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公開番号
2025160030
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-22
出願番号
2024062982
出願日
2024-04-09
発明の名称
床構造
出願人
三洋工業株式会社
,
三菱地所株式会社
代理人
個人
主分類
E04F
15/024 20060101AFI20251015BHJP(建築物)
要約
【課題】床パネルを固定する木ネジ等の部材が床パネルの表面に現れることなく、また、床パネルを一枚ずつ簡単に支持脚に固定することができる床構造を提供すること。
【解決手段】本発明に係る床構造は、複数の支持(2)と、前記各支持脚(2)に角部が載せられ、支持される矩形床パネル(20)とから成る床構造であって、前記矩形床パネル(20)の角部底面に凹部又は凸部を設け、前記支持脚(2)の上面に前記矩形床パネル(20)の凹部又は凸部に篏合可能な凸部又は凹部を設け、前記矩形床パネル(20)の角部を前記支持脚(2)の上面に載せた時に、矩形床パネル(20)に設けられた凹部又は凸部と、支持脚(2)に設けられた凸部又は凹部とが篏合して、矩形床パネル(20)が支持脚(2)に固定されるようにしたことを特徴とする
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の支持脚(2)と、
前記各支持脚(2)に角部が載せられ、支持される矩形床パネル(20)と
から成る床構造であって、
前記矩形床パネル(20)の角部底面に凹部又は凸部を設け、
前記支持脚(2)の上面に前記矩形床パネル(20)の凹部又は凸部に篏合可能な凸部又は凹部を設け、
前記矩形床パネル(20)の角部を前記支持脚(2)の上面に載せた時に、矩形床パネル(20)に設けられた凹部又は凸部と、支持脚(2)に設けられた凸部又は凹部とが篏合して、矩形床パネル(20)が支持脚(2)に固定されるようにした
ことを特徴とする床構造。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記支持脚(2)に非磁性体から成る板状パネル受け部(10)を設け、
前記矩形床パネル(20)に前記矩形床パネル(20)の凹部又は凸部に篏合可能な凸部又は凹部を設け、
前記矩形床パネル(20)の角部を前記支持脚(2)の上面に載せた時に、矩形床パネル(20)に設けられた凹部又は凸部と、支持脚(2)に設けられた板状パネル受け部(100)の凸部又は凹部とが篏合して、矩形床パネル(20)が支持脚(2)に固定されるようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の床構造。
【請求項3】
前記板状パネル受け部(10)が、その上面から上方に向けて突出する相互に90度の角度を成して配置された四つの固定板片(11)を備えている
ことを特徴とする請求項2に記載の床構造。
【請求項4】
前記板状パネル受け部(10)が、その底面から下方に向けて延びる少なくとも一対の固定爪部(13)を有し、
前記一対の固定爪部(13)で前記支持脚(2)を挟んで板状パネル受け部(10)を前記支持脚(2)に固定するようにするように構成した
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の床構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に、二重床構造において支持脚に床パネルを取り付ける床構造の改良に関する。
続きを表示(約 4,500 文字)
【背景技術】
【0002】
建物の床構造としては、基礎スラブ上に直接、床パネル等を敷設する直床構造と、床パネルを基礎スラブから間隔を開けて設け、床パネルと基礎スラブとの間に空間を形成する二重床構造とがある。
二重床構造は、基礎スラブ上に複数の防振支持脚を設け、これら防振支持脚で床パネルを支持するものであり、基礎スラブと床パネルとの間の空間が床衝撃音を遮音すると共に、前記空間が配管スペースとして利用できることから二重床構造を採用する建物が多くなってきている。
