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公開番号
2025082579
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023196009
出願日
2023-11-17
発明の名称
車両荷台用シート掛け補助装置
出願人
株式会社安藤・間
代理人
フェリシテ弁理士法人
主分類
B60P
7/04 20060101AFI20250522BHJP(車両一般)
要約
【課題】シートを車両の荷台上に安全で簡易迅速にかつ確実に掛けられるようにする。
【解決手段】本装置Aは、作業エリアの後部両側に一対の支柱1が立ち上げ設置されて、これら支柱1を取付ベースBとし、この取付ベースBにおいて作業エリアPの作業者の手の届く位置から曲線部20を介して作業エリアに向け、作業エリアの車両の荷台の奥側上方まで斜めに延設されるシートガイド2に、シートを移送するシートハンガー3が移動可能に配置され、シートハンガー駆動装置4により駆動するようにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の荷台にシートを掛けるシート掛け作業を行う作業エリアに設置され、シート掛け作業を補助する車両荷台用シート掛け補助装置であって、
前記作業エリアに一対の支柱が立ち上げ設置されて当該各支柱を取付ベースとして、又は前記作業エリアに近接して立ち上がり設置される構造物を取付ベースとして、前記取付ベースにおいて前記作業エリアでシート掛け作業を行う作業者の手の届く位置から前記作業エリアに向け、前記作業エリアの前記車両の荷台の奥側上方まで斜めに延設されるシートガイドと、
前記シートガイドに移動可能に配置され、前記シートを移送するためのシートハンガーと、
前記シートハンガーを駆動するシートハンガー駆動装置と、
を備え、
前記シートガイドの前記取付ベース側の一端側で、前記シートハンガーに前記シートの先端を取り付け、前記シートハンガー駆動装置により前記シートガイド上で前記シートハンガーを前記シートガイドの他端へ移動して、前記シートを前記車両の荷台の全面上方に展開し、前記シートガイドの他端で、前記シートハンガーから前記シートを取り外して、前記シートを前記車両の荷台に掛ける、
ことを特徴とする車両荷台用シート掛け補助装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
シートガイドは一対のガイドレールからなり、前記シートハンガーは、前記各ガイドレール間に跨って配置される移動ベースと、前記移動ベースの両側に軸支され、前記各ガイドレールに係合可能な一対のガイドローラとを有してなる請求項1に記載の車両荷台用シート掛け補助装置。
【請求項3】
一対のガイドレールはそれぞれ、取付ベース側の一端部側に取付ベースの取付位置から車両の荷台の高さを超える高さ位置まで前記車両の荷台上へ回り込む曲線部を有し、前記各ガイドレールは前記取付ベースから、前記曲線部を介して、車両の荷台の奥側上方へ、シートハンガーが自重により前記各ガイドレールを高所から低所へ自走できる程度の勾配に、斜めに延ばされる請求項2に記載の車両荷台用シート掛け補助装置。
【請求項4】
一対のガイドレールは断面溝形形状をなすレールからなり、シートハンガーの一対のガイドローラは、前記各ガイドレール内で垂直方向で係合可能な一対の垂直方向ローラ、及び前記各ガイドレール内で水平方向で係合可能な一対の水平方向ローラからなる請求項2に記載の車両荷台用シート掛け補助装置。
【請求項5】
シートハンガーに、前記シートハンガーの両側に配設され、シートの先端両側を把持可能な一対の把持装置と、前記各把持装置に作動連結されて、作業エリアで作業員の手の届く範囲に配置され、前記各把持装置により把持される前記シートを前記各把持装置から解放する操作部とを併せて備える請求項1に記載の車両荷台用シート掛け補助装置。
【請求項6】
シートは少なくとも四隅にはと目を有し、各把持装置は、前記シートの先端両側の各隅を挿入可能に断面略コ字形又は断面C字形の把持部本体と、前記把持部本体の両端部側の一方で当該一方の中間部を貫通して、一端を前記一方の中間部から外側に突出され、他端を前記把持部本体の両端部側の他方で当該他方の中間に係合されて前記両端部側間に配置され、前記シートのはと目に挿脱可能な把持部と、前記把持部本体の前記両端部側間で前記把持部の他端を常態として前記把持部本体の両端部側の他方に向けて付勢するばね部材とを備える請求項5に記載の車両荷台用シート掛け補助装置。
【請求項7】
操作部は、前記各把持装置の前記各把持部に作動連結され、前記各把持装置から作業エリアに向けて垂下される解除ワイヤーと、前記解除ワイヤーの垂下側の端部に作動連結され、前記解除ワイヤーを前記把持部を前記シートのはと目に挿脱可能に駆動する手動式のレバーを有する請求項6に記載の車両荷台用シート掛け補助装置。
【請求項8】
シートハンガー駆動装置は、取付ベースに設置されるウィンチと、前記ウィンチに巻回されて、前記ウィンチから延び、シートガイドの先端側に設置されるワイヤーガイドを介してシートハンガーに連結されるワイヤーロープとからなる請求項1に記載の車両荷台用シート掛け補助装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダンプやトラックの荷台、貨物列車の貨物運搬車両の荷台など輸送機械の荷台にシートを掛けるときに使用する車両荷台用シート掛け補助装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、建設現場などで発生した廃材や廃棄物をダンプやトラックで輸送する際に、荷台から廃材や廃棄物が脱落したり飛散したりするのを防止するために、荷台にシートを掛けている。従来、このシートの掛け作業では、作業者が足場や立ち馬を使用して、荷台の上にシートを持って上がり、荷台上の廃材や廃棄物の上でシートを広げ、シートの両側部を荷台のあおりなどに固定することが行われている。なお、この種のシートには、合成樹脂製で、両側縁又は全周縁にはと目を取り付けられた一般にブルーシートと称せられるシートが用いられることが多い。
