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公開番号2025077539
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189808
出願日2023-11-07
発明の名称回転電機
出願人三菱電機モビリティ株式会社
代理人弁理士法人ぱるも特許事務所
主分類H02K 3/38 20060101AFI20250512BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】重量の増加および絶縁性能の低下を抑制し、結果として軽量化および小型化された絶縁性能の高い回転電機を提供する。
【解決手段】回転電機は、ステータコア、ステータコアに巻装され、ステータコアの軸方向端面に突出して形成されたコイルエンドを有するコイル、を備え、コイルエンドは、密閉された空間に配置されていることを特徴とするものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ステータコア、
前記ステータコアに巻装され、前記ステータコアの軸方向端面に突出して形成されたコイルエンドを有するコイル、を備え、
前記コイルエンドは、密閉された空間に配置されていることを特徴とする回転電機。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
ハウジング内に配置され、前記ステータコアおよび前記コイルを有するステータ、
前記ステータ内に回転自在に支持されたロータ、を有し、
前記コイルエンドは、前記ロータ側および前記ハウジング外部との空気の授受がないように密閉された前記空間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記空間は、隔壁により形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機。
【請求項4】
前記隔壁には、摩擦撹拌接合により密閉された接合部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の回転電機。
【請求項5】
前記空間は、加圧された状態または減圧された状態で維持されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機。
【請求項6】
前記空間には、絶縁ガスまたは絶縁液が封入されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機。
【請求項7】
前記空間には、クレイまたはゾルゲル材料が封入されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回転電機に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、例えば車載用のモータまたは発電機などの回転電機では、ステータコアから突出した範囲の導体は閃絡を防止するために他の部品と絶縁されている。一般的な絶縁の方法としては、例えば、ステータコアから突出した範囲の導体と他の部品との間に一定の空間距離を設ける方法が知られている。
また回転電機内部と外部に気圧差が生じると、圧力差によって軸受部から回転電機内部に雨水、機械油等の液体の侵入が発生する可能性があることから、回転電機にはハウジングに空気口が設けられており、回転電機の内部と外部に気圧差が発生しないようになっている。
【0003】
しかしながら、上述の回転電機において空気を絶縁媒体とした場合、湿度または気圧などの外部の影響を受ける可能性があるため、使用環境下において最悪値を想定して設計する必要があり、結果として要求される絶縁性能が高くなり、回転電機が大型化してしまう。
外部環境の影響を防ぐ手段としては、ステータから突出した範囲の導体を樹脂でモールドする方法が一般的に知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4946635号公報
特許第3946950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前述した特許文献1、特許文献2に開示された従来の回転電機では、ステータコアから突出した範囲の導体を樹脂モールドで絶縁しているため、多量の樹脂を使用することにより重量が増加するという問題点があった。
また、樹脂は自己絶縁回復特性を有していない場合が多いため、経年劣化により絶縁性能が低下するという問題点があった。
【0006】
本開示は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、重量の増加および絶縁性能の低下を抑制し、結果として軽量化および小型化された絶縁性能の高い回転電機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の回転電機は、ステータコア、前記ステータコアに巻装され、前記ステータコアの軸方向端面に突出して形成されたコイルエンドを有するコイル、を備え、前記コイルエンドは、密閉された空間に配置されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本開示の回転電機によれば、重量の増加および絶縁性能の低下を抑制し、結果として軽量化および小型化された絶縁性能の高い回転電機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1による回転電機を示す概略断面図である。
実施の形態1による回転電機の変形例を示す概略断面図である。
実施の形態2による回転電機を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示は、車載用交流発電機、モータ、車載用駆動装置、電子機器一体回転電機、誘導電動機などの回転電機全般に適用可能な技術である。
以下、図面に基づいて実施の形態1による回転電機について説明する。
なお、各図面中において、同一符号は同一あるいは相当のものであることを示す。
(【0011】以降は省略されています)

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