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公開番号
2025079457
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-22
出願番号
2023192127
出願日
2023-11-10
発明の名称
生産装置、および生産方法
出願人
UBEマシナリー株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C04B
14/02 20060101AFI20250515BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】要求される粒径が異なる少なくとも2種類の粒状物を単一のラインで生産できる生産装置を提供すること。
【解決手段】本発明の生産装置1は、供給される原料砕石を破砕する破砕機と、破砕機によって破砕された破砕処理物を順に分級する少なくとも二つの分級機と、を備え、分級機は、破砕処理物を、第1粒径d1を超える大きさと、第1粒径d1以下の大きさと、に分級する第1分級機と、第1分級機によって第1粒径d1以下の大きさに分級された第1分級処理物を、第3粒径d3を超える大きさと、第3粒径d3以下の大きさと、に分級する第2分級機と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
供給される原料砕石を破砕する破砕機と、
前記破砕機によって破砕された破砕処理物を順に分級する少なくとも二つの分級機と、を備え、
前記分級機は、
前記破砕処理物を、第1粒径d1を超える大きさと、前記第1粒径d1以下の大きさと、に分級する第1分級機と、
前記第1分級機によって前記第1粒径d1以下の大きさに分級された第1分級処理物を、第3粒径d3を超える大きさと、前記第3粒径d3以下の大きさと、に分級する第2分級機と、を備える、生産装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記破砕機は、少なくとも一つのロールを備え、
前記第1分級機は、振動篩であり、
前記第2分級機は、乾式分級を行う第2エアセパレータである、
請求項1に記載の生産装置。
【請求項3】
前記第1分級機から前記破砕機へ、前記第1粒径d1を超える大きさに分級された第2分級処理物を搬送させる第1帰還路を備える、
請求項1または請求項2に記載の生産装置。
【請求項4】
前記破砕機は、駆動する二つのロールを備えたダブルロールクラッシャであり、
前記二つのロールは隣接し、前記二つのロール間の距離は調整可能である、
請求項2に記載の生産装置。
【請求項5】
前記第1分級機は、振動篩であって、
前記第2分級機は、前記第2エアセパレータと、前記第2エアセパレータよりも上流側に設けられる第1エアセパレータと、を備え、
前記第1エアセパレータは、前記振動篩によって前記第1粒径d1以下の大きさに分級された第1分級処理物を、第2粒径d2を超える大きさと、前記第2粒径d2以下の大きさと、に乾式分級し、
前記第2エアセパレータは、前記第1エアセパレータによって前記第2粒径d2以下の大きさに分級された第3分級処理物を、前記第3粒径d3を超える大きさと、前記第3粒径d3以下の大きさと、に乾式分級する、
請求項2または請求項4に記載の生産装置。
【請求項6】
前記振動篩から前記破砕機へ、前記第1粒径d1を超える大きさに分級された第2分級処理物を搬送させる第1帰還路と、
前記第2エアセパレータから前記破砕機へ、前記第3粒径d3を超える大きさに分級された第4分級処理物を搬送させる第2帰還路と、を備える、
請求項5に記載の生産装置。
【請求項7】
供給された石灰石を破砕する第1工程と、
前記第1工程によって破砕された前記石灰石を、第1粒径d1を超える大きさと、前記第1粒径d1以下の大きさと、に分級する第2工程と、
前記第2工程によって前記第1粒径d1以下の大きさに分級された石灰石砕砂を、第3粒径d3を超える大きさと、前記第3粒径d3以下の大きさと、に分級する第4工程と、を備え、
前記第1粒径d1以下であり、かつ、前記第3粒径d3を超える大きさの石灰石砕砂はコンクリート用に供され、
前記第3粒径d3以下の大きさの石灰粉末は脱硫用に供される、
生産方法。
【請求項8】
前記第1粒径d1を超える大きさに分級された石灰石砕砂を前記第1工程へ搬送する、
請求項7に記載の生産方法。
【請求項9】
前記第1粒径d1を超える大きさは、ふるいの呼び寸法5mmを通過しない大きさであって、
前記第1粒径d1以下の大きさは、ふるいの呼び寸法5mmを通過する大きさであって、
前記第3粒径d3を超える大きさは、公称目開き45μmの金属製網ふるいを通過しない大きさであって、
