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公開番号2025084649
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2024003375
出願日2024-01-12
発明の名称車両内装システム
出願人テイ・エステック株式会社
代理人個人,個人
主分類G06F 3/01 20060101AFI20250527BHJP(計算;計数)
要約【課題】娯楽性を高めることができる車両内装システムを提供することを目的とする。
【解決手段】車両内装システム1は、通電により作動する第1電動デバイス(モニタM)と、通電により作動する第2電動デバイス(電動スライド機構50)と、第1電動デバイスを作動させるための操作部20と、操作部20からの操作指令に基づいて第1電動デバイスを第1動作で作動させる制御部100と、操作部20を操作しようとするユーザの動作を検知する動作検知部(カメラ30)を備える。制御部100は、動作検知部から取得した情報に基づいて、操作部20へのユーザの操作意思があるか否かを判定可能であり、操作意思があると判定した場合に、第2電動デバイスを作動させる悪戯処理を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
通電により作動する第１電動デバイスと、
通電により作動する第２電動デバイスと、
前記第１電動デバイスを作動させるための操作部と、
前記操作部からの操作指令に基づいて前記第１電動デバイスを第１動作で作動させる制御部と、
前記操作部を操作しようとするユーザの動作を検知する動作検知部と、を備え、
前記制御部は、
前記動作検知部から取得した情報に基づいて、前記操作部へのユーザの操作意思があるか否かを判定可能であり、
前記操作意思があると判定した場合に、前記第１電動デバイスを前記第１動作とは異なる第２動作で作動させる、または、前記第２電動デバイスを作動させる悪戯処理を実行することを特徴とする車両内装システム。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記動作検知部は、ユーザの視線を検知可能であり、
前記制御部は、前記動作検知部から取得した情報に基づいて、ユーザの視線が前記操作部に所定時間向いていると判定した場合に、前記操作意思があると判定することを特徴とする請求項１に記載の車両内装システム。
【請求項３】
前記動作検知部は、ユーザの手の位置を検知可能であり、
前記制御部は、前記動作検知部から取得した情報に基づいて、ユーザの手が前記操作部に近づいたと判定した場合に、前記操作意思があると判定することを特徴とする請求項１に記載の車両内装システム。
【請求項４】
ユーザが着座可能なシートを備え、
前記第２電動デバイスは、前記シートの少なくとも一部を移動させるデバイスであり、
前記シートの少なくとも一部は、
第１位置と、
前後方向において前記第１位置よりも前記操作部から離れた第２位置、または、前後方向に直交する方向において前記第１位置とは異なる第２位置と、の間で移動可能であり、
前記制御部は、前記悪戯処理において、前記第２電動デバイスを作動させて、前記シートの少なくとも一部を、前記第１位置から前記第２位置に移動させることを特徴とする請求項１に記載の車両内装システム。
【請求項５】
前記第２位置は、前後方向において、前記第１位置よりも前記操作部から離れていることを特徴とする請求項４に記載の車両内装システム。
【請求項６】
ユーザが着座可能なシートを備え、
前記第２電動デバイスは、前記操作部を移動させるデバイスであり、
前記操作部は、
第３位置と、
前後方向において前記第３位置よりも前記シートから離れた第４位置、または、前後方向に直交する方向において前記第３位置とは異なる第４位置と、の間で移動可能であり、
前記制御部は、前記悪戯処理において、前記第２電動デバイスを作動させて、前記操作部を、前記第３位置から前記第４位置に移動させることを特徴とする請求項１に記載の車両内装システム。
【請求項７】
前記第４位置は、前後方向において、前記第３位置よりも前記シートから離れていることを特徴とする請求項６に記載の車両内装システム。
【請求項８】
キャラクタを表示可能な画面を備え、
前記制御部は、前記悪戯処理を実行する場合、前記画面に、前記キャラクタが前記操作部の操作を妨害している画像を表示することを特徴とする請求項１に記載の車両内装システム。
【請求項９】
前記操作部の周囲にキャラクタを投影可能な投影装置を備え、
前記制御部は、前記悪戯処理を実行する場合、前記投影装置により前記キャラクタを前記操作部の周囲に投影する投影処理を実行することを特徴とする請求項１または請求項２に記載の車両内装システム。
【請求項１０】
第１シートと、
前記第１シートの前に配置された第２シートであって、背面に前記操作部を有する第２シートと、を備え、
前記第２電動デバイスは、前記第２シートを前後方向に移動させるデバイスであり、
前記制御部は、前記悪戯処理において、前記第２電動デバイスを作動させて、前記第２シートを前方に移動させることを特徴とする請求項１に記載の車両内装システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、電動デバイスを作動させるための操作部と、制御部とを備えた車両内装システムに関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、車載機器を操作するためのスイッチと、スイッチを照らす光源と、ドライバモニタリングシステムから乗員の視線を示す視線情報を取得する制御部と、を備えたシステムが知られている（特許文献１参照）。このシステムでは、制御部が、乗員の視線がスイッチが配置されている方向であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて光源を制御することで、スイッチの視認性を高めることが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－１１４４９２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、従来技術では、スイッチの視認性を高めてスイッチの操作性を向上させることが可能であるが、娯楽性が不足していた。
【０００５】
そこで、本発明は、娯楽性を高めることができる車両内装システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
前記課題を解決するため、本発明に係る車両内装システムは、通電により作動する第１電動デバイスと、通電により作動する第２電動デバイスと、第１電動デバイスを作動させるための操作部と、操作部からの操作指令に基づいて第１電動デバイスを第１動作で作動させる制御部と、操作部を操作しようとするユーザの動作を検知する動作検知部と、を備える。
制御部は、動作検知部から取得した情報に基づいて、操作部へのユーザの操作意思があるか否かを判定可能であり、操作意思があると判定した場合に、第１電動デバイスを第１動作とは異なる第２動作で作動させる、または、第２電動デバイスを作動させる悪戯処理を実行する。
【０００７】
この構成によれば、ユーザが操作部を操作しようとすると、第１電動デバイスが第１動作とは異なる第２動作で作動する、または、第２電動デバイスが作動することで、ユーザを驚かすことができるので、娯楽性を高めることができる。
【０００８】
また、動作検知部は、ユーザの視線を検知可能であり、制御部は、動作検知部から取得した情報に基づいて、ユーザの視線が操作部に所定時間向いていると判定した場合に、操作意思があると判定してもよい。
【０００９】
また、動作検知部は、ユーザの手の位置を検知可能であり、制御部は、動作検知部から取得した情報に基づいて、ユーザの手が操作部に近づいたと判定した場合に、操作意思があると判定してもよい。
【００１０】
また、車両内装システムは、ユーザが着座可能なシートを備え、第２電動デバイスは、シートの少なくとも一部を移動させるデバイスであってもよい。この場合、シートの少なくとも一部は、第１位置と、前後方向において第１位置よりも操作部から離れた第２位置、または、前後方向に直交する方向において第１位置とは異なる第２位置と、の間で移動可能であり、制御部は、悪戯処理において、第２電動デバイスを作動させて、シートの少なくとも一部を、第１位置から第２位置に移動させてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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