【0003】
このようなシートの掛け作業では、車両の荷台にシートを掛ける都度、作業者は車両の荷台へ乗り降りを繰り返すため、多くの労力と時間を要し、このため、かかるシート掛け作業は、安全に、効率良く行えるようにすることが望まれる。
【0004】
そこで、かかる要望に応えるべく、特許文献1により、シート掛け補助システムが提案されている。
【0005】
特許文献1のシート掛け補助システムは、車両が停車する停車エリアと、停車エリアの上方に配設され、停車エリアに停車した車両の上方を前後方向に延びるガイドレールと、ガイドレールの下方に配置され、左右方向における各端部にシートの前側に設けられたバンドが着脱可能に取り付けられるシートハンガーと、ガイドレールに沿って移動可能に構成され、シートハンガーを上下方向に昇降可能に支持するホイストなどのシートハンガー移動装置と、シートハンガー移動装置を制御する制御装置と、を備えて構成される。
【0006】
かかるシート掛け補助システムにより、停車エリアで車両の荷台にシートが次のようにして掛けられる。
まず、車両の運転手が、車両を前進させて進入口を通じて停車エリアに進入し、停車エリアの所定位置に車両を停車させる。続いて、シート掛けの作業者が、シートハンガーにシートの前側(前側のバンド)を取り付ける。次に、作業者は、制御装置を操作し、(ホイストにより)シートの前側端部が荷台よりも高い位置に配置されるようにシートハンガーを上昇させる。次いで、作業者は、制御装置の操作によって、シートハンガーを前方へと移動させてシートを移動させる。シートハンガーを荷台の前端部の上方まで移動して、シートを荷台に積載した荷の上方に配置する。続いて、作業者は、(ホイストにより)シートハンガーを荷台に積み込まれた荷や荷台の側アオリなどに当接するまで下降させ、このシートハンガーに保持されたシートで荷を覆う。このようにして車両の荷台にシートを掛ける。そして、作業者は、シートの前端側と後端側などにそれぞれ設けられた各バンドを車両の所定位置に引っ掛けるなどして係合させ、シートを車両に固定する。このようにして運転手が、車両に乗り込んで退出口を通じて停車エリアから車両を退出させる。
【0007】
このように、このシステムによれば、荷台にシートを掛ける際に必要となる(作業者の)車両の乗り降りが最小限となり、(作業者が)荷台をシートで覆う作業を効率よく行うことができる。また、作業者が荷台に乗り降りする必要がないから、安全性を確保しつつ、効率的に作業を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2023-85667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記従来のシート掛け補助システムでは、次のような問題がある。
(1)ガイドレールは、停車エリアの上方に配設され、停車エリアに停車した車両の上方を前後方向に延ばされるため、停車エリアにこのエリアを取り囲むようにフレーム体が設置されて、ガイドレールはこのフレーム体に支持される。このシステムでは、フレーム体は、前後一対の門型フレームと、これら門型フレーム間に延びる左右一対の連結材とを有してなり、ガイドレールは各門型フレーム間に支持される。このため、停車エリアへ車両が入退出するための入退出面は門型フレーム両側の各支柱により制限され、車両の入退出が容易ではない。なお、この車両の入退出を容易にしようとすると、門型フレームの各支柱間を広く取る必要があるが、これを実行しようとすると、停車エリアを拡幅して、フレーム体の幅を拡大せざるを得ない。その結果、システム全体が拡大して停車エリアも大きなスペースを要し、全体としてコストも増大して、好ましくない。
(2)ガイドレールの下方に配置されるシートハンガーはその左右方向の各端部にシートの前側に設けられたバンドが着脱可能に取り付けられるようになっており、このシートハンガーにシートの前側が取り付けられて、このシートハンガーをホイストなどのシートハンガー移動装置により上昇させシートを荷台上まで上げて、このシートハンガーでシートをガイドレールに沿って移動し、車両の荷台上でシートハンガーをホイストなどにより下降させてシートを荷台上に降ろすので、シートハンガーをガイドレール上で移動させる他、シートを昇降させるホイストなどのシートハンガー移動装置を必要とし、シートハンガーの移動装置全体として装置構成が複雑で、コスト高になる。
【0010】
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、この種の車両荷台用シート掛け補助装置において、装置全体、シート掛け作業を行う作業エリアを共に大きくすることなしに、車両の作業エリアへの進入退出を容易にすること、装置全体を簡単な構造にして低コストにすること、シート掛けの作業者がシートを車両の荷台上に安全で簡易迅速にかつ確実に掛けることなど、を目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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