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公開番号
2025083978
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197693
出願日
2023-11-21
発明の名称
車両用空調システム
出願人
サンデン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60H
1/00 20060101AFI20250526BHJP(車両一般)
要約
【課題】車室のプレ空調時に、効率的に車室の空調およびシートの温調を行うことが可能な車両空調システムを提供する。
【解決手段】
制御装置3が、乗員が車両に乗車する前に車室内を空調するためのプレ空調が開始されているか否かを判定するプレ空調判定部31と、車室内の空調目標温度と外気温との温度差の値を取得する内外温度差取得部32と、プレ空調が開始されており、かつ、上記温度差の値が所定値以上である場合に、車室空調ユニット1における複数の車室用吹出口のうち、高さ方向にシート温調ユニット2の通風路における吸込側端に連通するシート用吸込口に最も近い車室用吹出口から空気を吹き出させるシート温調優先モードを選択する車室空調運転モード選択部34と、少なくとも上記シート温調優先モードが選択されている場合において、シート温調ユニットを動作させるシート温調動作指示部35と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
空調された空気を車両の車室内に向けて吹き出すとともに、少なくとも互いに前記車室の高さ方向に異なる位置に設けられた複数の車室用吹出口を含み、前記車室内を空調する車室空調ユニットと、
前記車室内の空気を、前記車室内のシート用吸込口に連通する吸込側端から吸い込んで、前記車室内のシート用吹出口に連通する吹出側端から吹き出す通風路を含み、前記車室内のシートを温調するシート温調ユニットと、
前記車室空調ユニットおよびシート温調ユニットを制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
乗員が前記車両に乗車する前に前記車室空調ユニットによって前記車室内を空調するためのプレ空調が開始されているか否かを判定するプレ空調判定部と、
前記車室内の空調目標温度と外気温との温度差の値を取得する内外温度差取得部と、
前記プレ空調が開始されており、かつ、前記温度差の値が所定値以上である場合に、前記車室空調ユニットにおける複数の前記車室用吹出口のうち、前記高さ方向に前記シート用吸込口に最も近い前記車室用吹出口から空気を吹き出させるシート温調優先モードを選択する車室空調運転モード選択部と、
少なくとも前記シート温調優先モードが選択されている場合において、前記シート温調ユニットを動作させるシート温調動作指示部と、
を備える車両用空調システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記シート温調ユニットでは、
前記通風路における前記吸込側端は、前記シートの座面よりも下方に設けられた前記シート用吸込口に連通し、
前記通風路における前記吹出側端は、前記シートの表面に形成された前記シート用吹出口に連通している請求項1に記載の車両用空調システム。
【請求項3】
前記シート温調ユニットでは、
前記通風路における前記吹出側端は、前記シートの座面よりも下方に設けられた前記シート用吹出口に連通し、
前記通風路における前記吸込側端は、前記シートの表面に形成された前記シート用吸込口に連通している請求項1に記載の車両用空調システム。
【請求項4】
前記制御装置は、複数の前記シートのうち、乗員が乗車予定の前記シートを特定するためのシート特定情報を取得するシート情報取得部をさらに有し、
前記シート温調動作指示部は、前記シート空調ユニットによって、前記シート情報取得部で特定された前記シートのみに対して温調を行わせる請求項1に記載の車両用空調システム。
【請求項5】
前記制御装置は、前記シートの温度を取得するシート温度取得部をさらに有し、
前記車室空調運転モード選択部は、前記シート温調優先モードを選択後、前記車室空調ユニットによる冷房時においては前記シートの温度が所定の温調目標値以下となっている場合に、前記車室空調ユニットによる暖房時においては前記シートの温度が所定の温調目標値以上となっている場合に、前記シート温調優先モード以外の運転モードに切り替える請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用空調システム。
【請求項6】
前記制御装置は、前記冷房時においては前記シートの温度が所定の温調目標値以下となっている場合に、前記暖房時においては前記シートの温度が所定の温調目標値以上となっている場合に、前記シート温調ユニットの動作を停止させるシート温調停止指示部をさらに有する請求項5に記載の車両用空調システム。
