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公開番号2025082889
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196409
出願日2023-11-20
発明の名称光導波路装置
出願人新光電気工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G02B 6/26 20060101AFI20250523BHJP(光学)
要約【課題】接着される2つの光導波路の光結合損失を低減すること。
【解決手段】光導波路装置は、第1光導波路と、第2光導波路と、接着層とを有する。第1光導波路は、第1クラッドと、第1クラッドから先端部が露出する第1コアとを有する。第2光導波路は、第1クラッドと同じ材質からなる第2クラッドと、第2クラッドから先端部が露出し、第1コアと同じ材質からなる第2コアとを有する。接着層は、第1コアの先端部と第2コアの先端部とが部分的に重ねて配置された状態で第1光導波路と第2光導波路とを接着する。接着層は、第1クラッドと第2クラッドとの間を充填して第1コアの先端部及び第2コアの先端部の側面を被覆し、第1コア及び第2コアの屈折率よりも第1クラッド及び第2クラッドの屈折率に近い屈折率を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1クラッドと、前記第1クラッドから先端部が露出する第1コアとを有する第1光導波路と、
前記第1クラッドと同じ材質からなる第2クラッドと、前記第2クラッドから先端部が露出し、前記第1コアと同じ材質からなる第2コアとを有する第2光導波路と、
前記第1コアの先端部と前記第2コアの先端部とが部分的に重ねて配置された状態で前記第1光導波路と前記第2光導波路とを接着する接着層と
を有し、
前記接着層は、
前記第1クラッドと前記第2クラッドとの間を充填して前記第1コアの先端部及び前記第2コアの先端部の側面を被覆し、前記第1コア及び前記第2コアの屈折率よりも前記第1クラッド及び前記第2クラッドの屈折率に近い屈折率を有する
ことを特徴とする光導波路装置。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記接着層は、
前記第1コアの先端部及び前記第2コアの先端部の端面を被覆する
ことを特徴とする請求項1に記載の光導波路装置。
【請求項3】
前記第1コアの先端部又は前記第2コアの先端部は、
先端に向かってコア幅が小さくなるテーパ形状を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の光導波路装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光導波路装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、2つの光導波路を接着により光結合する光導波路装置が知られている。2つの光導波路の各々は、クラッド及びクラッドから一部の表面が露出するコアから構成される。
【0003】
2つの光導波路を光結合する際には、一方の光導波路におけるコアの露出面と他方の光導波路におけるコアの露出面とが平面視で重ね合された後に、一方の光導波路におけるコアの露出面と他方の光導波路におけるコアの露出面とが接着層を介して接着される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-191110号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、一方の光導波路におけるコアの露出面と他方の光導波路におけるコアの露出面との間に接着層が介在する場合、コア間の光の移動が妨げられ、接着される2つの光導波路の光結合損失が大きくなるという問題がある。すなわち、2つの光導波路のコア間に介在する接着層の屈折率が2つの光導波路のコアの屈折率と比較的に近い屈折率に調整されるため、一方のコアから他方のコアへ移動する光が接着層を介して光導波路の外部へ漏出し、光結合損失が大きくなる。
【0006】
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、接着される2つの光導波路の光結合損失を低減することができる光導波路装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願の開示する光導波路装置は、一つの態様において、第1光導波路と、第2光導波路と、接着層とを有する。第1光導波路は、第1クラッドと、第1クラッドから先端部が露出する第1コアとを有する。第2光導波路は、第1クラッドと同じ材質からなる第2クラッドと、第2クラッドから先端部が露出し、第1コアと同じ材質からなる第2コアとを有する。接着層は、第1コアの先端部と第2コアの先端部とが部分的に重ねて配置された状態で第1光導波路と第2光導波路とを接着する。接着層は、第1クラッドと第2クラッドとの間を充填して第1コアの先端部及び第2コアの先端部の側面を被覆し、第1コア及び第2コアの屈折率よりも第1クラッド及び第2クラッドの屈折率に近い屈折率を有する。
【発明の効果】
【0008】
本願の開示する光導波路装置の一つの態様によれば、接着される2つの光導波路の光結合損失を低減することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る光導波路装置の構成を示す平面図である。
図2は、図1のII-II線における断面を模式的に示す図である。
図3は、図2のIII-III線における断面を模式的に示す図である。
図4は、図2のIV-IV線における断面を模式的に示す図である。
図5は、図2のV-V線における断面を模式的に示す図である。
図6は、実施形態に係る第1光導波路の製造方法を示すフローチャートである。
図7は、実施形態に係る第2光導波路の製造方法を示すフローチャートである。
図8は、実施形態に係る光導波路装置の製造方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願の開示する光導波路装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により開示技術が限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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