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公開番号2025080653
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193946
出願日2023-11-14
発明の名称電力供給システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02J 7/02 20160101AFI20250519BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 満充電時の電圧が異なる2つの電池が並列接続された回路において、2つの電池を適切に充電することができる技術を提供する。
【解決手段】 電力供給システムは、第1電池と、満充電時の電圧が第1電池の満充電時の電圧よりも高い第2電池と、第1電池と第2電池とが並列に接続される並列回路を形成するように構成された接続回路と、接続回路に設けられているとともに、並列回路において外部電源から第1電池への通電を導通及び遮断する第1リレーと、接続回路に設けられているとともに、並列回路において外部電源から第2電池への通電を導通及び遮断する第2リレーと、外部電源によって第1電池及び第2電池を充電する充電処理を実行可能な制御装置と、を備える。充電処理は、第1電池が満充電に達したときに、第2電池の充電を継続しつつ、第1リレーを遮断させて外部電源から第1電池への通電を遮断する処理を含む。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
外部電源によって充電可能な第1電池と、
前記外部電源によって充電可能であるとともに、満充電時の電圧が前記第1電池の満充電時の電圧よりも高い第2電池と、
前記第1電池と前記第2電池とが並列に接続される並列回路を形成するように構成された接続回路と、
前記接続回路に設けられているとともに、前記並列回路において前記外部電源から前記第1電池への通電を導通及び遮断する第1リレーと、
前記接続回路に設けられているとともに、前記並列回路において前記外部電源から前記第2電池への通電を導通及び遮断する第2リレーと、
前記外部電源によって前記第1電池及び前記第2電池を充電する充電処理を実行可能な制御装置と、
を備え、
前記充電処理は、
前記第1電池が満充電に達したときに、前記第2電池の充電を継続しつつ、前記第1リレーを遮断させて前記外部電源から前記第1電池への通電を遮断する処理を含む、
電力供給システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1リレーは、無接点リレーを含む、請求項1に記載の電力供給システム。
【請求項3】
前記無接点リレーは、半導体スイッチング素子を含む、請求項2に記載の電力供給システム。
【請求項4】
前記無接点リレーは、前記半導体スイッチング素子と逆並列に接続された第1ダイオードを含み、
前記第1ダイオードは、前記第1電池の放電を許容するとともに、前記第1電池の充電を禁止する向きで設けられている、請求項3に記載の電力供給システム。
【請求項5】
前記接続回路は、前記並列回路において、前記第2電池と直列に接続される第2ダイオードを備え、
前記第2ダイオードは、前記第2電池の放電を禁止するとともに、前記第2電池の充電を許容する向きで設けられている、請求項1に記載の電力供給システム。
【請求項6】
前記充電処理は、前記第1電池への通電を遮断する前記処理の前に、
前記第1リレーを導通させて前記第1電池を充電する処理と、
前記第1電池の電圧が前記第2電池の電圧に達したときに、前記第2リレーを導通させた状態で前記第2電池の充電を開始する処理と、を含む、請求項1に記載の電力供給システム。
【請求項7】
前記外部電源から前記接続回路への通電を導通及び遮断する充電リレーと、
前記並列回路において前記第1電池及び前記第2電池と並列に接続されている第1キャパシタと、を備え、
前記充電処理は、前記第1電池を充電する前記処理の前に、前記充電リレーを遮断させた状態で前記第1リレーを導通させて、前記第1電池により前記第1キャパシタをプリチャージする処理を含み、
前記第1電池を充電する前記処理において前記充電リレーを導通させる、
請求項6に記載の電力供給システム。
【請求項8】
前記接続回路は、前記並列回路において、前記第1電池と直列に接続される第3ダイオードを備え、
前記第3ダイオードは、前記第1電池の放電を禁止するとともに、前記第1電池の充電を許容する向きで設けられている、請求項1に記載の電力供給システム。
【請求項9】
前記制御装置は、前記接続回路から前記第1電池及び前記第2電池によって外部負荷に電力を供給する給電処理を実行可能であり、
前記給電処理は、
