TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025084291
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023198076
出願日
2023-11-22
発明の名称
設計支援装置および設計支援方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
G06F
30/10 20200101AFI20250527BHJP(計算;計数)
要約
【課題】
設計変更等を行う際に、設計支援装置のユーザが設計のリスクを容易に確認することを可能とし、設計変更方針の検討期間の短縮、及び、設計変更による製品の不具合を回避する。
【解決手段】
設計支援装置は、既存の類似機種の設計データを用いて別途に設計する機種の設計リスクを評価するものであって、類似機種の設計データを用いて別途に設計する機種の変更後設計パラメータに対する性能パラメータの予測値と解析値とを算出し、両者の誤差に基づいて設計リスクを評価する演算処理部を有することとした。
【選択図】図1B
特許請求の範囲
【請求項1】
既存の類似機種の設計データを用いて別途に設計する機種の設計リスクを評価する設計支援装置であって、
前記類似機種の設計データを用いて前記別途に設計する機種の変更後設計パラメータに対する性能パラメータの予測値と解析値とを算出し、両者の誤差に基づいて設計リスクを評価する演算処理部を有することを特徴とする設計支援装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の設計支援装置であって、
前記類似機種の設計データに含まれる設計パラメータを解析して得られた性能パラメータを記憶する解析結果データベースと、
前記解析結果データベースに記憶された前記設計パラメータと前記性能パラメータとの関係を近似した近似関数を生成する近似関数生成部と、
前記変更後設計パラメータに対する性能パラメータの解析値を算出する解析実行部と、
前記近似関数を用いて前記変更後設計パラメータに対する性能パラメータの予測値を算出し、前記変更後設計パラメータに対する性能パラメータの解析値との誤差を算出する誤差分析部と、
を有し、
前記演算処理部は、前記誤差分析部によって算出した誤差に基づいて設計リスクを評価することを特徴とする設計支援装置。
【請求項3】
請求項2に記載の設計支援装置であって、
前記類似機種の設計パラメータの変更履歴を記憶する設計変更履歴データベースと、
前記類似機種に対する顧客ニーズを記憶する顧客ニーズデータベースと、
前記設計変更履歴データベースと前記顧客ニーズデータベースに記憶された情報を用いて、前記変更後設計パラメータの種別とその値を予測する設計変更分析部と、
を有し、
前記解析実行部と前記誤差分析部とは、前記設計変更分析部にて予測された前記変更後設計パラメータを使用することを特徴とする設計支援装置。
【請求項4】
請求項3に記載の設計支援装置であって、
前記類似機種の性能パラメータの予測値と解析値との誤差に対して、過去製品における事例に基づいて規定した閾値が記憶された誤差の閾値データベースを有し、
前記演算処理部は、前記誤差の閾値データベースに記憶された閾値と、前記誤差分析部によって算出した誤差とを比較して設計リスクを推定する設計空間成立性分析部を有することを特徴とする設計支援装置。
【請求項5】
請求項4に記載の設計支援装置であって、
前記設計空間成立性分析部にて推定した設計リスクを出力装置に表示する可視化部を有することを特徴とする設計支援装置。
【請求項6】
請求項5に記載の設計支援装置であって、
前記可視化部は、
前記類似機種の設計パラメータと、設計リスクが高いと推定された前記変更後設計パラメータとをプロットし、両者の間に設計リスクの高さが同一確率となる前記変更後設計パラメータの境界線を生成して前記出力装置に表示することを特徴とする設計支援装置。
【請求項7】
請求項5に記載の設計支援装置であって、
前記可視化部は、
前記類似機種の設計パラメータと、前記性能パラメータの前記予測値と前記解析値との誤差が同一となる前記変更後設計パラメータの境界線を生成して前記出力装置に表示することを特徴とする設計支援装置。
【請求項8】
請求項6に記載の設計支援装置であって、
前記可視化部は、
前記閾値を変更可能なスライダを表示し、
前記スライダで変更された前記閾値を用いて前記境界線を生成することを特徴とする設計支援装置。
【請求項9】
既存の類似機種の設計データを用いて別途に設計する機種の設計リスクを評価する設計支援方法であって、
前記類似機種の設計データを用いて前記別途に設計する機種の変更後設計パラメータに対する性能パラメータの予測値と解析値とを算出し、両者の誤差に基づいて設計リスクを評価することを特徴とする設計支援方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、設計空間における設計リスクを可視化することによって、設計を支援する設計支援装置および設計支援方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
