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公開番号2025082073
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023195305
出願日2023-11-16
発明の名称ロールスクリーン装置
出願人セイキ住工株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E06B 9/54 20060101AFI20250521BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】スクリーンガイドを弾性体で付勢することなく、スクリーンガイドの自重を利用した簡単な方法によってスクリーンに適度の張力を付与する。
【解決手段】巻取ボックス5と、左右のガイドレール6と、左右のガイドレール6の内部にそれぞれ変位自在に収容された左右のスクリーンガイド12と、巻取ボックス5の内部に配設されたスクリーン巻取軸8と、スクリーン巻取軸8に上端部を連結され、スクリーン巻取軸8により上げ下げされるスクリーン1と、スクリーン1の左右両側端部にそれぞれ取り付けられ、左右のスクリーンガイド12の内側面に形成されたスリット内に摺動自在に係合する係止部材14と、スクリーン1の幅方向の張力を高める張力調整機構20とを有し、張力調整機構20は、左右のスクリーンガイド12を、スクリーンガイド12の自重によって左右のスクリーンガイド12,12間の間隔が広がる方向に付勢するように構成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
水平に配設された巻取ボックスと、該巻取ボックスの左右両端部から下向きに延出する左右のガイドレールと、該左右のガイドレールの内部に変位自在なるように収容された左右のスクリーンガイドとを有するスクリーン枠、
前記巻取ボックスの内部に水平軸線を中心に正逆回転自在なるように収容されたスクリーン巻取軸、
前記スクリーン巻取軸に上端部を連結されて前記巻取ボックスから下向きに延出し、前記スクリーン巻取軸の回転によって前記スクリーン巻取軸に巻き取られたり該スクリーン巻取軸から繰り出されたりして上げ下げされるスクリーン、
前記スクリーンの左右両側端部にそれぞれ取り付けられ、前記左右のスクリーンガイドの内側面に形成されたスリットに摺動自在に係合する係止部材、
前記スクリーンの幅方向の張力を高めるための張力調整機構、
を有し、
前記張力調整機構は、前記左右のスクリーンガイドを、該スクリーンガイドの自重によって相互間の間隔が広がる方向に付勢するように構成されている、
ことを特徴とするロールスクリーン装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記張力調整機構は、前記ガイドレールの上端部に形成された傾斜面と、前記スクリーンガイドの上端部に設けられたピンとを有し、
前記傾斜面は、前記ガイドレールの内側面側から反対側の外側面側に向けて高さが次第に低くなるように傾斜し、
前記ピンは、前記スクリーンガイドの上端部外側面寄りの位置に設けられていて、前記傾斜面上に該傾斜面に沿って変位可能なるように裁置され、
前記左右のスクリーンガイドは、前記ピンの変位によって相互間の間隔が変化する方向に変位すると共に、前記ピンを支点として相互間の間隔が広がる方向に傾斜する、
ことを特徴とする請求項1に記載のロールスクリーン装置。
【請求項3】
前記張力調整機構は、前記ピンが前記傾斜面に沿って一定距離以上変位するのを防止するためのストッパを有する、
ことを特徴とする請求項2に記載のロールスクリーン装置。
【請求項4】
前記張力調整機構は、前記ガイドレールの下端部に形成された傾斜面と、前記スクリーンガイドの下端部に設けられて前記傾斜面上に当接する支点部とを有し、
前記傾斜面は、前記ガイドレールの内側面側から反対側の外側面側に向けて高さが次第に低くなるように傾斜し、
前記支点部は、前記スクリーンガイドの下端部内側面端に形成されていて、前記傾斜面上に該傾斜面に沿って変位可能なるように当接し、
前記左右のスクリーンガイドは、前記支点部の変位によって相互間の間隔が変化する方向に変位すると共に、前記支点部を支点として相互間の間隔が広がる方向に傾斜する、
ことを特徴とする請求項1に記載のロールスクリーン装置。
【請求項5】
前記張力調整機構は、前記ピンが前記傾斜面に沿って一定距離以上変位するのを防止すうためのストッパを有する、
ことを特徴とする請求項4に記載のロールスクリーン装置。
【請求項6】
前記張力調整機構は吊り線からなり、該吊り線によって前記スクリーンガイドが、前記ガイドレールの内部に変位自在なるように吊り下げられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のロールスクリーン装置。
【請求項7】
前記吊り線の一端は、前記ガイドレールの上端部又は上端部近傍位置に連結され、前記吊り線の他端は、前記スクリーンガイドの上半部における前記一端より下方位置に連結されている、
ことを特徴とする請求項6に記載のロールスクリーン装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、巻取軸の回転操作によりスクリーンを該巻取軸に巻き取ったり該巻取軸から繰り出したりすることによって上げ下げするロールスクリーン装置に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
