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公開番号2025077453
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189643
出願日2023-11-06
発明の名称融雪具、その融雪方法、両面光発電パネル、その融雪方法、光発電装置、およびその融雪方法
出願人合同会社SSE
代理人個人
主分類H02S 40/12 20140101AFI20250512BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 既設の両面太陽光発電パネルにも容易かつ低コストで積雪除去機能を付与することができ、効率よく融雪が可能な融雪具、融雪具による融雪方法、光発電パネル、光発電パネルによる融雪方法、光発電装置、および光発電装置による融雪方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 両面光発電パネル200における雪が積雪しない側である両面光発電パネル200の裏面に配列された発電セル210が受光する光のうち、少なくとも受光する光の一部を被覆部110が遮断して覆う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
両面光発電パネルに積雪した雪を融解させる融雪具において、
前記両面光発電パネルにおける前記雪が積雪しない側である裏面に配列された発電セルが受光する光のうち少なくとも一部を遮断して覆う被覆部、
を備えることを特徴とする融雪具。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記被覆部は、
複数の前記発電セルで構成された発電モジュールの周囲に設けられること、
を特徴とする請求項1記載の融雪具。
【請求項3】
前記被覆部は、
複数の前記発電モジュールで構成された発電ストリングの周囲に設けられること、
を特徴とする請求項2記載の融雪具。
【請求項4】
前記被覆部は、
複数の前記発電ストリングで構成された発電アレイの周囲に設けられること、
を特徴とする請求項3記載の融雪具。
【請求項5】
前記被覆部は、
複数の前記発電アレイで構成された発電パネルの周囲に設けられること、
を特徴とする請求項4記載の融雪具。
【請求項6】
前記被覆部の表面色は、
黒色であること、
を特徴とする請求項1記載の融雪具。
【請求項7】
前記被覆部は、
前記両面光発電パネルの裏面から塗布または散布された光を遮断する塗料によって形成された塗膜であること、
を特徴とする請求項1記載の融雪具。
【請求項8】
両面光発電パネルにおける雪が積雪しない側である裏面に配列された発電セルが受光する光のうち少なくとも一部を遮断して覆う被覆部を備える融雪具による融雪方法において、
前記両面光発電パネルの裏面が発電する工程と、
前記両面光発電パネルの裏面が発電することによって、前記被覆部で覆われた部位が発熱する工程と、
を備えることを特徴とする融雪方法。
【請求項9】
積雪した雪を融解させる両面光発電パネルにおいて、
前記雪が積雪しない側である裏面に配列された発電セルが受光する光のうち少なくとも一部を遮断して覆う被覆部、
を備えることを特徴とする両面光発電パネル。
【請求項10】
雪が積雪しない側である裏面に配列された発電セルが受光する光のうち少なくとも一部を遮断して覆う被覆部、を備えた両面光発電パネルによる融雪方法において、
前記両面光発電パネルの裏面が発電する工程と、
前記両面光発電パネルの裏面が発電することによって、前記被覆部で覆われた部位が発熱する工程と、
を備えることを特徴とする融雪方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、融雪具、融雪具による融雪方法、光発電パネル、光発電パネルによる融雪方法、光発電装置、および光発電装置による融雪方法に関し、特に光発電パネルに積雪した雪を融解させる融雪具、融雪具による融雪方法、光発電パネル、光発電パネルによる融雪方法、光発電装置、および光発電装置による融雪方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、太陽電池セルを配列した太陽光発電パネルにより太陽から照射された光を受光して、その光エネルギーを電気に変換する太陽光発電が開発されている。また太陽から照射された光を受光して発電するだけでなく、さらに地面から反射した光を太陽光発電パネルの裏側で受光して発電することによって、発電量を増加させた太陽光発電パネルも開発されている。
【0003】
ところが、これらの太陽光発電パネルは、主に豪雪地帯で太陽光発電パネルの表面に雪が積もってしまうと、雪により太陽光が遮断されるため発電量が減少してしまう問題がある。このため太陽光発電パネルの積雪除去を効率的に行うことができる太陽光発電パネルが開発されている(たとえば、特許文献1、2参照)。
【0004】
図5は、特許文献1で開示された太陽電池と太陽電池用熱交換器と、を備えた熱交換システムの一例を示す図である。
図5に示すように、特許文献1で開示された熱交換システム10では、太陽光発電パネル11と、太陽光発電パネル11における太陽電池セル11aを表面側から覆う太陽電池用熱交換器12とを備えている。
【0005】
太陽電池用熱交換器12は、流体が注入される流体注入口12aと、流体注入口12aから注入された流体が排出される流体排出口12bと、の間に流体が流れる流体流通路12cを有する中空板状の矩形箱体に形成され、太陽電池用熱交換器12は太陽光を流体流通路12cに透過させるように構成されている。
【0006】
このとき透明又は透光性の流体は、流体注入口12aから注入されて、流体流通路12cを通過して流体排出口12bから排出されるが、流体を積雪の温度よりも高い温度の流体を用いることで太陽光発電パネル11の表面側に積雪した雪を融解させて除去することができる。
【0007】
図6は、特許文献2で開示された積雪時にも発電を継続することが可能な太陽光発電パネルの一例を示す図である。
図6に示すように、特許文献2で開示された太陽光発電パネル20は複数の部材が積層された積層体であって、断熱材層21の上層に接着剤層22を介して加熱モジュール23が積層され、加熱モジュール23の上層に接着剤層24を介して光発電モジュール25が積層され、光発電モジュール25の上層に接着剤層26を介して透光性支持部材27が積層され、透光性支持部材27の上層に表面保護層28が積層されている。
【0008】
このように特許文献2で開示された太陽光発電パネル20は、太陽から照射された光を電力に変換する光発電モジュール25と、光発電モジュール25が変換した電気エネルギーを熱エネルギーに変換する加熱モジュール23とを備えており、加熱モジュール23が光発電モジュール25に太陽から照射された光が照射される側と反対側に配置されている。
【0009】
これにより太陽光発電パネル20の表面温度が氷点下にならないように加熱モジュール23で太陽光発電パネル20を加熱することができ、太陽光発電パネル20の表面に付着した雪を溶かすことができる。このため冬季の積雪時にも発電を継続することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2023―36300号公報
特開2021―114882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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