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公開番号2025086440
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200396
出願日2023-11-28
発明の名称案内部材、電気機器及び電気機器の組み立て方法
出願人株式会社明電舎
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H05K 5/03 20060101AFI20250602BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】電気機器のケースにカバーを取り付ける際のケースに対するカバーの取り付け方向のずれを解消して電気機器の組み立て作業性を向上させること。
【解決手段】案内治具1は、電気機器の金属製のケース3への樹脂製のカバー4の取り付け作業時にケース3の開口縁部31に装着される枠体10からなる。枠体10は、挿入部11、案内部12及び目視確認部13を有する。挿入部11には前記装着時にケース本体部31が挿入される。案内部12は前記取り付け作業時にカバー4の周縁部41を開口縁部31に案内する。案内部12は当接面121と傾斜面122を有する。挿入部11にケース本体部30が挿入されると、開口縁部31は当接面121と当接する。傾斜面122は周縁部41を開口縁部31の外側から周縁部41に向けて案内する。目視確認部13は枠体10の辺部に沿って周縁部41と開口縁部31との嵌合状態を目視確認可能とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電気機器の金属製のケースへの樹脂製のカバーの取り付け作業時に当該カバーを当該ケースに案内する案内部材であって、
前記取り付け作業時に前記ケースの開口縁部に装着される枠体からなり、
前記枠体は、
前記装着時にケース本体部が挿入される挿入部と、
前記カバーの周縁部を前記開口縁部に案内する案内部と、
前記周縁部と前記開口縁部との嵌合状態を目視確認可能な目視確認部と、
を有し、
前記案内部は、
前記挿入部に挿入された前記開口縁部と当接する当接面と、
前記周縁部を前記開口縁部の外側から当該開口縁部に向けて案内する傾斜面と、
を有すること
を特徴とする案内部材。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
電気部品を収容する金属製のケースと、
このケースを密閉する樹脂製のカバーと、
を有し、
前記カバーは、前記ケースへの当該カバーの取り付け作業時に請求項1に記載の案内部材により当該ケースの開口縁部に案内される周縁部を有すること
を特徴とする電気機器。
【請求項3】
前記開口縁部には、前記周縁部の凸部と嵌合可能な溝部が形成され、
前記溝部と前記凸部との間には、シール部材が備えられ、
前記周縁部は、締結具により前記開口縁部と締結されること
を特徴とする請求項2に記載の電気機器。
【請求項4】
請求項1に記載の案内部材を用いた電気機器の組み立て方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インバータ装置や電源装置に例示される電気機器のケースへのカバーの取り付け作業時に当該カバーを当該ケースに案内する案内部材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電気機器の防水構造のユニットの先行技術として、例えば特許文献1に開示の電気機器の電子回路基板を収容するケースがある。前記ケースは、前記電子回路基板を収容する金属製のケース本体と、このケース本体を密閉する樹脂製のカバーからなる。前記ケース本体の周縁には前記カバーの周縁の凸部と嵌合する溝部が形成される。前記溝部と前記凸部には接着剤が充填されることで前記収容ケースの密閉構造が確保される。
【0003】
前記接着剤は例えば特許文献2に開示の光硬化型シリコーン組成物やシリコーンゲルから成るシール材と併用させることで当該接着剤の圧縮量が高まり前記収容ケースの密閉性が向上する。また、前記接着剤に代えて例えば特許文献3に開示のゴム製のOリングやガスケットを前記シール材と併用しても特許文献2の密閉構造と同等の効果が得られる。
【0004】
例えば、図6,7に示した電気機器2は、特許文献1-3の密閉構造のように発熱部品の放熱のために当該部品を収容したアルミ製のケース3の開口縁部31における溝部32にOリング5を介してカバー4の周縁部41における凸部42が嵌め込まれる。カバー4の周縁部41は締結具6によりケース3の開口縁部31に固定される。ケース3はアルミ製以外の金属製のベースに代替可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-332699号公報
特開2021-174882号公報
特開2006-134904号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の密閉構造は、カバー4の凸部42がケース3の溝部32に嵌め込まれる構造となっており、カバー4の変形が大きい場合、カバー4の寸法公差により凸部42が溝部32と嵌り合わないことがある。
【0007】
特に、Oリング5を用いた場合、防水を確保するためにOリング5のつぶし率や充填率が定まるので、溝部32の深さや凸部42の高さまたはその幅を大きく設定できない。したがって、カバー4が変形すると電気機器2の組立時に凸部42を溝部32に嵌め合わせることができない。このことから、例えば図8,9に示したようにケース3の開口縁部31の外側及び内側に案内部33を設けて凸部42が溝部32の外側や内側にずれないようにする必要がある。
【0008】
しかしながら、ケース3に案内部33を設けた場合、案内部33の分だけ電気機器2の寸法が大きくなる。ケース3の大型化を避けるためにケース3の内部側のみに案内部33を設けることは、凸部42の外側のずれには対応できない。この場合、ケース3へのカバー4の取り付け作業時に凸部42と溝部32との嵌合状態を目視確認した後、さらに締結具6を仮締めした後に本締めを行う必要がある。また、ケース3に対するカバー4の取り付け方向が斜めとなり凸部42と溝部32とが嵌り合わない場合、前記取付け作業のやり直しが必要となり、組立工数が増す。さらに、溝部32と凸部42とが嵌合していない状態で誤って前記本締めを行うとカバー4が破損する恐れもある。
【0009】
本発明は、以上のことを鑑み、電気機器のケースにカバーを取り付ける際のケースに対するカバーの取り付け方向のずれを解消して電気機器の組み立て作業性を向上させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
そこで、本発明の一態様は、電気機器の金属製のケースへの樹脂製のカバーが取り付け作業時に当該カバーを当該ケースに案内する案内部材であって、前記取り付け作業時に前記ケースの開口縁部に装着される枠体からなり、前記枠体は、前記装着時にケース本体部が挿入される挿入部と、前記カバーの周縁部を前記開口縁部に案内する案内部と、前記周縁部と前記開口縁部との嵌合状態を目視確認可能な目視確認部を有し、前記案内部は、前記挿入部に挿入された前記開口縁部と当接する当接面と、前記周縁部を前記開口縁部の外側から当該開口縁部に向けて案内する傾斜面を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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