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公開番号
2025084202
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023197921
出願日
2023-11-22
発明の名称
鉄筋連結装置および鉄筋組立体
出願人
株式会社三和
代理人
個人
主分類
E04C
5/18 20060101AFI20250527BHJP(建築物)
要約
【課題】安定した鉄筋の連結状態を確保しながら折り畳み可能な鉄筋組立体を組み立てること。
【解決手段】鉄筋組立体1は、第1方向に延びるとともに第1方向と直交する第2方向に間隔をおいて一平面上に配置された複数の鉄筋2と、第1方向に間隔をおいて配置された複数の鉄筋連結装置3とを備えている。各鉄筋連結装置3は、平坦部5aを有する支持バー5と、複数の連結機構6とを備えている。支持バー5は複数の鉄筋2と交差して配置される。平板部5aにおいて、鉄筋2と交差する箇所には軸受穴5xが形成されている。各連結機構6はボルト10と連結ナット40を有している。ボルト10は円弧形状をなして鉄筋2の外周の一部を囲う保持部11と、保持部10の一端から延びる雄ネジ部12(回転軸部)を有している。この雄ネジ部12が平板部5aの軸受穴5xに回転可能に挿通され、連結ナット40が平板部5aの裏側において雄ネジ部12に螺合される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
平板部を有する支持バーと、前記支持バーの前記平板部において長手方向に間隔をおいた複数の鉄筋連結箇所に設置される連結機構とを備え、
前記平板部の前記鉄筋連結箇所にそれぞれ軸受穴が形成され、
各連結機構が、前記軸受穴を貫通し前記軸受穴に回転可能に支持される回転軸部と、前記回転軸部に設けられ鉄筋を保持する剛性の保持部とを有することを特徴とする鉄筋連結装置。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記連結機構は、ボルトと連結ナットを有し、前記ボルトは、前記保持部と、前記回転軸部としての雄ネジ部とを一体に有し、
前記連結ナットが前記平板部の裏側において前記雄ネジ部に螺合されることを特徴とする請求項1に記載の鉄筋連結装置。
【請求項3】
前記保持部は湾曲形状または屈曲形状をなし、前記支持バーの前記平板部に対峙して前記鉄筋の一部を囲むように保持し、前記保持部の一端から前記雄ネジ部が延びていることを特徴とする請求項2に記載の鉄筋連結装置。
【請求項4】
前記連結機構はさらにスライド板を有し、前記スライド板は前記平板部に接するとともに前記保持部と協働して鉄筋を保持し、
前記ボルトはさらに、前記保持部の他端から前記雄ネジ部と平行に延びる挿入部を有し、
前記ボルトの前記雄ネジ部が前記スライド板の一端部に挿通され、前記ボルトの前記挿入部が前記スライド板の他端部に挿入されることにより、前記スライド板が前記ボルトと一緒に回転することを特徴とする請求項3に記載の鉄筋連結装置。
【請求項5】
前記雄ネジ部には、前記保持部と前記スライド板との間において位置決めナットが螺合され、この位置決めナットにより、前記保持部に対する前記スライド板の位置が決定されることを特徴とする請求項4に記載の鉄筋連結装置。
【請求項6】
前記保持部は円弧形状をなし、鉄筋の横リブ間に入り込んで鉄筋の長手方向移動を規制することを特徴とする請求項3に記載の鉄筋連結装置。
【請求項7】
第1方向に延びるとともに前記第1方向と直交する第2方向に間隔をおいて一平面上に配置された複数の鉄筋と、前記第1方向に間隔をおいて配置された請求項1~6のいずれかに記載の鉄筋連結装置と、を備え、各鉄筋連結装置の前記支持バーが前記第2方向に延びるようにして配置されることを特徴とする鉄筋組立体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、一平面上に配置され一方向に延びる複数の鉄筋を、折り畳み可能に連結する鉄筋連結装置と、この鉄筋連結装置を用いて組み立てられる鉄筋組立体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