特許文献1は、二重床構造における床パネルの従来の取付方法を示している。この従来の取付方法によれば、図12に示すように、一つの支持脚33に設けたパネル受け金具34に4枚の床パネル35,39,40及び41の角部を載せ、これら床パネルを、接続金具48を介して木ネジ47,52,53及び54を用いて上方から前記パネル受け金具34に固定するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-146544号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した従来の床パネルの取付方法によれば、一つの支持脚33によって4枚の床パネル35,39,40及び41の角部を支持することができるので、支持脚33の数を全体として減らすことができるという効果を奏し、また、4枚の床パネルを、接続金具48を介して上方から木ネジで固定するように構成されているので施工が簡単であるという効果を奏する。
しかしながら、上記した従来の床パネルの取付方法は、木ネジを用いて床パネルを上方から固定するように構成されているので、固定後の木ネジの頭部が床パネルの表面に現れてしまい、床全体の外観が悪くなるという問題点がある。さらに、接続金具48を介して上方から木ネジで固定するため4枚の床パネルを全て支持脚33のパネル受け金具34に載せてから木ネジで固定する必要があるので、この点において施工が難しいという問題もある。
本発明は、上記した従来の問題点を解消し、床パネルを固定する木ネジ等の部材を使用する必要がなく、また、床パネルを一枚ずつ、かつ、簡単に、支持脚に固定することができる床構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記した目的を達成するために、本発明に係る床構造は、複数の支持脚と、前記各支持脚に角部が載せられ、支持される矩形床パネルとから成る床構造であって、前記矩形床パネルの角部底面に凹部又は凸部を設け、前記支持脚の上面に前記矩形床パネルの凹部又は凸部に篏合可能な凸部又は凹部を設け、前記矩形床パネルの角部を前記支持脚の上面に載せた時に、矩形床パネルに設けられた凹部又は凸部と、支持脚に設けられた凸部又は凹部とが篏合して、矩形床パネルが支持脚に固定されるようにしたことを特徴とする。
上記した床構造において、前記支持脚に非磁性体から成る板状パネル受け部を設け、前記矩形床パネルに前記矩形床パネルの凹部又は凸部に篏合可能な凸部又は凹部を設け、前記矩形床パネルの角部を前記支持脚の上面に載せた時に、矩形床パネルに設けられた凹部又は凸部と、支持脚に設けられた板状パネル受け部の凸部又は凹部とが篏合して、矩形床パネルが支持脚に固定されるように構成することもできる。
この場合、前記板状パネル受け部に、その上面から上方に向けて突出する相互に90度の角度を成して配置された四つの固定板片が設けられ得る。
さらに、好ましくは、前記板状パネル受け部に、その底面から下方に向けて延びる少なくとも一対の固定爪部を設け、前記一対の固定爪部で前記支持脚を挟んで板状パネル受け部を前記支持脚に固定するようにすることもできる。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係る床構造によれば、複数の支持脚と、前記各支持脚に角部が載せられ、支持される矩形床パネルとから成る床構造であって、前記矩形床パネルの角部底面に凹部又は凸部を設け、前記支持脚の上面に前記矩形床パネルの凹部又は凸部に篏合可能な凸部又は凹部を設け、前記矩形床パネルの角部を前記支持脚の上面に載せた時に、矩形床パネルに設けられた凹部又は凸部と、支持脚に設けられた凸部又は凹部とが篏合して、矩形床パネルが支持脚に固定されるように構成しているので、床パネルと支持脚とを木ネジやビス等の連結部材を使用することなく固定することが可能になり、その結果、支持脚に対する床パネルの着脱が容易になり、かつ、木ネジやビス等の連結部材が床パネル表面に現れて床の外観を損ねることがない。
また、前記床構造において、前記支持脚に非磁性体から成る板状パネル受け部を設け、前記矩形床パネルに前記矩形床パネルの凹部又は凸部に篏合可能な凸部又は凹部を設け、前記矩形床パネルの角部を前記支持脚の上面に載せた時に、矩形床パネルに設けられた凹部又は凸部と、支持脚に設けられた板状パネル受け部の凸部又は凹部とが篏合して、矩形床パネルが支持脚に固定されるように構成することで、支持脚が特別な構造を持つ必要がなくなるため、板状パネル受け部を別途設けることで、既存の支持脚を使用した床構造に簡単に適用することが可能になる。
さらに、前記板状パネル受け部に、その上面から上方に向けて突出する相互に90度の角度を成して配置された四つの固定板片を設けることで、固定板片で床パネルの位置決めをすることが可能になるので床パネルの位置決めが容易になり、さらに、固定板片で床パネルが使用時にズレることを防止することも可能になる。
