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公開番号2025087490
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023202185
出願日2023-11-29
発明の名称ポリアミド樹脂、ポリアミド樹脂の製造方法、ポリアミドフィルム及びフレキシブルディスプレイ
出願人太陽ホールディングス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08G 69/26 20060101AFI20250603BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】製造コストを抑えつつ、良好な機械特性を有するフィルムを製造できるポリアミド樹脂を提供することを課題とする。
【解決手段】式(1)で示される構造単位及び式(2)で示される構造単位を含む、ポリアミド樹脂。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で示される構造単位及び下記式(2)で示される構造単位を含む、ポリアミド樹脂。
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2025087490000018.tif
49
168
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2025087490000019.tif
52
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続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
さらに式(3)で示される構造単位を含む、請求項1に記載のポリアミド樹脂。
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2025087490000020.tif
37
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【請求項3】
前記式(2)で示される構造単位と前記式(3)で示される構造単位の全モル数に対する前記式(2)で示される構造単位のモル数の割合が、10~90モル%である、請求項2に記載のポリアミド樹脂。
【請求項4】
前記式(2)で示される構造単位と前記式(3)で示される構造単位の全モル数に対する前記式(2)で示される構造単位のモル数の割合が、30~90モル%である、請求項3に記載のポリアミド樹脂。
【請求項5】
数平均分子量が5,000以上200,000以下である、請求項1に記載のポリアミド樹脂。
【請求項6】
ジアミンとジカルボン酸ジクロリドを反応させることを含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のポリアミド樹脂の製造方法であって、
前記ジアミンが、下記式(1A)で示される芳香族ジアミンを含み、
前記ジカルボン酸ジクロリドが、下記式(2A)で示される芳香族ジカルボン酸ジクロリドを含む、
ポリアミド樹脂の製造方法。
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2025087490000021.tif
47
164
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2025087490000022.tif
42
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【請求項7】
前記ジカルボン酸ジクロリドが、下記式(3A)で示される芳香族ジカルボン酸ジクロリドをさらに含む、請求項6に記載のポリアミド樹脂の製造方法。
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2025087490000023.tif
31
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【請求項8】
請求項1~5のいずれか一項に記載のポリアミド樹脂を含む、ポリアミドフィルム。
【請求項9】
請求項8に記載のフィルムを備えた、フレキシブルディスプレイ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリアミド樹脂、ポリアミド樹脂の製造方法、ポリアミド樹脂を含むポリアミドフィルム、及びポリアミドフィルムを備えるフレキシブルディスプレイに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置、有機EL表示装置等の表示装置用部材は、携帯電話やタブレットといった種々の用途で広く活用されている。従来、このような表示装置の前面板としてはガラスが用いられてきた。しかし、ガラスは透明度が高く、種類によっては高硬度を発現できる反面、非常に剛直であり、割れやすいため、曲げたり、折り畳んだりされるフレキシブルディスプレイの前面板材料としての利用は難しい。
そのため、ガラスに代わる材料として高分子材料を活用したフィルムが検討されている。高分子材料を含むフィルムはフレキシブル特性を発現し易いため、フレキシブルディスプレイ等の種々の用途に用いることが期待される。
【0003】
従来、フレキシブルディスプレイでは、指触やタッチペンによる操作、さらにはディスプレイを折り畳んだ状態で長時間保持する場合に、ディスプレイ表面に圧迫痕や屈曲痕が生じることがあった。そのため、かかるフレキシブルディスプレイ用のフィルムとしては、高い柔軟性(破断伸度)に加え、高い機械強度(弾性率や最大強度)を併せ持つこと、すなわち機械特性に優れることが求められており、加えて、透明性等の光学的特性に優れることも求められている。このような要求に対し、従来、ポリイミド樹脂を含むフィルム等が検討され、提案されている。
【0004】
例えば、下記特許文献1では、機械的特性(機械強度)、耐熱性、及び透明性に優れ、更に残留応力の低減が達成されるフィルムの形成が可能なポリアミド-イミド樹脂を適用することを目的として、テトラカルボン酸二無水物に由来する構成単位A、ジアミンに由来する構成単位B、及び芳香族ジカルボン酸ジクロリドに由来する構成単位Cを有するポリアミド-イミド樹脂が開示されている。
【0005】
また、下記特許文献2では、透明性に優れ、溶媒に耐性を有する芳香族ポリアミドを提供することを目的として、後述の式(1)で示される構造単位を有し、FT-IRのATR測定による吸光度の値の比が、1630cm
-1
/1660cm
-1
=0.4以上、1.0以下を満たす、芳香族ポリアミドフィルムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2019/216151号
特開2019-1853号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1のようなイミド構造単位を有する樹脂フィルムにおいては、イミド化工程が必要であるため、製造工程が煩雑になり、製造コストも増加する。そのため、製造コストを低減し、簡易な製造工程で製造でき、良好な特性を有するフィルムが求められている。
また、特許文献2では、ポリアミド樹脂が提案されているが、該ポリアミド樹脂は透明性に優れる一方で、機械特性に関しては改良の余地があった。
【0008】
そこで、本発明は、上記従来技術の問題を解決し、製造コストを抑えつつ、良好な機械特性を有するフィルムを製造できるポリアミド樹脂を提供することを課題とする。
また、本発明は、かかるポリアミド樹脂の製造方法、かかるポリアミド樹脂を含むポリアミドフィルム、及び該ポリアミドフィルムを備えるフレキシブルディスプレイを提供することをさらなる課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、ポリアミド樹脂が、後述する式(1)で示される構造単位及び式(2)で示される構造単位を含むことによって、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
【0010】
上記課題を解決する本発明の要旨構成は、以下のとおりである。
(【0011】以降は省略されています)

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