗布工程を含み、
前記木材又は前記木質材料における前記亜鉛の含有量は、0.001kg/m
3
~0.5kg/m
3
である、呈色方法。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記木材又は木質材料の樹種は、トドマツ、オウシュウアカマツ、ホワイトウッド、ベイマツ、ベイツガ、SPF、ベイヒバ、カラマツ、ヒノキ、スギ、ダフリカカラマツ、およびサザンイエローパインから選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載の呈色方法。
【請求項3】
前記木材又は前記木質材料は、少なくとも1種類以上の亜鉛化合物を含む浸潤標識成分が浸潤したものである、請求項1に記載の呈色方法。
【請求項4】
前記呈色試薬は、ジチゾン、PAN、PAR、Nitro-PAPS、5-Br-PAPS、Zinconから選ばれる少なくとも1種類以上を含む、請求項1に記載の呈色方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、木材の劣化を引き起こす生物から木材を保護する木材保存剤によって保存処理された木材又は木質材料の品質検査に用いることのできる、呈色方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
木材の劣化を引き起こす生物である害虫や腐朽菌から木材を保護することを目的として、木材保存剤を用いた保存処理が行われている。
【0003】
保存処理は、木材や、製材、集成材、単板積層材(LVL)等の木質材料(以下、木材および木質材料を「木材等」とすることがある)に対して木材保存剤を加圧注入処理等することによって行われる。保存処理によって、木材等の内部まで十分に木材保存剤を浸潤させることが、木材等の品質に影響する。
【0004】
そこで、保存処理後の木材等の品質を確認する検査方法の1つとして、木材等の内部まで浸潤させた木材保存剤の浸潤領域を適切な試薬を用いて呈色させ、木材保存剤の浸潤度を測定する検査が行われている。
【0005】
木材保存剤には、木材を保存するための有効成分であり、かつ、呈色試薬との反応によって鮮やかな発色性を示す木材保存剤が存在する。その一方で、そのような発色性を示す有効成分を含まず、発色性を示さない有効成分を含む木材保存剤も存在し、このような木材保存剤に対しては、着色剤(例えば特許文献1)や発色性を示す標識成分を別途添加している。
【0006】
例えば、木材保存剤に添加することのできる標識成分としては、酢酸亜鉛等の亜鉛成分が挙げられる。亜鉛成分は、ジチゾンやPAN等の呈色試薬と反応させることによって発色性の良い錯体を形成する。よって、この反応を利用して亜鉛成分を呈色させることにより、木材等における木材保存剤の浸潤領域を確認することが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2022-010767号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、標識成分として用いられている亜鉛成分は、木材に多く含まれる酸成分の影響やリグニンに吸着することによって、ジチゾンやPAN等の呈色試薬と呈色反応が起こりにくくなる面があり、木材保存剤の浸潤領域を明瞭に呈色させることが困難になる場合があった。そのため、保存処理された木材等の木材保存剤の浸潤領域に含まれる亜鉛を呈色させる場合、木材が持つ化学的な性質の影響によって浸潤領域が正しく呈色されない場合があった。
【0009】
本発明は、上記のような問題点に着目し、木材又は木質材料中の亜鉛を確実に呈色させることのできる呈色方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、上記の課題を解決する手段を種々検討したところ、亜鉛を含む木材保存剤で保存処理後の木材等に呈色試薬を塗布する前に、木材等の表面のpHが5以上になるように表面のpHを調節することによって、この調節をしない場合には発色しない条件であっても、亜鉛が呈色試薬と反応して発色することを見出した。
(【0011】以降は省略されています)
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