製造業では市場調査の結果から設定した製品仕様や、顧客からの要求に基づいて設定した製品仕様を満足するように製品が設計される。この際、全く新たな製品を設計することは少なく、既存の製品を設計変更することにより、新たな製品とすることが多い。既存の製品が複数ある場合、設計変更の方針を検討した上で、ベースとなる既存の製品を選定する。
【0003】
設計変更の方針検討において、設計変更の影響を評価するために、解析が用いられることが多い。特に近年は応力解析や流体解析などのソフトウェアの普及とともに、設計期間短縮の観点から、設計変更の影響評価だけではなく、試作前に解析により製品が仕様を満足するかどうか評価されることも多い。
【0004】
しかしながら、設計変更するパラメータが多い場合は、解析数が膨大となり解析に多大な時間を要することがある。また、3D解析の場合は、解析1ケースあたりの計算時間が長く、設計に使える限られた時間内で多くの解析を実施するのは困難である。
【0005】
そこで、少ない解析結果から多項式近似、応答曲面法、機械学習などを用いて近似関数を作成し、未解析条件の解析結果を推定する技術が開発されている。
【0006】
従来、この種の発明としては、特許文献1に記載のものがあった。特許文献1には、多目的設計空間における各不良モード間の相関と、各設計変数との間に潜む因果・相関関係の分析を行うことを支援する信頼性解析方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2005-202515号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1では、応答曲面の範囲内にて寸法のばらつきなどの設計の不確実性を考慮し、信頼性の高い設計案を選択する。しかしながら、応答曲面から目的関数が仕様を満たすパレート解を取得し、その中でより信頼性が高い設計案を選択する手法であり、信頼性が低い、すなわち設計のリスクが高い設計案の分布については評価することができなかった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述課題を解決するために本願発明の設計支援装置は、既存の類似機種の設計データを用いて別途に設計する機種の設計リスクを評価するものであって、類似機種の設計データを用いて別途に設計する機種の変更後設計パラメータに対する性能パラメータの予測値と解析値とを算出し、両者の誤差に基づいて設計リスクを評価する演算処理部を有することとした。
【発明の効果】
【0010】
設計変更等を行う際に、設計支援装置のユーザが設計のリスクを容易に確認することが可能となり、設計変更方針の検討期間の短縮、及び、設計変更による製品の不具合を回避することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
政治のAI化
16日前
個人
物品給付年金
21日前
個人
RFタグ読取装置
1か月前
個人
在宅介護システム
1か月前
個人
人物再現システム
1か月前
個人
プラグインホームページ
7日前
個人
AI飲食最適化プラグイン
1か月前
キヤノン株式会社
通信装置
22日前
個人
電話管理システム及び管理方法
1か月前
有限会社ノア
データ読取装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
14日前
個人
全アルゴリズム対応型プログラム
17日前
大同特殊鋼株式会社
輝線検出方法
16日前
シャープ株式会社
電子機器
16日前
株式会社CROSLAN
支援装置
1か月前
個人
日誌作成支援システム
1か月前
ミサワホーム株式会社
情報処理装置
21日前
ひびきの電子株式会社
認証システム
1か月前
パテントフレア株式会社
交差型バーコード
9日前
長屋印刷株式会社
画像形成システム
1か月前
ミサワホーム株式会社
宅配ロッカー
13日前
トヨタ自動車株式会社
欠け検査装置
16日前
株式会社アジラ
データ転送システム
16日前
株式会社ユピテル
電子機器及びプログラム等
24日前
オベック実業株式会社
接続構造
1か月前
トヨタ自動車株式会社
管理装置
13日前
応研株式会社
業務支援システム
7日前
オムロン株式会社
回転装置及びマウス
1か月前
Sansan株式会社
組織図生成装置
2日前
オベック実業株式会社
端末用スタンド
17日前
株式会社カプコン
データおよびシステム
15日前
株式会社大林組
施工管理システム
9日前
ミサワホーム株式会社
荷物搬送システム
13日前
西日本電信電話株式会社
評価装置
8日前
個人
株管理システム
10日前
シャープ株式会社
通信装置
6日前
続きを見る
他の特許を見る