さらにまた、前記板状パネル受け部に、その底面から下方に向けて延びる少なくとも一対の固定爪部を設け、前記一対の固定爪部で前記支持脚を挟んで板状パネル受け部を前記支持脚に固定するように構成することで、ネジ等の結合部材や工具を使用することなく、板状パネル受け部を支持脚に簡単に固定することが可能になり、施工が容易になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明に係る床構造の一実施例を示す概略部分側面図である。に用いられる板状パネル受け部の一実施例の上面図
図1に示した床構造に用いられる板状パネル受け部の一実施例の上面図
図2に示した板状パネル受け部のA-A断面図
図1に示した床構造に用いられる矩形床パネルの一実施例の上面図
図4に示した矩形床パネルの正面図
図1に示した床構造を組み立てる工程を示す図である。
図1に示した床構造を組み立てる工程を示す図である。
図1に示した床構造を組み立てる工程を示す図である。
本発明に係る床構造の第二実施例を示す組立図である。
(a)及び(b)は従来の床構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面に示した一実施例を参照して本発明に係る床構造の実施の形態を説明していく。
図1は、本発明に係る床構造の一実施例を示す概略部分側面図である。
図1に示した実施例に係る床構造によれば、基礎面1上に、複数の支持脚2を立設し、前記支持脚2の上部支持板3に、板状パネル受け部10を介して、矩形床パネル20の角部21が載置支持されている。
図2は、図1に示した床構造に用いられる板状パネル受け部10の一実施例の上面図、図3は、図2に示した板状パネル受け部2のA-A断面図である。
図面に示すように、この実施例では、板状パネル受け部10は、上面視正方形の板体で形成され、非磁性体材料、例えば、樹脂材料等から成る。
前記板状パネル受け部10は、その上面から上方に向けて突出する相互に90度の角度を成して配置された四つの固定板片11を備え、二つの固定板片11の間に矩形床パネル20の角部21が載置されるように構成されている。
前記板状パネル受け部10の二つの固定板片11間には、各々断面円形の貫通孔12が形成されており、板状パネル受け部10を支持脚2の上部支持板3に固定するすると、前記貫通孔12の底面開口が上部支持板3の上面で塞がれて、凹部14が形成されるように構成されている。
また、前記板状パネル受け部10の底面には、底面から下方に向けて突出する複数の固定爪部13が一体に形成されている。前記固定爪部13は、板状パネル受け部10の対向する側面に沿って対で形成されており、一対の固定爪部13で支持脚2の上部支持板3を挟んで板状パネル受け部10を支持脚2の上部支持板3に固定するように構成されている。この実施例では、固定爪部13は、四対形成されている。
【0009】
図4は、図1に示した床構造に用いられる矩形床パネル20の一実施例の上面図、図5は、図4に示した矩形床パネル20の正面図である。
図面に示すように、矩形床パネル20は、その四隅の角部21の底面に、下方に向けて突出する凸部22が形成されている。
前記凸部22は、上記した板状パネル受け部10に形成される凹部14に対応する形状及び寸法であり、凹部14に篏合するように形成されている。
【0010】
図6~図8は、基礎面1上に立設された支持脚2に、板状パネル受け部10を固定した後、矩形床パネル20を載置支持する工程を示す図である。
図6に示すように、基礎面1上に立設された支持脚2は、上部支持板3と、上部支持板3に固定された高さ調整部材4と、前記高さ調整部材4が上下方向に調整可能に取り付けられた基礎部5とから成る。
前記支持脚2の上部支持板3には、固定爪部13を用いて板状パネル受け部10が固定される(図7参照)。上記したように固定爪部13は、この実施例では板状パネル受け部10に四対形成されており、図7に示すように、対を成す固定爪部13で上部支持板3を挟むように板状パネル受け部10が上部支持板3に取り付けられる。
また、板状パネル受け部10を支持脚2に取り付けた状態で、板状パネル受け部10に形成された貫通孔12の底面は上部支持板3で塞がれ、凹部14が形成される。
板状パネル受け部10を支持脚2の上部支持板3に固定した後、矩形床パネル20を、その角部21の側面が板状パネル受け部10の固定板片11に接触するように板状パネル受け部10に載置すると、前記矩形床パネル20の前記各凸部22が、板状パネル受け部10に形成された凹部14に篏合し、矩形床パネル20が、支持脚2に固定される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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