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公開番号2025078071
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2024193689
出願日2024-11-05
発明の名称SiCエピタキシャルウェハ
出願人株式会社レゾナック
代理人個人,個人,個人
主分類H01L 21/20 20060101AFI20250512BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】大口径で、三角欠陥密度が少なく、キャリア濃度の均一性が高い、SiCエピタキシャルウェハを提供することを目的とする。
【解決手段】本実施形態にかかるSiCエピタキシャルウェハは、SiC基板と、SiCエピタキシャル層を有する。前記SiC基板は、直径が195mm以上である。前記SiCエピタキシャル層は、三角欠陥の密度が0.2個/cm2以下であり、キャリア濃度のばらつきが20%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
SiC基板と、SiCエピタキシャル層を有し、
前記SiC基板は、直径が195mm以上であり、
前記SiCエピタキシャル層は、三角欠陥の密度が0.2個/cm

以下であり、キャリア濃度のばらつきが20%以下である、SiCエピタキシャルウェハ。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記SiCエピタキシャル層は、積層方向から平面視した際に、5mm角の複数の領域に区分でき、
前記複数の領域のうち前記三角欠陥を有さない領域の割合が98%以上である、請求項1に記載のSiCエピタキシャルウェハ。
【請求項3】
前記SiCエピタキシャル層は、積層方向から平面視した際の中心から60mm以上95mm以下離れた第1領域において、キャリア濃度のばらつきが20%以下である、請求項1に記載のSiCエピタキシャルウェハ。
【請求項4】
前記SiCエピタキシャル層の膜厚のばらつきが5%以下である、請求項1に記載のSiCエピタキシャルウェハ。
【請求項5】
前記SiCエピタキシャル層は、積層方向から平面視した際の中心から60mm以上95mm以下離れた第1領域において、膜厚のばらつきが5%以下である、請求項4に記載のSiCエピタキシャルウェハ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発明は、SiCエピタキシャルウェハに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
炭化珪素(SiC)は、シリコン(Si)に比べて絶縁破壊電界が1桁大きく、バンドギャップが3倍大きい。また、炭化珪素(SiC)は、シリコン(Si)に比べて熱伝導率が3倍程度高い等の特性を有する。そのため炭化珪素(SiC)は、パワーデバイス、高周波デバイス、高温動作デバイス等への応用が期待されている。このため、近年、上記のような半導体デバイスにSiCエピタキシャルウェハが用いられるようになっている。
【0003】
SiCエピタキシャルウェハは、SiC基板の表面にSiCエピタキシャル層を積層することで得られる。以下、SiCエピタキシャル層を積層前の基板をSiC基板と称し、SiCエピタキシャル層を積層後の基板をSiCエピタキシャルウェハと称する。SiC基板は、SiCインゴットから切り出すことで作製される。パワーデバイス、高周波デバイス、高温動作デバイス等のSiCデバイスは、SiCエピタキシャルウェハのSiCエピタキシャル層にデバイスを形成後に、SiCエピタキシャルウェハをチップ化して得られる。
【0004】
SiCエピタキシャルウェハを評価する指標の一つとして、キャリア濃度がある。一つのSiCエピタキシャルウェハから取得されるチップの均一性を高めるために、SiCエピタキシャルウェハの面内におけるキャリア濃度は均一であることが好ましい。例えば、特許文献1及び2には、キャリア濃度の面内均一性の高いSiCエピタキシャルウェハが開示されている。また特許文献3には、キャリア濃度の面内均一性に影響を及ぼす製造時の温度均一性を高くできるSiCエピタキシャル成長装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6969628号公報
特開2017-84989号公報
特開2019-96764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一つのSiCエピタキシャルウェハから取得できるSiCデバイスの数を増やすために、SiCエピタキシャルウェハの大口径化が求められている。しかしながら、SiCエピタキシャルウェハの大口径化は容易ではない。
【0007】
SiCエピタキシャルウェハが大口径になると、製造部品や基板に加わる熱応力が大きくなる。大きな熱応力は、部品を大きく変形させ、発塵の原因となる。SiC基板上にパーティクルが堆積すると、SiCエピタキシャルウェハに欠陥が生じる。SiCエピタキシャルウェハの欠陥を抑えるために、SiCエピタキシャル成長装置のサイズを小さくし、部品に加わる熱応力を小さくすることも考えられる。しかしながら、SiCエピタキシャル成長装置のサイズが小さいと、SiCエピタキシャルウェハの面内均一性を高めることが難しくなる。すなわち、SiCエピタキシャルウェハが大口径になるほど、欠陥密度の低さと、面内均一性の高さを両立することが難しい。
【0008】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、大口径で、三角欠陥密度が少なく、キャリア濃度の均一性が高い、SiCエピタキシャルウェハを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)第1の態様に係るSiCエピタキシャルウェハは、SiC基板と、SiCエピタキシャル層を有する。前記SiC基板は、直径が195mm以上である。前記SiCエピタキシャル層は、三角欠陥の密度が0.2個/cm

以下であり、キャリア濃度のばらつきが20%以下である。
【0010】
(2)上記態様に係るSiCエピタキシャルウェハにおいて、前記SiCエピタキシャル層は、積層方向から平面視した際に、5mm角の複数の領域に区分でき、前記複数の領域のうち前記三角欠陥を有さない領域の割合が98%以上であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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