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公開番号2025080435
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193575
出願日2023-11-14
発明の名称ロータリーダンパ式サスペンション
出願人株式会社アイシン
代理人個人
主分類B60G 21/055 20060101AFI20250519BHJP(車両一般)
要約【課題】搭載性に優れ、車体の振動抑制効果に優れたロータリーダンパ式サスペンションを得る。
【解決手段】左右の車輪Tが同時又は個別に接続されて車体1aを支持するアクスル2と、車体1a又はアクスル2の一方に設けられたケース7と、ケース7を、ケース7が設けられた車体1a又はアクスル2との間で略水平方向に移動させる可動部8と、ケース7に設けられ略水平方向に移動可能なラック5及びラック5と歯合するピニオン6と、ピニオン6に設けられたダンパMと、車体1a又はアクスル2のうちケース7が設けられた部材とラック5に接続された動作方向変更部4と、車体1a又はアクスル2のうちケース7が設けられていない他方に取り付けられ、動作方向変更部4に接続された作用部材3と、を有するロータリーダンパ式サスペンションS。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
左右の車輪の双方が同時にあるいは個別に接続されて車体を支持するアクスルと、
前記車体あるいは前記アクスルの一方に設けられたケースと、
前記ケースを、前記ケースが設けられた前記車体あるいは前記アクスルとの間で略水平方向に沿って相対移動させる可動部と、
前記ケースに設けられ、略水平方向に移動可能なラックおよび前記ラックと歯合するピニオンと、
前記ピニオンの回転軸に設けられたダンパと、
前記車体あるいは前記アクスルのうち前記ケースが設けられた部材に取り付けられ、前記ラックに接続された動作方向変更部と、
前記車体あるいは前記アクスルのうち前記ケースが設けられていない他方に取り付けられ、前記動作方向変更部に接続された作用部材と、
が備えられたロータリーダンパ式サスペンション。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記動作方向変更部がベルクランクである請求項1に記載のロータリーダンパ式サスペンション。
【請求項3】
前記ケースと、前記ケースが設けられた前記車体あるいは前記アクスルとの間に水平方向に沿った付勢部材が備えられている請求項2に記載のロータリーダンパ式サスペンション。
【請求項4】
前記ピニオンにモータが設けられている請求項1~3の何れか一項に記載のロータリーダンパ式サスペンション。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車体の上下動が伝達されるラックおよびピニオンを備え、ピニオンの回転を調節して車体の揺れを抑制するサスペンションに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、このようなサスペンションとしては例えば特許文献1に示すものがある(〔0006〕~〔0008〕及び図1,2参照)。
【0003】
このサスペンションでは、左右の車輪のサスペンションに第1スタビライザと第2スタビライザが振り分けて連結され、第1スタビライザの端部には直線状の歯部を有する第1ラックが取り付けられ、第2スタビライザの端部には第2ラックが取り付けられている。これら第1ラックおよび第2ラックの間には、双方に噛合する第1ピニオンが設けられ、このピニオンは第1モータによって駆動可能である。
【0004】
つまり、これ等の構成により、車両の横揺れ(ロール)が抑制できる。車両に横揺れが生じたとき、第1スタビライザと第2スタビライザとは反対方向に移動し、これ等に取り付けられた第1ラックおよび第2ラックも相対移動する。この結果、第1ピニオンが従動回転する。このとき第1モータに所定回転を生じさせ、第1ラックと第2ラックの相対移動速度を調節して車両の横揺れが抑制される。
【0005】
また、車両の縦揺れ(ピッチ)を抑制するために、第1ピニオンにはロッドを介して第3ラックが接続されている。この第3ラックには第2ピニオンが歯合し、第2ピニオンは第2モータによって駆動可能である。
【0006】
例えば、車両が凸部を乗り上げるとき、第1スタビライザと第2スタビライザは同方向に移動する。このとき、第1ラックと第2ラックは相対移動せず、第1ピニオンを上下動させる。このとき、第1ピニオンに連結された第3ラックが上下動し、第2ピニオンが従動回転しようとする。ここで第2モータを駆動し、第2ピニオンの回転速度を調節することで車両の縦揺れのピッチを抑制することができる。
【0007】
このように、従来の構成によれば二組のラックおよびピニオンを備えることで、メカニカルに且つ簡単にスタビライザを構成できるとのことである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平5-92715号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記従来のサスペンションにあっては、二組のラック及びピニオンが、サスペンションの動作方向に合わせて上下方向に隣接配置されている。しかも、設置のために所定の体積を要する第1モータや第2モータを夫々のピニオンの位置に合わせて配置しなければならない。この結果、空間体積に制限を受ける車両の下部での搭載条件等に鑑みれば当該サスペンションは必ずしも良好なものとは言えない。
【0010】
このように、従来のサスペンションは、設置場所に大きく制限されるなど未だ改善すべき点があり、搭載性に優れつつ車体の振動抑制効果に優れたサスペンションが求められていた。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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