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公開番号2025079935
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023192821
出願日2023-11-13
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、プログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G06T 19/00 20110101AFI20250516BHJP(計算;計数)
要約【課題】半透明マテリアルを含む複数の仮想物体が描画された画像の奥行情報を適切に取得する技術を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、半透明マテリアルを含む複数の仮想物体が配置された第1の画像の奥行情報である第1の奥行情報を取得し、前記第1の奥行情報に基づき前記第1の画像を生成するレンダリング手段と、前記第1の画像における前記半透明マテリアルの奥行きを示す第2の奥行情報を取得する取得手段と、前記2の奥行情報に基づき、前記第1の奥行情報を補正する補正手段と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
半透明マテリアルを含む複数の仮想物体が配置された第1の画像の奥行情報である第1の奥行情報を取得し、前記第1の奥行情報に基づき前記第1の画像を生成するレンダリング手段と、
前記第1の画像における前記半透明マテリアルの奥行きを示す第2の奥行情報を取得する取得手段と、
前記2の奥行情報に基づき、前記第1の奥行情報を補正する補正手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記レンダリング手段は、前記複数の仮想物体における前記半透明マテリアルの存在を無視して前記第1の奥行情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1の奥行情報と前記第2の奥行情報とのそれぞれは、前記第1の画像の複数の位置の奥行きを示す情報であって、
前記補正手段は、前記第1の画像の複数の位置それぞれについて、前記第1の奥行情報が示す奥行きと前記第2の奥行情報が示す奥行きとのうち小さい方を、前記補正された前記第1の奥行情報が示す奥行きとして採用する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1の奥行情報と前記第2の奥行情報とのそれぞれは、前記第1の画像における前記複数の仮想物体の奥行きを示す情報であって、
前記補正手段は、前記複数の仮想物体それぞれについて、前記第1の奥行情報が示す奥行きと前記第2の奥行情報が示す奥行きとの差分が閾値よりも大きい場合には、前記第2の奥行情報が示す奥行きを前記補正された前記第1の奥行情報が示す奥行きとして採用する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記取得手段は、前記レンダリング手段により生成された前記第1の画像に基づき、前記第2の奥行情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記取得手段は、異なる複数の視点から前記複数の仮想物体を見た複数の画像に基づき、前記第2の奥行情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記取得手段は、予め学習された深層学習モデルを利用して、前記第2の奥行情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記補正手段により補正された前記第1の奥行情報に基づき、前記第1の画像に関する処理を実行する処理手段をさらに有する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記処理手段は、前記第1の奥行情報に基づき、前記第1の画像と第2の画像とを合成する、
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
半透明マテリアルを含む複数の仮想物体が配置された第1の画像の奥行情報である第1
の奥行情報を取得し、前記第1の奥行情報に基づき前記第1の画像を生成するレンダリングステップと、
前記第1の画像における前記半透明マテリアルの奥行きを示す第2の奥行情報を取得する取得ステップと、
前記2の奥行情報に基づき、前記第1の奥行情報を補正する補正ステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
メタバースでは、ユーザは、自身の分身であるアバターを作成して、仮想空間において交流および買い物などを行うことがある。メタバースでは、よりオリジナリティのある表現を実現するために、半透明マテリアル(半透明な仮想物体)を利用したいというニーズが存在する。
【0003】
一方、半透明マテリアルの描画には課題が存在する。一般的なCGレンダリング処理では、多数のマテリアル(仮想物体)を効率的に描画するために、各画素の最前面の奥行情報を管理することによって、奥行情報が示す位置よりも奥に存在するマテリアルの描画処理を省略している。しかしながら、半透明マテリアルは透過性を有するため、半透明マテリアルより奥に存在するマテリアルも描画される必要がある。このため、レンダリング処理時に取得される奥行情報に、半透明マテリアルの奥行きが反映されない。また、メタバースを体験するためのデバイスであるHMDでは、CG画像の奥行きを利用した画像処理が複数存在する。正確な奥行情報が利用できない場合には、これらの画像処理の結果の品質が低下し、ユーザの体験を損なってしまう可能性がある。
【0004】
特許文献1では、半透明マテリアルを判定するために閾値を設けて、閾値以下の透明度のマテリアルを不透明マテリアルとして扱い、閾値よりも大きい透明度のマテリアルを半透明マテリアルとして扱う。この場合には、閾値以下の透明度のマテリアルの奥に存在する仮想物体を描画することができない。一方で、透過度が閾値以下のマテリアルの奥行きが取得可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-310377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、透過度に閾値を設けて、透明度が閾値以下のマテリアルを不透明マテリアルとして扱う。このことによって、透明度が閾値以下のマテリアルを、奥行きを取得可能なマテリアルとして扱うことが可能である。しかしながら、透過度が閾値よりも大きいマテリアルの奥行きは、CG画像の奥行情報に反映させることができない。
【0007】
そこで、本発明は、半透明マテリアルを含む複数の仮想物体が描画された画像の奥行情報を適切に取得する技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の1つの態様は、
半透明マテリアルを含む複数の仮想物体が配置された第1の画像の奥行情報である第1の奥行情報を取得し、前記第1の奥行情報に基づき前記第1の画像を生成するレンダリング手段と、
前記第1の画像における前記半透明マテリアルの奥行きを示す第2の奥行情報を取得する取得手段と、
前記2の奥行情報に基づき、前記第1の奥行情報を補正する補正手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置である。
【0009】
本発明の1つの態様は、
半透明マテリアルを含む複数の仮想物体が配置された第1の画像の奥行情報である第1の奥行情報を取得し、前記第1の奥行情報に基づき前記第1の画像を生成するレンダリングステップと、
前記第1の画像における前記半透明マテリアルの奥行きを示す第2の奥行情報を取得する取得ステップと、
前記2の奥行情報に基づき、前記第1の奥行情報を補正する補正ステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、半透明マテリアルを含む複数の仮想物体が描画された画像の奥行情報を適切に取得可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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