TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025088422
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023203113
出願日
2023-11-30
発明の名称
ドハティ増幅回路および半導体装置
出願人
住友電工デバイス・イノベーション株式会社
代理人
弁理士法人片山特許事務所
主分類
H03F
1/02 20060101AFI20250604BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】小型化可能なドハティ増幅回路を提供する。
【解決手段】ドハティ増幅回路は、入力された入力信号を第1信号と第2信号に分配する分配器と、回路基板55と、前記回路基板上に設けられ、前記第1信号を増幅し、増幅した信号を第4信号として出力する第1アンプと、前記回路基板上に設けられ、前記第2信号を増幅し、増幅した信号を第5信号として出力する第2アンプと、前記第4信号と前記第5信号とを合成し、合成した信号を出力信号として出力端子に出力する合成ノードと、前記回路基板上に設けられ、前記分配器と前記第1アンプとの間の経路に端が電気的に接続されたオープンスタブと、前記回路基板上に設けられ、第1端が前記第2アンプに電気的に接続され、第2端が前記合成ノードに電気的に接続された第1インピーダンス変換器と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
入力された入力信号を第1信号と第2信号に分配する分配器と、
回路基板と、
前記回路基板上に設けられ、前記第1信号を増幅し、増幅した信号を第4信号として出力する第1アンプと、
前記回路基板上に設けられ、前記第2信号を増幅し、増幅した信号を第5信号として出力する第2アンプと、
前記第4信号と前記第5信号とを合成し、合成した信号を出力信号として出力端子に出力する合成ノードと、
前記回路基板上に設けられ、前記分配器と前記第1アンプとの間の経路に端が電気的に接続されたオープンスタブと、
前記回路基板上に設けられ、第1端が前記第2アンプに電気的に接続され、第2端が前記合成ノードに電気的に接続された第1インピーダンス変換器と、
を備えるドハティ増幅回路。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記回路基板上に設けられ、第3信号を増幅し、増幅した信号を第6信号として出力する第3アンプと、
前記回路基板上に設けられ、第1端が前記第3アンプに電気的に接続され、第2端が前記合成ノードに電気的に接続された第2インピーダンス変換器と、
を備え、
前記分配器は、前記入力信号を前記第1信号、前記第2信号および前記第3信号に分配し、
前記合成ノードは、前記第4信号、前記第5信号および前記第6信号を合成し、合成した信号を前記出力信号として前記出力端子に出力する請求項1に記載のドハティ増幅回路。
【請求項3】
前記第1アンプと前記合成ノードとの間にインピーダンス変換器は設けられていない請求項1または請求項2に記載のドハティ増幅回路。
【請求項4】
前記第1アンプは、メインアンプであり、前記第2アンプは、ピークアンプである請求項1または請求項2に記載のドハティ増幅回路。
【請求項5】
前記第1アンプおよび前記第2アンプは、第1方向に配列されており、
前記第1インピーダンス変換器は、前記第1アンプの第1方向に交差する第2方向に設けられ、
前記オープンスタブは、前記第1アンプの前記第1方向に設けられている請求項1または請求項2に記載のドハティ増幅回路。
【請求項6】
前記第1アンプおよび前記第2アンプが搭載され、前記回路基板上に実装されたパッケージを備え、
前記オープンスタブおよび前記第1インピーダンス変換器は、前記パッケージには搭載されていない請求項1または請求項2に記載のドハティ増幅回路。
【請求項7】
前記第1インピーダンス変換器は、動作帯域の中心周波数に対し1/4波長線路であり、前記オープンスタブは、動作帯域の中心周波数に対し1/8波長線路である請求項1または請求項2に記載のドハティ増幅回路。
【請求項8】
入力された入力信号が分配された第1信号が入力する第1入力端子と、
前記入力信号が分配された第2信号が入力する第2入力端子と、
前記第1信号を増幅し、増幅した信号を第4信号として出力する第1アンプと、
前記第2信号を増幅し、増幅した信号を第5信号として出力する第2アンプと、
前記第4信号が出力される第1出力端子と、
前記第5信号が出力される第2出力端子と、
前記第1入力端子と前記第1アンプとの間の線路に接続され、前記第1信号の位相を調整するためのオープンスタブが接続可能な端子と、
を備えるドハティ増幅回路用の半導体装置。
【請求項9】
前記入力信号が分配された第3信号が入力する第3入力端子と、
前記第3信号を増幅し、増幅した信号を第6信号として出力する第3アンプと、
前記第6信号が出力される第3出力端子と、
を備える請求項8に記載の半導体装置。
【請求項10】
第1方向に配列された前記第1アンプおよび前記第2アンプを搭載するパッケージを備え、