前記第3粒径d3以下の大きさは、公称目開き45μmの金属製網ふるいを通過する大きさである、
請求項7または請求項8に記載の生産方法。
【請求項10】
前記第2工程によって前記第1粒径d1以下の大きさに分級された石灰石砕砂を、第2粒径d2を超える大きさと、前記第2粒径d2以下の大きさと、に乾式分級する第3工程と、
前記第3工程によって前記第2粒径d2以下の大きさに分級された石灰粉末を、前記第3粒径d3を超える大きさと、前記第3粒径d3以下の大きさと、に乾式分級する前記第4工程と、を備える、
請求項7に記載の生産方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、要求される粒径が異なる複数の粒状物の生産に適する生産装置、および生産方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、コンクリートの原料としての石灰石砕砂と排気ガスから二酸化硫黄(SO
2
)を除去する脱硫用の炭酸カルシウム粉末とは、石灰石から生産され得る。例えば、コンクリート用の石灰石砕砂はJIS A 5005によれば5mm(5000μm)以下であり、脱硫用の炭酸カルシウム粉末は一例として数十μm以下である。このように、コンクリート用の石灰石砕砂と脱硫用の炭酸カルシウム粉末とでは、要求される粒径に差異があり、かつ、その差異が大きい。このように、コンクリート用の石灰石砕砂と脱硫用の炭酸カルシウム粉末とは要求される粒径の範囲が異なるために、同じ生産ラインにおいてコンクリート用の石灰石砕砂と脱硫用の炭酸カルシウム粉末を生産することは容易ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-253982号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、岩石を破砕することで砕砂を生産し、砕砂を生産する際に生じる微粉を分級した後に集塵機により回収している。微粉は、砕砂の品質低下を来たすものと解されているために、分級および分離されて製品の砕砂から除かれている。
したがって、コンクリート用の石灰石砕砂および脱硫用の炭酸カルシウム粉末は同じ材質の原料から得られるものの、コンクリート用の石灰石砕砂を生産するラインと、脱硫用の炭酸カルシウム粉末を生産するラインは、別々に構成されることが一般的である。
同じ材質の原料から得られるコンクリート用の石灰石砕砂および脱硫用の炭酸カルシウム粉末を、別々に構成されたラインで生産すると、別々に構成されたラインを運転、維持管理していくコストや人件費の負担が大きくなる。
【0005】
以上より、本発明は、例えばコンクリート用の石灰石砕砂と脱硫用の炭酸カルシウム粉末のように要求される粒径が異なる少なくとも2種類の粒状物を単一のラインで生産できる生産装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の生産装置は、供給される原料砕石を破砕される破砕機と、破砕機によって破砕された破砕処理物を順に分級する少なくとも二つの分級機と、を備え、分級機は、破砕処理物を、第1粒径d1を超える大きさと、第1粒径d1以下の大きさと、に分級する第1分級機と、第1分級機によって第1粒径d1以下の大きさに分級された分級処理物を、第3粒径d3を超える大きさと、第3粒径d3大きさ以下の大きさと、に分級する第2分級機と、を備える。
【0007】
本発明の生産装置において、好ましくは、破砕機は、少なくとも一つのロールを備え、第1分級機は、振動篩であり、第2分級機は、乾式分級を行うエアセパレータを備える。
【0008】
本発明の生産装置において、好ましくは、第1分級機から破砕機へ、第1粒径d1を超える大きさに分級された第2分級処理物を搬送させる第1帰還路を備える。
【0009】
本発明の生産装置において、好ましくは、破砕機は、駆動する二つのロールを備えたダブルロールクラッシャであり、二つのロールは隣接し、二つのロール間の距離は調整可能である。
【0010】
本発明の生産装置において、好ましくは、第1分級機は、振動篩であって、第2分級機は、第2エアセパレータと、第2エアセパレータよりも上流側に設けられる第1エアセパレータと、を備え、第1エアセパレータは、振動篩によって第1粒径d1以下の大きさに分級された第1分級処理物を、第2粒径d2を超える大きさと、第2粒径d2以下の大きさと、に乾式分級し、第2エアセパレータは、第1エアセパレータによって第2粒径d2以下の大きさに分級された第3分級処理物を、第3粒径d3を超える大きさと、第3粒径d3以下の大きさと、に乾式分級する。
(【0011】以降は省略されています)
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