図18-図20に示すように、ボールチェーン等の操作紐50によるスクリーン巻取軸51の正逆回転操作により、防虫用や遮光用等のスクリーン52を該巻取軸51に巻き取ったり該巻取軸51から繰り出したりすることによって上げ下げするロールスクリーン装置は、公知である。
【0003】
この種のロールスクリーン装置は、一般に、前記スクリーン52の左右両側端部に、係止部材53として、例えば、スライドファスナーを構成する一対の噛合テープのうちの一方の噛合テープを取り付け、この噛合テープ即ち係止部材53を、スクリーン枠54における左右のガイドレール55,55の内部に変位自在なるように収容されたスクリーンガイド56,56の内側面(左右のスクリーンガイドの互いに向き合う側面)のスリット57内に摺動自在に係合させることにより、前記スクリーン52の上げ下げ時に、該スクリーン52の左右両側端部を前記左右のスクリーンガイド56,56にガイドさせるようにしている。また、前記スクリーン52の下端部に取り付けられたボトムバー58は、その両端部を前記ガイドレール55,55の内側面(左右のガイドレールの互いに向き合う側面)に形成された案内溝59内に嵌合させることにより、該ガイドレール55,55にガイドさせるようにしている。
【0004】
この場合、前記スクリーン52及びボトムバー58の昇降が円滑に行われるように、前記スクリーンガイド56と前記ガイドレール55との間、及び前記スクリーンガイド56と前記係止部材53との間には、図19に示すように、それぞれ隙間g1(2mm程度)及びg2(1mm程度)を設けている。
このため、前記スクリーン52に風圧や該スクリーン52の自重等が作用すると、該スクリーン52の左右の係止部材53、53によって左右のスクリーンガイド56,56が前記隙間g1,g2の分だけ内側(左右のスクリーンガイドの間隔が狭まる方向)に引き寄せられ、該スクリーン52に撓みX(図21参照)や、弛みY(図18参照)等が生じ易い。
【0005】
一方、特許文献1には、前記スクリーンの撓みXや弛みY等の発生を防止するための手段を備えたロールスクリーン装置が開示されている。このロールスクリーン装置においては、スクリーンの張力を高めるため、スクリーンガイドに軟質合成樹脂製の弾性部を一体に設け、この弾性部を、ガイドレール(特許文献1では「外レール」に相当)の内面に当接させることにより、前記スクリーンガイドをスクリーンの張力が高まる方向に付勢するようにしている。
【0006】
しかし、このように前記スクリーンガイドに軟質合成樹脂製の弾性部を一体に設ける方法は、前記スクリーンガイドの構造及び製造が複雑化してコストの上昇を招くと共に、ロールスクリーン装置の組み立て作業も煩雑化し、しかも、前記弾性部の付勢力によって前記スクリーンガイドと係止部材との係合が強くなりすぎ、前記スクリーンの上げ下げに支障を来し易いという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実公平7-14626号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の技術的課題は、ロールスクリーン装置において、スクリーンをガイドするスクリーンガイドを、合成樹脂やゴムあるいはばね等の弾性体で付勢することなく、スクリーンガイドの自重を利用した簡単な方法によってスクリーンに適度の張力を付与することができるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するため、本発明のロールスクリーン装置は、水平に配設された巻取ボックスと、該巻取ボックスの左右両端部から下向きに延出する左右のガイドレールと、該左右のガイドレールの内部に変位自在なるように収容された左右のスクリーンガイドとを有するスクリーン枠、前記巻取ボックスの内部に水平軸線を中心に正逆回転自在なるように収容されたスクリーン巻取軸、前記スクリーン巻取軸に上端部を連結されて前記巻取ボックスから下向きに延出し、前記スクリーン巻取軸の回転によって前記スクリーン巻取軸に巻き取られたり該スクリーン巻取軸から繰り出されたりして上げ下げされるスクリーン、前記スクリーンの左右両側端部にそれぞれ取り付けられ、前記左右のスクリーンガイドの内側面に形成されたスリット内に摺動自在に係合する係止部材、前記スクリーンの幅方向の張力を高めるための張力調整機構、を有し、前記張力調整機構は、前記左右のスクリーンガイドを、該スクリーンガイドの自重によって相互間の間隔が広がる方向に付勢するように構成されていることを特徴とする。
【0010】
本発明において、前記張力調整機構は、前記ガイドレールの上端部に形成された傾斜面と、前記スクリーンガイドの上端部に設けられたピンとを有し、前記傾斜面は、前記ガイドレールの内側面側から反対側の外側面側に向けて高さが次第に低くなるように傾斜し、前記ピンは、前記スクリーンガイドの上端部外側面寄りの位置に設けられていて、前記傾斜面上に該傾斜面に沿って変位可能なるように裁置され、前記左右のスクリーンガイドは、前記ピンの変位によって相互間の間隔が変化する方向に変位すると共に、前記ピンを支点として相互間の間隔が広がる方向に傾斜するように構成されていても良い。
この場合、前記張力調整機構は、前記張力調整機構は、前記ピンが前記傾斜面に沿って一定距離以上変位するのを防止するためのストッパを有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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