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公開番号2025084626
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198683
出願日2023-11-22
発明の名称情報処理装置、システムおよびプログラム
出願人ソフトバンク株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01C 11/12 20060101AFI20250527BHJP(測定;試験)
要約【課題】地形が変化するような自然災害が発生した場合における対処作業を効率化すること。
【解決手段】情報処理装置は、第1時期に生成された第1の三次元点群データと、第1時期よりも後の第2時期に生成された第2の三次元点群データとを取得する取得部と、第1の三次元点群データと、第2の三次元点群データとの間で相対位置関係をマッチングさせるマッチング部と、マッチングさせた結果に基づいて、第1時期での地形と第2時期での地形との間で変化した部分の体積を算出する算出部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1時期に生成された第1の三次元点群データと、前記第1時期よりも後の第2時期に生成された第2の三次元点群データとを取得する取得部と、
前記第1の三次元点群データと、前記第2の三次元点群データとの間で相対位置関係をマッチングさせるマッチング部と、
前記マッチングさせた結果に基づいて、前記第1時期での地形と前記第2時期での地形との間で変化した部分の体積を算出する算出部と、
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記算出部は、前記マッチングさせた結果に基づいて、前記第1時期での地形と前記第2時期での地形との差分を算出し、前記差分に基づいて、前記第1時期での地形と前記第2時期での地形との間で変化した部分の体積を算出する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記取得部は、所定エリアにおける前記第1の三次元点群データを取得するとともに、前記所定エリアにおける前記第2の三次元点群データを取得し、
前記算出部は、前記所定エリアに含まれる前記第1時期での地形と、前記所定エリアに含まれる前記第2時期での地形との間で変化した部分の体積を算出し、
前記所定エリアは、前記第2の三次元点群データを基に人手で定められた範囲、または、前記第2の三次元点群データに基づき動的に検出された範囲のいずれかである、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1時期での地形と前記第2時期での地形との間で変化した部分の体積が所定の閾値より大きい場合に、土砂崩れが起きたと判定する土砂崩れ判定部と、
前記土砂崩れにより新たに土砂に覆われた地理的範囲を特定する土砂崩れ被害特定部と、
前記土砂崩れ判定部の判定結果を得て、前記算出部で算出した体積と、前記土砂崩れ被害特定部で特定した地理的範囲に基づき、撤去に必要な機器の種類及び数を推定する推定部と、
を更に含む、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
土砂に覆われた前記地理的範囲に道路又は建物が含まれる場合に、当該地理的範囲を管轄する警察、消防、又は行政機関に対し、前記地理的範囲で生じた土砂崩れにより被害が生じている可能性があることを通知する通知部を更に含む、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第2の三次元点群データは、リアルタイムキネマティック測位機能と、LiDAR(Light Detection and Ranging)機能とが搭載された飛行体によって前記情報処理装置に入力され、
前記飛行体は、前記第2の三次元点群データを取得する際の自己の位置の特定において、前記リアルタイムキネマティック測位機能により得られる測位データを用いる
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記マッチング部は、前記第1の三次元点群データを構成する第1の点と、前記第1の点の最近傍となる前記第2の三次元点群データを構成する第2の点とを対応付け、前記第1の点と、前記第2の点との距離を短縮する演算を行うことにより前記マッチングさせた結果を得る、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記第1の三次元点群データは、リアルタイムキネマティック測位法により算出された位置情報を基にLiDARによって生成されたデータである
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項9】
請求項1に記載の情報処理装置と、
天候情報に応じて飛行体に飛行指示を行う飛行指示装置と、
飛行前又は飛行中の飛行体に対して、点群データを取得すべき対象の位置を指示する取得指示装置と、
を含むシステム。
【請求項10】
第1時期に生成された第1の三次元点群データと、前記第1時期よりも後の第2時期に生成された第2の三次元点群データとを取得する取得ステップと、
前記第1の三次元点群データと、前記第2の三次元点群データとの間で相対位置関係をマッチングさせるマッチングステップと、
前記マッチングさせた結果に基づいて、前記第1時期での地形と前記第2時期での地形との間で変化した部分の体積を算出する算出ステップと、
をコンピュータに実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、システムおよびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、交通障害の発生を推定する技術が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、交通写真から取得された三次元点群データに基づいて、地形変化を検出し、その地形変化から交通障害の発生を推定するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-174032号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
地形が変化するような自然災害が発生した場合における対処作業の効率化が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る情報処理装置は、第1時期に生成された第1の三次元点群データと、前記第1時期よりも後の第2時期に生成された第2の三次元点群データとを取得する取得部と、前記第1の三次元点群データと、前記第2の三次元点群データとの間で相対位置関係をマッチングさせるマッチング部と、前記マッチングさせた結果に基づいて、前記第1時期での地形と前記第2時期での地形との間で変化した部分の体積を算出する算出部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係るシステムの一例を示す図である。
図2は、三次元点群データ取得処理の一例を示す図である。
図3は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。
図4は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図5は、土砂体積算出ロジックの具体例を示す図である。
図6は、実施形態に係る表示制御装置の構成例を示す図である。
図7は、表示制御画面の一例を示す図である。
図8は、土砂災害発生後における表示内容の一例を示す図である。
図9は、情報処理装置の動作手順を示すフローチャート(1)である。
図10は、情報処理装置の動作手順を示すフローチャート(2)である。
図11は、システムにおいて利用者に地図データである三次元マップが提供される流れの一例を示すシーケンス図である。
図12は、システムSyにおいて利用者に土砂災害の情報が提供される流れの一例を示すシーケンス図である。
図13は、実施形態に係る装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照しながら、本開示の実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0009】
以下に説明される1または複数の実施形態(実施例、変形例、適用例を含む)は、各々が独立に実施されることが可能である。一方で、以下に説明される複数の実施形態は少なくとも一部が他の実施形態の少なくとも一部と適宜組み合わせて実施されてもよい。これら複数の実施形態は、互いに異なる新規な特徴を含み得る。したがって、これら複数の実施形態は、互いに異なる目的又は課題を解決することに寄与し得、互いに異なる効果を奏し得る。
【0010】
また、以下の実施形態では、本発明の提案技術で対象とされるイベントは、地形が変化するような自然災害とりわけ土砂災害(土砂崩れ)であるものとして説明するが、本発明の提案技術は、自然災害に拘わらず様々なイベントに適用され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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