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公開番号2025086456
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200426
出願日2023-11-28
発明の名称開閉装置設置構造及びその製造方法
出願人文化シヤッター株式会社
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類E06B 9/17 20060101AFI20250602BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】 設置作業性を向上する。
【解決手段】 左右のガイドレール20に沿って開閉体10を閉鎖動作させる開閉装置1を、両側の不動部位間に固定するようにした開閉装置設置構造において、両側の前記不動部位間に設けられる基枠2であって開閉装置1が固定される基枠2と、操作されることで基枠2から開閉体幅方向外側へ突出して対向する前記不動部位に圧接される圧接具3とを具備している。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
左右のガイドレールに沿って開閉体を閉鎖動作させる開閉装置を、両側の不動部位間に固定するようにした開閉装置設置構造において、
両側の前記不動部位間に設けられる基枠であって前記開閉装置が固定される基枠と、操作されることで前記基枠から開閉体幅方向外側へ突出して対向する前記不動部位に圧接される圧接具とを具備していることを特徴とする開閉装置設置構造。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記圧接具は、開閉体幅方向へ中心軸を沿わせたナット状部材と、先端側を開閉体幅方向外側へ向けて前記ナット状部材に螺合したボルト状部材とを具備し、前記ボルト状部材が回転操作されることで対向する前記不動部位に圧接されることを特徴とする請求項1記載の開閉装置設置構造。
【請求項3】
左右方向に間隔を置いた縦枠部と、これら左右の縦枠部を連結して一体化する連結部とを具備することを特徴とする請求項1記載の開閉装置設置構造。
【請求項4】
左右の前記ガイドレールが、それぞれ、前記左右の縦枠部に固定されていることを特徴とする請求項3記載の開閉装置設置構造。
【請求項5】
前記縦枠部の周囲に略密閉された空気層が確保されていることを特徴とする請求項3記載の開閉装置設置構造。
【請求項6】
前記開閉装置は、前記開閉体を開放方向側で収納する収納部を備え、この収納部を前記基枠に固定していることを特徴とする請求項3記載の開閉装置設置構造。
【請求項7】
前記圧接具が、少なくとも一方の前記縦枠部に設けられていることを特徴とする請求項3記載の開閉装置設置構造。
【請求項8】
前記圧接具を開閉体幅方向外側から受けるように、この圧接具に対向する前記不動部位に、硬質の受け部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の開閉装置設置構造。
【請求項9】
両側の前記不動部位が木造壁であり、前記基枠が硬質金属材料により形成されていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置設置構造。
【請求項10】
両側の前記不動部位の間に前記基枠を設ける工程と、前記圧接具を対向する前記不動部位に圧接する工程とを含むことを特徴とする請求項1~9何れか1項記載の開閉装置設置構造の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガイドレールに沿って開閉体を閉鎖動作させる開閉装置を固定するための開閉装置設置構造及びその製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
一般的なシャッター装置は、空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体と、この開閉体を上下方向へ案内するガイドレールと、この開閉体をその開放方向側で収納する収納部(シャッターボックス)とを具備している。
ところで、近年では、大型の建物躯体を木材により構成し、その木造躯体に対し重量シャッター等の大型のシャッター装置が設置される場合がある。
このような場合、収納部が比較的高重量であるため、この収納部を支持する木造躯体の強度や、ビス等による止着部分の強度が不足するおそれがある。
そこで、例えば鉄骨製等の頑強な支持体(下地部材)を木造躯体に固定して、木造躯体を補強するとともに、この支持体に対し収納部を止着するようにした従来技術がある(特許文献1参照)。
この従来技術では、木造躯体における天井側の垂れ下がり部分(例えば、下り天井や梁等)に対し、その正面側から前記支持体を重ね合わせネジで止着し、この支持体に対し収納部を固定している(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-031930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来技術によれば、その止着作業に時間がかかる上、木造躯体をネジで傷つけてしまうおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このような課題に鑑みて、本発明の一つは、以下の構成を具備するものである。
左右のガイドレールに沿って開閉体を閉鎖動作させる開閉装置を、両側の不動部位間に固定するようにした開閉装置設置構造において、両側の前記不動部位間に設けられる基枠であって前記開閉装置が固定される基枠と、操作されることで前記基枠から開閉体幅方向外側へ突出して対向する前記不動部位に圧接される圧接具とを具備していることを特徴とする開閉装置設置構造。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、以上説明したように構成されているので、開閉装置の設置作業性を向上することができる上、設置作業による躯体の損傷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明に係る開閉装置設置構造の一例を示す正面図である。
図1における(II)-(II)線に沿う縦断面図である。
図1における(III)-(III)線に沿う横断面図である。
同開閉装置設置構造における基枠の取付部分を示す正面図である。
発明に係る開閉装置設置構造の他例について基枠の取付部分を示す正面図である。
本発明に係る開閉装置設置構造の他例を示す要部横断面図である。
本発明に係る開閉装置設置構造の他例を示す要部横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
次に、本発明に係る実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
本明細書中、「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、「開閉体幅方向外側」とは、前記開閉体幅方向に沿って外側へ向かう方向側を意味し、「開閉体幅方向内側」とは、前記開閉体幅方向に沿って内側へ向かう方向側を意味する。例えば、右側のガイドレールを基準にして開閉体幅方向外側は、このガイドレールよりも右側を意味し、同ガイドレールを基準にして開閉体幅方向内側とは、このガイドレールよりも左側を意味する。
【0009】
図1に示す開閉装置設置構造Aは、左右のガイドレール20,20に沿って開閉体を閉鎖動作させる開閉装置1を、基枠2及び圧接具3等(図4参照)によって、両側の木造壁x1,x1(不動部位)間に固定している。
【0010】
開閉装置1は、空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体10と、開閉体10を閉鎖方向及び開放方向へ案内する左右のガイドレール20,20と、開閉体10をその上方側で閉鎖方向へ繰り出したり開放方向へ収納したりする収納部30とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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