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公開番号
2025086597
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-09
出願番号
2023200686
出願日
2023-11-28
発明の名称
樹脂組成物及びその製造方法
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
29/04 20060101AFI20250602BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】透明性に優れた樹脂組成物を提供するとともに、樹脂組成物の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】エチレン-ビニルアルコール系共重合体(A)及び無機層状化合物(B)を含有する樹脂組成物であって、下記測定方法により測定される内部ヘイズが15%以下である、樹脂組成物。
測定方法:前記内部ヘイズは、前記樹脂組成物からなる厚み30μmのフィルムを、JIS K7136に準拠して測定される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
エチレン-ビニルアルコール系共重合体(A)及び無機層状化合物(B)を含有する樹脂組成物であって、下記測定方法により測定される内部ヘイズが15%以下である、樹脂組成物。
測定方法:前記内部ヘイズは、前記樹脂組成物からなる厚み30μmのフィルムを、JIS K7136に準拠して測定される。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記無機層状化合物(B)がカオリン鉱物である、請求項1記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記樹脂組成物に金属化合物(C)をさらに含有する、請求項1記載の樹脂組成物。
【請求項4】
前記金属化合物(C)がアルカリ土類金属塩である、請求項3記載の樹脂組成物。
【請求項5】
前記金属化合物(C)が炭酸塩である、請求項3記載の樹脂組成物。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の樹脂組成物を製造する方法であって、
前記エチレン-ビニルアルコール系共重合体(A)と無機層状化合物(B)の水分散液とを押出機で混合する工程を含み、前記押出機の分散液圧入部付近のバレル温度が、分散液圧入部付近以外のバレル温度よりも低い、樹脂組成物の製造方法。
【請求項7】
前記分散液圧入部付近のバレル温度が、バレル内最大温度よりも80℃以上低い、請求項6記載の樹脂組成物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エチレン-ビニルアルコール系共重合体(以下、「EVOH」と称することがある)と無機層状化合物とを含有する樹脂組成物、及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、透明性に優れる樹脂組成物及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
EVOHは、透明性、帯電防止性、耐久性、耐溶剤性、ガスバリア性、保香性等に優れており、また、溶融成形可能な熱可塑性樹脂であり、食品包装等、種々の包装材料用途に用いられている。
【0003】
かかるEVOHに、無機化合物を配合することで、各種特性を改善されることが知られており、EVOHと無機化合物とを含有する樹脂組成物の生産性及び加工性を良好にさせる方法が検討されている。
【0004】
例えば、特許文献1では、押出機に含水率が5質量%未満のEVOHを導入して、前記押出機内で、温度230℃にてEVOHを溶融状態にした後、無機化合物の水分散液を配合して、押出機のスクリュー式サイドフィーダーを駆動しながら溶融混練することによって、サイドフィーダーからの樹脂組成物の漏出を抑制しながら水蒸気を排出し、含水率が5質量%未満で、結晶化度が36%以上である樹脂組成物を得る方法が提案されている。
【0005】
特許文献2では、押出機にEVOH及び炭酸塩を導入し、前記押出機内で、温度230℃にてEVOHを溶融状態にした後、無機層状化合物の水分散液を配合して、混練することによって、樹脂組成物を得る方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2016/088862号
国際公開第2018/164146号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、EVOHと無機層状化合物とを含有する樹脂組成物は、成形後のフィルムにおける透明性が劣る(ヘイズが上昇する)傾向がある。そのため、特許文献1、2に記載のEVOHと無機化合物とを含む樹脂組成物の透明性には改善の余地があった。
【0008】
そこで、このような背景下において、本発明では、透明性に優れたEVOHと無機層状化合物とを含有する樹脂組成物を提供するとともに、樹脂組成物の製造方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
しかるに本発明者は、かかる事情に鑑み鋭意研究を重ねた結果、EVOHと無機層状化合物とを含有する樹脂組成物の製造過程において、押出機の分散液圧入部付近のバレル温度のみを下げることにより、樹脂組成物の透明性を改善できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち、本発明は、以下の態様を有する。
[1] エチレン-ビニルアルコール系共重合体(A)及び無機層状化合物(B)を含有する樹脂組成物であって、下記測定方法により測定される内部ヘイズが15%以下である、樹脂組成物。
測定方法:前記内部ヘイズは、前記樹脂組成物からなる厚み30μmのフィルムを、JIS K7136に準拠して測定される。
[2] 前記無機層状化合物(B)がカオリン鉱物である、[1]記載の樹脂組成物。
[3] 前記樹脂組成物に金属化合物(C)をさらに含有する、[1]又は[2]記載の樹脂組成物。
[4] 前記金属化合物(C)がアルカリ土類金属塩である、[3]記載の樹脂組成物。
[5] 前記金属化合物(C)が炭酸塩である、[3]又は[4]記載の樹脂組成物。
[6] [1]~[5]のいずれかに記載の樹脂組成物を製造する方法であって、
前記エチレン-ビニルアルコール系共重合体(A)と無機層状化合物(B)の水分散液とを押出機で混合する工程を含み、前記押出機の分散液圧入部付近のバレル温度が、分散液圧入部付近以外のバレル温度よりも低い、樹脂組成物の製造方法。
[7] 前記分散液圧入部付近のバレル温度が、バレル内最大温度よりも80℃以上低い、[6]記載の樹脂組成物の製造方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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