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公開番号
2025082928
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196506
出願日
2023-11-20
発明の名称
電動機の組立方法
出願人
三菱重工サーマルシステムズ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02K
15/038 20250101AFI20250523BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】ロータがステータに接触することを防止する。
【解決手段】ステータは、複数の励磁磁極を有し、ロータは、N極に着磁された複数の第1着磁部とS極に着磁された複数の第2着磁部を有し、第1着磁部と第2着磁部は、軸線回りの周方向に沿って交互に配置されており、ロータが軸線回りに回転しないようにロータの回転位置を固定する固定工程S101と、複数の励磁磁極に含まれる所定相の励磁磁極に着磁電流を供給する電流供給工程と、電流供給工程により着磁された所定相の励磁磁極と同極性となる第1着磁部または第2着磁部のいずれか一方の周方向の位置が、所定相の励磁磁極の周方向の位置と一致する状態で、固定工程により回転位置が固定されたロータを軸線に沿ってステータに挿入し、ロータの先端部が軸受部に支持される状態とする挿入工程S103と、を備えるスクロール圧縮機の組立方法を提供する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
電動機の組立方法であって、
前記電動機は、
軸線に沿って延びる筒状に形成されるハウジングと、
前記ハウジングの内部に前記軸線に沿って延びるように配置されるステータと、前記ステータの内周側に配置されるロータとを有するモータと、
前記モータにより回転駆動される駆動部と、
前記ハウジングの底部に固定されるとともに前記ロータの先端部を支持する軸受部と、を備え、
前記ステータは、複数相の励磁電流に対応する複数の励磁磁極を有し、
前記ロータは、N極に着磁された複数の第1着磁部とS極に着磁された複数の第2着磁部とを有し、
前記第1着磁部と前記第2着磁部は、前記軸線回りの周方向に沿って交互に配置されており、
前記ロータが前記軸線回りに回転しないように前記ロータの回転位置を固定する固定工程と、
複数の前記励磁磁極に含まれる所定相の前記励磁磁極に着磁電流を供給する電流供給工程と、
前記電流供給工程により着磁された前記所定相の励磁磁極と同極性となる前記第1着磁部または前記第2着磁部のいずれか一方の前記周方向の位置が、前記所定相の励磁磁極の前記周方向の位置と一致する状態で、前記固定工程により前記回転位置が固定された前記ロータを前記軸線に沿って前記ステータに挿入し、前記ロータの前記先端部が前記軸受部に支持される状態とする挿入工程と、を備える電動機の組立方法。
続きを表示(約 170 文字)
【請求項2】
前記電流供給工程は、前記所定相の励磁磁極の極性が一時的に逆極性となるように前記着磁電流の流通方向を切り替える請求項1に記載の電動機の組立方法。
【請求項3】
前記固定工程は、前記ロータが所定の回転角度の範囲内で揺動可能となるように前記ロータの回転位置を固定する請求項2に記載の電動機の組立方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電動機の組立方法に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、圧縮機を駆動するモータを備える電動過給圧縮機が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、強力な永久磁石を備えたロータに対してステータを挿入して組み付ける際に、ロータに対してステータや他の金属製部材が磁力により接触して固着することや破損することを避けるため、ロータに磁性のないナイロン等の材料により形成される保護筒を装着することが開示されている。特許文献1には、ロータに対してステータが挿入されて組み付けられた後に、ロータから保護筒を引き抜いて取り外すことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-169073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、例えば、固定されたステータに対してロータを挿入して組み付ける際に、ロータを挿入した後にロータから保護筒を取り外すことができない構造である場合には、特許文献1に開示される保護筒等の部材によりロータおよびステータを保護することができない。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ロータをステータに挿入する際にロータがステータに接触することを防止することが可能な電動機の組立方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る電動機の組立方法において、前記電動機は、軸線に沿って延びる筒状に形成されるハウジングと、前記ハウジングの内部に前記軸線に沿って延びるように配置されるステータと、前記ステータの内周側に配置されるロータとを有するモータと、前記モータにより回転駆動される駆動部と、前記ハウジングの底部に固定されるとともに前記ロータの先端部を支持する軸受部と、を備え、前記ステータは、複数相の励磁電流に対応する複数の励磁磁極を有し、前記ロータは、N極に着磁された複数の第1着磁部とS極に着磁された複数の第2着磁部とを有し、前記第1着磁部と前記第2着磁部は、前記軸線回りの周方向に沿って交互に配置されており、前記ロータが前記軸線回りに回転しないように前記ロータの回転位置を固定する固定工程と、複数の前記励磁磁極に含まれる所定相の前記励磁磁極に着磁電流を供給する電流供給工程と、前記電流供給工程により着磁された前記所定相の励磁磁極と同極性となる前記第1着磁部または前記第2着磁部のいずれか一方の前記周方向の位置が、前記所定相の励磁磁極の前記周方向の位置と一致する状態で、前記固定工程により前記回転位置が固定された前記ロータを前記軸線に沿って前記ステータに挿入し、前記ロータの前記先端部が前記軸受部に支持される状態とする挿入工程と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ロータをステータに挿入する際にロータがステータに接触することを防止することが可能な電動機の組立方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係るスクロール圧縮機の概略構成を示す縦断面図であり、スクロール圧縮機を組み立てた状態を示す。
図1に示すスクロール圧縮機のA-A矢視断面図であり、フロントハウジングを省略した図である。
本開示の一実施形態に係るスクロール圧縮機の概略構成を示す縦断面図であり、スクロール圧縮機を組み立てる前の状態を示す。
図3に示すスクロール圧縮機のB-B矢視断面図であり、フロントハウジングを省略した図である。
本開示の一実施形態に係るスクロール圧縮機の組立方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の一実施形態にかかるスクロール圧縮機(電動機)100の組立方法について、図面を参照して説明する。本実施形態のスクロール圧縮機100は、例えば、車両用空気調和機に用いられるものである。
【0010】
図1は、本実施形態に係るスクロール圧縮機100の概略構成を示す縦断面図であり、スクロール圧縮機100を組み立てた状態を示す。図1に示すように、スクロール圧縮機100は、軸受ハウジング(第1ハウジング)10と、リアハウジング(第2ハウジング)20と、フロントハウジング(第3ハウジング)30と、スクロール圧縮機構(駆動部;圧縮部)40と、モータ50と、第1軸受部60と、第2軸受部65と、インバータ70と、ガスケット80と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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