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公開番号2025082977
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196575
出願日2023-11-20
発明の名称回転電機
出願人株式会社日立インダストリアルプロダクツ
代理人ポレール弁理士法人
主分類H02K 5/173 20060101AFI20250523BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】軸受けの長寿命化と回転電機の小型化を両立することができる回転電機を提供する。
【解決手段】本発明による回転電機は、回転子2と、回転子2に接続されて回転子2と共に回転する回転軸5と、回転軸5を支持する軸受け4と、軸受け4の側方に設置されたラビリンスシール16と、回転軸5に生じた軸電圧を除去するアースブラシ10と、回転子2、回転軸5、軸受け4、ラビリンスシール16、及びアースブラシ10を収容したハウジング1とを備える。ラビリンスシール16は、ハウジング1に固定された固定部材11と、回転軸5に固定されて回転軸5と共に回転する回転部材12とを備える。アースブラシ10は、回転部材12に設置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転子と、
前記回転子に接続されて前記回転子と共に回転する回転軸と、
前記回転軸を支持する軸受けと、
前記軸受けの側方に設置されたラビリンスシールと、
前記回転軸に生じた軸電圧を除去するアースブラシと、
前記回転子、前記回転軸、前記軸受け、前記ラビリンスシール、及び前記アースブラシを収容したハウジングと、
を備え、
前記ラビリンスシールは、前記ハウジングに固定された固定部材と、前記回転軸に固定されて前記回転軸と共に回転する回転部材とを備え、
前記アースブラシは、前記回転部材に設置されている、
ことを特徴とする回転電機。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記回転部材は、円盤形状であり、前記回転軸と回転中心を同一とする、
請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記軸受けと前記アースブラシは、前記回転軸に沿う方向である軸方向の一端部に位置し、
前記ハウジングは、前記一端部に入気口を備えるとともに、前記軸方向の他端部に排気口を備える、
請求項1に記載の回転電機。
【請求項4】
前記アースブラシは、前記回転部材に当接するブラシヘッドと、スプリング機能を有する導電部材とを備える、
請求項1に記載の回転電機。
【請求項5】
前記アースブラシは、前記回転軸の中心の位置よりも下方に位置する、
請求項1に記載の回転電機。
【請求項6】
前記ハウジングは、開口部と前記開口部に設けられた開閉可能な蓋とを有する窓部を備える、
請求項1に記載の回転電機。
【請求項7】
前記ハウジングに固定されており、前記アースブラシを前記ハウジングに固定するブラシホルダーを備え、
前記ブラシホルダーは、前記アースブラシを前記ブラシホルダーに固定する留め具を備え、
前記留め具は、前記窓部の前記開口部に面するように配置されている、
請求項6に記載の回転電機。
【請求項8】
前記回転軸の半径方向が径方向であり、前記回転軸に沿う方向が軸方向であり、
前記アースブラシは、前記回転部材の、前記径方向の外側または前記軸方向の内側に設けられている、
請求項1に記載の回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アースブラシを備える回転電機に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
発電機や電動機などの回転電機は、アースブラシを備えることがある。アースブラシは、回転電機の回転軸に発生する軸電圧を除電するための装置であり、回転軸から軸受けに流れる電流を減少させる。
【0003】
アースブラシを備える従来の回転電機の例は、特許文献1と特許文献2に記載されている。特許文献1には、回転電機の内部に設置されたアースブラシが記載されている。特許文献2には、アースブラシと軸受けとの間がシールによって隔たれている回転機が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-78704号公報
特開2017-60401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
アースブラシは、回転電機の回転軸に接すると、摩耗によって紛体(摩耗紛)を発生させる。この摩耗紛は、軸受けに侵入して軸受けの寿命を低下させる懸念がある。特許文献1に記載されたアースブラシでは、アースブラシの摩耗紛を軸受けに侵入させないための対策が取られていない。
【0006】
特許文献2に記載の回転機では、アースブラシと軸受けとの間がシールによって隔たれているので、アースブラシの摩耗紛が軸受けに侵入するのを防止することができる。しかし、特許文献2に記載の回転機は、アースブラシが回転軸に接触するためのスペースと、シールを設置するためのスペースが必要であるので、回転軸方向の長さが増加してサイズが大きくなるという懸念がある。回転電機は、設置スペースの大きさに関わらず設置できるように、できるだけ小さいほうが好ましい。
【0007】
以上に説明したように、従来の回転電機には、軸受けの長寿命化と回転電機の小型化を両立するのが難しいという課題がある。
【0008】
本発明の目的は、軸受けの長寿命化と回転電機の小型化を両立することができる回転電機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明による回転電機は、回転子と、前記回転子に接続されて前記回転子と共に回転する回転軸と、前記回転軸を支持する軸受けと、前記軸受けの側方に設置されたラビリンスシールと、前記回転軸に生じた軸電圧を除去するアースブラシと、前記回転子、前記回転軸、前記軸受け、前記ラビリンスシール、及び前記アースブラシを収容したハウジングとを備える。前記ラビリンスシールは、前記ハウジングに固定された固定部材と、前記回転軸に固定されて前記回転軸と共に回転する回転部材とを備える。前記アースブラシは、前記回転部材に設置されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、軸受けの長寿命化と回転電機の小型化を両立することができる回転電機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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