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公開番号2025079034
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191435
出願日2023-11-09
発明の名称電極用バインダー、電極、及び蓄電デバイス
出願人株式会社大阪ソーダ
代理人
主分類C08F 220/10 20060101AFI20250514BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明は、溶媒への溶解性を有しつつ、活物質と電極への高い接着性を有するバインダー、特に無機固体電解質電池に有用なバインダーを提供することを目的とする。
【解決手段】課題を達成するために検討を重ねた結果、(メタ)アクリル酸エステルに由来する構成単位とハロゲン基、又はカルボキシ基を有する不飽和単量体由来の構成単位を有するアクリル共重合体を含有するアクリル系バインダーとすることにより、上記の課題を解決することを見出した。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(メタ)アクリル酸エステルに由来する構成単位とハロゲン基、又はカルボキシ基を有する不飽和単量体由来の構成単位を有するアクリル共重合体を含有するアクリル系バインダー。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
無機固体電解質電池用である請求項1に記載のアクリル系バインダー。
【請求項3】
(メタ)アクリル酸エステルに由来する構成単位が50~99.9質量%、ハロゲン基、又はカルボキシ基を有する不飽和単量体由来の構成単位0.1~10質量%を有するアクリル共重合体である請求項1に記載のアクリル系バインダー。
【請求項4】
請求項1~3いずれかに記載のアクリル系バインダーを有する電極用スラリー。
【請求項5】
請求項1~3いずれかに記載のアクリル系バインダーを有する電極。
【請求項6】
請求項5に記載の電極を備える、蓄電デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リチウムイオン二次電池及びニッケル水素二次電池などの二次電池、電気化学キャパシタなどといった蓄電デバイス、特に無機固体電解質を用いた無機固体電解質電池に用いる電極用バインダー、該電極用バインダーを含む電極、並びに該電極を備える無機固体電解質電池に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
リチウムイオン二次電池や電気化学キャパシタといった蓄電デバイスは、携帯電話やノートパソコンなどの電子機器に用いられている。最近では環境保護への意識の高まりや関連法の整備により、電気自動車やハイブリッド電気自動車などの車載用途や家庭用電力貯蔵用の蓄電池としての応用も進んできている。
【0003】
また、これらの応用が進むと同時に、蓄電デバイスに高性能化が求められており、電極等の部材の改良が進められている。このような蓄電デバイスに使用される電極は、通常、活物質と、導電助剤、バインダー、溶媒からなる電極材料を集電体上に塗布、乾燥して得られる。
【0004】
そこで、近年では、電極に用いられるバインダーの改良が試みられている。バインダーを改良することにより、活物質同士の結着性、活物質と導電助剤との結着性、及び活物質と集電体との結着性を向上させ、電気的特性(例えば、サイクル特性、低温での出力特性、低抵抗化)を向上させたりすることが提案されている。
【0005】
バインダーには、電極に用いられた際の結着性に優れ、蓄電デバイスに優れた電気的特性を付与できることが求められており、新たなバインダーが提案されている。しかしながら、近年、特に結着性に優れるバインダーが求められており、更なる検討が必要となっている。
【0006】
また、全固体二次電池に優れた高温サイクル特性を発揮させ得る固体電解質含有層を形成可能な、全固体二次電池用バインダー組成物として、アクリル系重合体が開示されている。(特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開第2020/066952号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、溶媒への溶解性を有しつつ、活物質と電極への高い接着性を有するバインダー、特に無機固体電解質電池に有用なバインダーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を達成するために検討を重ねた結果、(メタ)アクリル酸エステルに由来する構成単位とハロゲン基、又はカルボキシ基を有する不飽和単量体由来の構成単位を有するアクリル共重合体を含有するアクリル系バインダーとすることにより、上記の課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち、本発明は、以下に関する。
項1 (メタ)アクリル酸エステルに由来する構成単位とハロゲン基、又はカルボキシ基を有する不飽和単量体由来の構成単位を有するアクリル共重合体を含有するアクリル系バインダー。
項2 無機固体電解質電池用である項1に記載のアクリル系バインダー。
項3 (メタ)アクリル酸エステルに由来する構成単位が50~99.9質量%、ハロゲン基、又はカルボキシ基を有する不飽和単量体由来の構成単位0.1~10質量%を有するアクリル共重合体である項1に記載のアクリル系バインダー。
項4 項1~3いずれかに記載のアクリル系バインダーを有する電極用スラリー。
項5 項1~3いずれかに記載のアクリル系バインダーを有する電極。
項6 項5に記載の電極を備える、蓄電デバイス。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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