【請求項7】
前記制御装置は、前記シートの温調を開始させるシート温調再開信号を検知するシート温調再開信号検知部をさらに有し、
前記車室空調運転モード選択部は、前記シート温調優先モード以外の運転モードが選択されている場合において前記シート温調再開信号検知部が前記シート温調再開信号を検知した場合、前記シート温調優先モードを再選択する請求項5に記載の車両用空調システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載される車両用空調システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車等の車両には、例えばHVAC(Heating Ventilation and Air-Conditioning)と呼ばれる空調装置が設けられ、車室内の空調が行われるようになっている。HVACにおいては、車室内へ吹き出す空気の温度や湿度が調整されるだけでなく、空気の吹き出し位置も調整可能になっており、車室内を快適な状態に保つことができるようになっている。
【0003】
ところでこのような車両に設けられる空調装置においては、乗員が車両に乗車する前に、車室内の空調を開始させるいわゆる「プレ空調」の機能が設けられている場合がある。そして特許文献1に記載された発明においては、このようなプレ空調においてシートから空調風を吹き出すことでシートの着座面の温調を行い、乗員の快適性の向上を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5369476号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、例えば夏場の高温時や冬場の低温時において車両を長時間使用せず放置した場合にはシートが蓄熱してしまい、この蓄熱が車室の空調に影響を与え、車室を快適な温度にするまでに時間を要してしまうだけでなく、シートへの蓄熱によってシート自体の温調にも時間を要し、乗員の快適性を十分に確保することができないといった問題がある。
【0006】
そこで本発明は、車室のプレ空調時に、効率的に車室の空調およびシートの温調を行うことが可能な車両空調システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る車両空調システムは、空調された空気を車両の車室内に向けて吹き出すとともに、少なくとも互いに前記車室の高さ方向に異なる位置に設けられた複数の車室用吹出口を含み、前記車室内を空調する車室空調ユニットと、前記車室内の空気を、前記車室内のシート用吸込口に連通する吸込側端から吸い込んで、前記車室内のシート用吹出口に連通する吹出側端から吹き出す通風路を含み、前記車室内のシートを温調するシート温調ユニットと、前記車室空調ユニットおよびシート温調ユニットを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、乗員が前記車両に乗車する前に前記車室空調ユニットによって前記車室内を空調するためのプレ空調が開始されているか否かを判定するプレ空調判定部と、前記車室内の空調目標温度と外気温との温度差の値を取得する内外温度差取得部と、前記プレ空調が開始されており、かつ、前記温度差の値が所定値以上である場合に、前記車室空調ユニットにおける複数の前記車室用吹出口のうち、前記高さ方向に前記シート用吸込口に最も近い前記車室用吹出口から空気を吹き出させるシート温調優先モードを選択する車室空調運転モード選択部と、少なくとも前記シート温調優先モードが選択されている場合において、前記シート温調ユニットを動作させるシート温調動作指示部と、を備える。
【0008】
上記車両空調システムの前記シート温調ユニットでは、前記通風路における前記吸込側端は、前記シートの座面よりも下方に設けられた前記シート用吸込口に連通し、前記通風路における前記吹出側端は、前記シートの表面に形成された前記シート用吹出口に連通していてもよい。
【0009】
上記車両空調システムの前記シート温調ユニットでは、前記通風路における前記吹出側端は、前記シートの座面よりも下方に設けられた前記シート用吹出口に連通し、前記通風路における前記吸込側端は、前記シートの表面に形成された前記シート用吸込口に連通していてもよい。
【0010】
上記車両空調システムでは、前記制御装置は、複数の前記シートのうち、乗員が乗車予定の前記シートを特定するためのシート特定情報を取得するシート情報取得部をさらに有し、前記シート温調動作指示部は、前記シート空調ユニットによって、前記シート情報取得部で特定された前記シートのみに対して温調を行わせてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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