前記第1入力端子および前記第2入力端子は、前記パッケージの前記第1方向に交差する第2方向において対向する第1辺および第2辺のうち前記第1辺に設けられ、
前記第1出力端子および前記第2出力端子は、前記パッケージの前記第2辺に設けられ、
前記端子は、前記第1辺および前記第2辺を接続する第3辺に設けられ、前記第1アンプは、前記第2アンプより前記第3辺に近い請求項8または請求項9に記載の半導体装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドハティ増幅回路および半導体装置に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
メインアンプと2個以上のピークアンプを用いたN(Nは2以上)-wayドハティ増幅回路が知られている(例えば特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第8022760号明細書
米国特許第10601375号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ドハティ増幅回路では、メインアンプおよびピークアンプのいずれかのアンプの後段にインピーダンス変換器を設ける。インピーダンス変換器による位相遅れを調整するため、メインアンプおよびピークアンプのいずれかのアンプの前段に位相調整器を設ける。このため、大型化してしまう。
【0005】
本開示は、小型化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態は、入力された入力信号を第1信号と第2信号に分配する分配器と、回路基板と、前記回路基板上に設けられ、前記第1信号を増幅し、増幅した信号を第4信号として出力する第1アンプと、前記回路基板上に設けられ、前記第2信号を増幅し、増幅した信号を第5信号として出力する第2アンプと、前記第4信号と前記第5信号とを合成し、合成した信号を出力信号として出力端子に出力する合成ノードと、前記回路基板上に設けられ、前記分配器と前記第1アンプとの間の経路に端が電気的に接続されたオープンスタブと、前記回路基板上に設けられ、第1端が前記第2アンプに電気的に接続され、第2端が前記合成ノードに電気的に接続された第1インピーダンス変換器と、を備えるドハティ増幅回路である。
【0007】
本開示の一実施形態は、入力された入力信号が分配された第1信号が入力する第1入力端子と、前記入力信号が分配された第2信号が入力する第2入力端子と、前記第1信号を増幅し、増幅した信号を第4信号として出力する第1アンプと、前記第2信号を増幅し、増幅した信号を第5信号として出力する第2アンプと、前記第4信号が出力される第1出力端子と、前記第5信号が出力される第2出力端子と、前記第1入力端子と前記第1アンプとの間の線路に接続され、前記第1信号の位相を調整するためのオープンスタブが接続可能な端子と、を備えるドハティ増幅回路用の半導体装置である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施例1に係るドハティ増幅回路のブロック図である。
図2は、実施例1における半導体装置の平面図である。
図3は、実施例1における回路基板の平面図である。
図4は、実施例1におけるPoutに対する確率、Pinに対する各アンプのPout、Pinに対する各アンプの利得、Pinに対する全体の利得を示す模式図である。
図5は、比較例1におけるドハティ増幅回路のブロック図である。
図6は、比較例1における半導体装置の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本開示の一実施形態は、入力された入力信号を第1信号と第2信号に分配する分配器と、回路基板と、前記回路基板上に設けられ、前記第1信号を増幅し、増幅した信号を第4信号として出力する第1アンプと、前記回路基板上に設けられ、前記第2信号を増幅し、増幅した信号を第5信号として出力する第2アンプと、前記第4信号と前記第5信号とを合成し、合成した信号を出力信号として出力端子に出力する合成ノードと、前記回路基板上に設けられ、前記分配器と前記第1アンプとの間の経路に端が電気的に接続されたオープンスタブと、前記回路基板上に設けられ、第1端が前記第2アンプに電気的に接続され、第2端が前記合成ノードに電気的に接続された第1インピーダンス変換器と、を備えるドハティ増幅回路である。これにより、オープンスタブを短くできるため、小型化できる。
(2)上記(1)において、前記回路基板上に設けられ、第3信号を増幅し、増幅した信号を第6信号として出力する第3アンプと、前記回路基板上に設けられ、第1端が前記第3アンプに電気的に接続され、第2端が前記合成ノードに電気的に接続された第2インピーダンス変換器と、を備え、前記分配器は、前記入力信号を前記第1信号、前記第2信号および前記第3信号に分配し、前記合成ノードは、前記第4信号、前記第5信号および前記第6信号を合成し、合成した信号を前記出力信号として前記出力端子に出力してもよい。これにより、小型化できる。
(3)上記(1)または(2)において、前記第1アンプと前記合成ノードとの間にインピーダンス変換器は設けられていなくてもよい。これにより、合成ノードにおける位相を揃えることができる。
