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公開番号
2025075695
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187046
出願日
2023-10-31
発明の名称
半導体モジュール
出願人
新電元工業株式会社
代理人
めぶき弁理士法人
主分類
H01L
23/48 20060101AFI20250508BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】基板とリード端子とを接合する導電性接合材に加わる応力を低減することが可能であり、かつ、接合に必要な導電性接合材の供給量を低減することが可能な半導体モジュールを提供することである。
【解決手段】半導体モジュール1は、半導体チップと、半導体チップを配置している基板70と、導電性接合材18により接合部65が基板70に接合されているリード端子62と、少なくとも半導体チップ、基板70およびリード端子62の一部を封止するモールド樹脂とを備える。リード端子62は、接合部65において、基板70の側に突出している突出部12a,12bを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
半導体チップと、前記半導体チップを配置している基板と、導電性接合材により接合部が前記基板に接合されているリード端子と、少なくとも前記半導体チップ、前記基板および前記リード端子の一部を封止するモールド樹脂とを備える半導体モジュールであって、
前記リード端子は、前記接合部において、前記基板の側に突出している突出部を有することを特徴とする半導体モジュール。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記リード端子は、前記突出部として複数の突出部を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項3】
前記突出部が前記基板の側に突出する突出高さは、0.1mm以上であり、かつ、前記接合部の板厚の半分以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項4】
前記突出部は、前記接合部の縁に接するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項5】
前記接合部は、前記リード端子の端部にあることを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体モジュールに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、モールド樹脂の内部に半導体チップと、半導体チップを配置している基板と、導電性接合材(はんだ)により接合部が基板に接合されているリード端子とを備える半導体モジュールが知られている(以下の特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2021/117129号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような半導体モジュールにおいては、モールド樹脂とリード端子との線膨張係数の差に起因して、温度変化でリード端子が膨張又は収縮する際にモールド樹脂によりリード端子の動きが制限される。このため、基板とリード端子とを接合する導電性接合材に大きな応力が加わりクラックが発生することで接合部分の抵抗値が増加し信頼性が低下するおそれがあった。また、導電性接合材に加わる応力を緩和するために厚さを大きくすると、導電性接合材の供給量の確保が課題となる。低インダクタンス化等を目的としてリード端子の幅を広くする場合には接合面積が大きくなるため、上記課題はより重要なものとなる。
【0005】
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、基板とリード端子とを接合する導電性接合材に加わる応力を低減することが可能であり、かつ、接合に必要な導電性接合材の供給量を低減することが可能な半導体モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の半導体モジュールは、半導体チップと、半導体チップを配置している基板と、導電性接合材により接合部が基板に接合されているリード端子と、少なくとも前記半導体チップ、前記基板および前記リード端子の一部を封止するモールド樹脂とを備える半導体モジュールであって、リード端子は、接合部において、基板の側に突出している突出部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の半導体モジュールにおいては、導電性接合材の厚さを大きくできる部分が存在することで基板とリード端子とを接合する導電性接合材に加わる応力を低減することが可能であり、かつ、突出部を有することで接合に必要な導電性接合材の供給量を低減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態に係る半導体モジュール1の内部構成を示す平面図である。
リード端子62の構造を示す斜視図である。
リード端子62の接合部65の形状を説明するための図である。
第1の実施形態に係る半導体モジュール1を用いた熱応力シミュレーションの結果を示す図である。
リード端子162の接合部165の形状を説明するための図である。
第2の実施形態に係る半導体モジュール3を用いた熱応力シミュレーションの結果を示す図である。
従来の半導体モジュール300を構成するリード端子362の接合部365の形状を説明するための図である。
従来の半導体モジュール300を用いた熱応力シミュレーションの結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に各実施形態に係る半導体モジュールについて説明する。以下に説明する各実施形態においては、実質的に同じ機能を有する構成要素については、実施形態をまたいで同一の符号を用い、再度の説明は省略する。以下に説明する各実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、各実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0010】
(第1の実施形態)
以下、図1を参照して第1の実施形態に係る半導体モジュール1の内部構成について説明する。第1の実施形態に係る半導体モジュール1は、図1に示すように、モールド樹脂(外縁のみ符号Mで表示)の内部に配置された複数の半導体チップと、リード端子51,52,53を備える。リード端子51,52,53は、それぞれのインナーリード部の端部(接合部)がモールド樹脂Mの内側に位置し、それぞれのアウターリード部がモールド樹脂Mの外側に位置する。
(【0011】以降は省略されています)
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