壁や床等に用いられる鉄筋組立体を工場で組み立て、建設現場に搬入することにより、建設現場での作業工程を減じることができるが、この鉄筋組立体の幅は、トラックの荷台の幅の制限を受ける。
【0003】
特許文献1に開示された鉄筋組立体は折り畳むことにより幅を減じることができ、トラックの荷台より幅広の鉄筋組立体でも折り畳んで搬送することができる。簡単に説明すると、この鉄筋組立体は、第1方向に延びる複数の鉄筋と、第1方向と直交する第2方向に延びる複数の鉄筋の交差部を、伸縮性を有する結束具で結束することにより組み立てられている。交差する鉄筋の相対回転が可能であるため、折り畳むことができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007ー231637号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のように伸縮性を有する結束具を用いると、鉄筋の連結が不安定である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、鉄筋連結装置において、平板部を有する支持バーと、前記支持バーの前記平板部において長手方向に間隔をおいた複数の鉄筋連結箇所に設置される連結機構とを備え、前記平板部の前記鉄筋連結箇所にそれぞれ軸受穴が形成され、各連結機構が、前記軸受穴を貫通し前記軸受穴に回転可能に支持される回転軸部と、前記回転軸部に設けられ鉄筋を保持する剛性の保持部とを有することを特徴とする。
この構成によれば、剛性を有する保持部で鉄筋を保持し、平板部の軸受穴での回転軸部の回転により支持バーに対する鉄筋の相対回転を可能にしたので、折り畳み可能な鉄筋組立体を組み立てることができる。しかも支持バーと鉄筋の連結状態を安定して維持することができる。
【0007】
好ましくは、前記連結機構は、ボルトと連結ナットを有し、前記ボルトは、前記保持部と、前記回転軸部としての雄ネジ部とを一体に有し、前記連結ナットが前記平板部の裏側において前記雄ネジ部に螺合される。
この構成によれば、連結機構の構造を簡略化することができる。
【0008】
好ましくは、前記保持部は湾曲形状または屈曲形状をなし、前記支持バーの前記平板部に対峙して前記鉄筋の一部を囲むように保持し、前記保持部の一端から前記雄ネジ部が延びている。
この構成によれば、連結機構による鉄筋の支持バーへの連結作業を楽に行うことができる。
【0009】
好ましくは、前記連結機構はさらにスライド板を有し、前記スライド板は前記平板部に接するとともに前記保持部と協働して鉄筋を保持し、前記ボルトはさらに、前記保持部の他端から前記雄ネジ部と平行に延びる挿入部を有し、前記ボルトの前記雄ネジ部が前記スライド板の一端部に挿通され、前記ボルトの前記挿入部が前記スライド板の他端部に挿入されることにより、前記スライド板が前記ボルトと一緒に回転する。
この構成によれば、支持バーと鉄筋の間にスライド板が介在されているため、鉄筋の外周に凹凸があっても鉄筋は支持バーに対して円滑に相対回転することができる。また、ボルトの雄ネジ部と挿入部がスライド板の両端部の穴に挿通されているので、保持部の先端が横ずれして保持部が広がるのを抑止でき、鉄筋をより一層確実に保持することができる。
【0010】
好ましくは、前記雄ネジ部には、前記保持部と前記スライド板との間において位置決めナットが螺合され、この位置決めナットにより、前記保持部に対する前記スライド板の位置が決定される。
この構成によれば、保持部とスライド板との間で鉄筋をしっかりと挟持できるように、スライド板を位置決めすることができる。
また、雄ネジ部が、鉄筋から受ける荷重により雄ネジ部と軸受穴の間のクリアランス内で傾くと、軸受穴と干渉してしまい、ボルトの円滑な回転が妨げられる可能性があるが、位置決めナットにより保持部近傍の雄ネジ部の傾きを抑制することができるので、ボルトの円滑な回転を確保することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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