(4)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、前記第1アンプは、メインアンプであり、前記第2アンプは、ピークアンプであってもよい。これにより、広帯域化することができる。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、前記第1アンプおよび前記第2アンプは、第1方向に配列されており、前記第1インピーダンス変換器は、前記第1アンプの第1方向に交差する第2方向に設けられ、前記オープンスタブは、前記第1アンプの前記第1方向に設けられていてもよい。これにより、回路基板の第2方向における幅を小さくできる。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、前記第1アンプおよび前記第2アンプが搭載され、前記回路基板上に実装されたパッケージを備え、前記オープンスタブおよび前記第1インピーダンス変換器は、前記パッケージには搭載されていなくてもよい。これにより、第1アンプ、第2アンプ、オープンスタブおよび第1インピーダンス変換器を回路基板に設けることができる。
(7)上記(1)から(6)のいずれかにおいて、前記第1インピーダンス変換器は、動作帯域の中心周波数に対し1/4波長線路であり、前記オープンスタブは、動作帯域の中心周波数に対し1/8波長線路であってもよい。これにより、合成ノードにおける第4信号と第5信号との位相を揃えることができる。
(8)本開示の一実施形態は、入力された入力信号が分配された第1信号が入力する第1入力端子と、前記入力信号が分配された第2信号が入力する第2入力端子と、前記第1信号を増幅し、増幅した信号を第4信号として出力する第1アンプと、前記第2信号を増幅し、増幅した信号を第5信号として出力する第2アンプと、前記第4信号が出力される第1出力端子と、前記第5信号が出力される第2出力端子と、前記第1入力端子と前記第1アンプとの間の線路に接続され、前記第1信号の位相を調整するためのオープンスタブが接続可能な端子と、を備えるドハティ増幅回路用の半導体装置である。これにより、小型化できる。
(9)上記(8)において、前記入力信号が分配された第3信号が入力する第3入力端子と、前記第3信号を増幅し、増幅した信号を第6信号として出力する第3アンプと、前記第6信号が出力される第3出力端子と、を備えてもよい。これにより、小型化できる。
(10)上記(8)または(9)において、第1方向に配列された前記第1アンプおよび前記第2アンプを搭載するパッケージを備え、前記第1入力端子および前記第2入力端子は、前記パッケージの前記第1方向に交差する第2方向において対向する第1辺および第2辺のうち前記第1辺に設けられ、前記第1出力端子および前記第2出力端子は、前記パッケージの前記第2辺に設けられ、前記端子は、前記第1辺および前記第2辺を接続する第3辺に設けられ、前記第1アンプは、前記第2アンプより前記第3辺に近くてもよい。これにより、第1入力端子と第1アンプとの間の経路とオープンスタブとの間の電気長を短くできる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
電子式音響装置
22日前
株式会社大真空
音叉型圧電振動片
25日前
株式会社大真空
音叉型圧電振動片
25日前
日本電波工業株式会社
ウェハ
22日前
日本電波工業株式会社
ウェハ
22日前
日本電波工業株式会社
ウェハ
22日前
台灣晶技股ふん有限公司
共振器
14日前
太陽誘電株式会社
弾性波デバイス
7日前
株式会社大真空
音叉型圧電振動デバイス
25日前
太陽誘電株式会社
マルチプレクサ
12日前
株式会社コルグ
電源装置
22日前
ローム株式会社
半導体集積回路
19日前
矢崎総業株式会社
故障検出装置
1か月前
株式会社ダイフク
搬送設備
14日前
株式会社村田製作所
マルチプレクサ
11日前
三菱電機株式会社
半導体素子駆動装置
27日前
セイコーエプソン株式会社
回路装置
6日前
オムロン株式会社
ソリッドステートリレー
11日前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
8日前
住友電気工業株式会社
増幅回路
5日前
ローム株式会社
半導体装置
6日前
住友電気工業株式会社
増幅回路
5日前
ローム株式会社
AD変換装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
振動デバイス
14日前
ローム株式会社
スイッチ回路
1か月前
住友電気工業株式会社
増幅回路
12日前
ローム株式会社
スイッチ回路
1か月前
ローム株式会社
AD変換回路
11日前
ローム株式会社
発振回路
1か月前
ミツミ電機株式会社
半導体集積回路及び電子機器
26日前
株式会社島津製作所
光電変換装置
25日前
日本電波工業株式会社
増幅装置
1か月前
日本電波工業株式会社
増幅装置
7日前
三菱電機株式会社
信号伝達回路および電力変換装置
1か月前
ローム株式会社
水晶発振回路
26日前
株式会社村田製作所
電力増幅回路
1か月前
続きを見る
他の特許を見る