前記第1リレーを遮断させるとともに前記第2リレーを導通させて前記第2電池から前記外部負荷へ電力を供給する処理を含む、請求項1に記載の電力供給システム。
【請求項10】
前記接続回路から前記外部負荷への通電を導通及び遮断する給電リレーと、
前記並列回路において前記第1電池及び前記第2電池と並列に接続されている第2キャパシタと、を備え、
前記給電処理は、
前記第2電池から前記外部負荷へ電力を供給する前記処理の前に、前記給電リレーを遮断させた状態で前記第1リレーを遮断させるとともに前記第2リレーを導通させて、前記第2電池により前記第2キャパシタをプリチャージする処理を含み、
前記第2電池から前記外部負荷へ電力を供給する前記処理において前記給電リレーを導通させる、請求項9に記載の電力供給システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、電力供給システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第1電池と第2電池とが並列に接続される並列回路において、第1電池及び第2電池を充電する電源装置が開示されている。特許文献1では、第1電池の充電率と第2電池の充電率が異なる状態であっても、第1電池と第2電池の一方から他方に流れる循環電流を抑制しつつ、第1電池及び第2電池を適切に充電することができることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-16234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、第1電池と第2電池とが、同等の放電容量を有している。すなわち、第1電池と第2電池の満充電時の電圧が等しく、第1電池と第2電池の満充電時の電圧が異なる状況が想定されていない。このため、特許文献1の技術では、当該状況において、満充電時の電圧が高い電池が十分に充電されない、または、満充電時の電圧が低い電池が過度に充電される、といった問題がある。本明細書では、満充電時の電圧が異なる2つの電池が並列接続された回路において、2つの電池を適切に充電することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する第1の態様では、電力供給システムは、外部電源によって充電可能な第1電池と、前記外部電源によって充電可能であるとともに、満充電時の電圧が前記第1電池の満充電時の電圧よりも高い第2電池と、前記第1電池と前記第2電池とが並列に接続される並列回路を形成するように構成された接続回路と、前記接続回路に設けられているとともに、前記並列回路において前記外部電源から前記第1電池への通電を導通及び遮断する第1リレーと、前記接続回路に設けられているとともに、前記並列回路において前記外部電源から前記第2電池への通電を導通及び遮断する第2リレーと、前記外部電源によって前記第1電池及び前記第2電池を充電する充電処理を実行可能な制御装置と、を備えてもよい。前記充電処理は、前記第1電池が満充電に達したときに、前記第2電池の充電を継続しつつ、前記第1リレーを遮断させて前記外部電源から前記第1電池への通電を遮断する処理を含んでもよい。
【0006】
上記の構成では、第2電池よりも満充電時の電圧が低い第1電池が満充電に達したときに、第1リレーを遮断することにより、第1電池の充電を停止して第2電池の充電を継続する。これにより、第1電池及び第2電池の双方を適切に満充電まで充電することができる。
【0007】
本明細書が開示する第2の態様では、上記第1の態様において、前記第1リレーは、無接点リレーを含んでもよい。本明細書が開示する第3の態様では、上記第2の態様において、前記無接点リレーは、半導体スイッチング素子を含んでもよい。本明細書が開示する第4の態様では、上記第3の態様において、前記無接点リレーは、前記半導体スイッチング素子と逆並列に接続された第1ダイオードを含んでもよい。前記第1ダイオードは、前記第1電池の放電を許容するとともに、前記第1電池の充電を禁止する向きで設けられていてもよい。
【0008】
上記の構成では、第1リレーの断線や溶着を抑制することができる。
【0009】
本明細書が開示する第5の態様では、上記第1から第4の態様のいずれか一つにおいて、前記接続回路は、前記並列回路において、前記第2電池と直列に接続される第2ダイオードを備えてもよい。前記第2ダイオードは、前記第2電池の放電を禁止するとともに、前記第2電池の充電を許容する向きで設けられていてもよい。
【0010】
上記の構成では、並列回路において、第2電池から第1電池に向かう循環電流が流れることを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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