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公開番号2025075643
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186950
出願日2023-10-31
発明の名称防振部材および圧縮機の支持構造
出願人ヤマウチ株式会社
代理人弁理士法人ブライタス
主分類F16F 15/08 20060101AFI20250508BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】体積を低減しつつ防振機能を維持することができる防振部材を提供する。
【解決手段】防振部材12は、弾性体からなり、軸方向Zに貫通する貫通孔12aを有する。防振部材12は、首部20と胴部24とを有する。胴部24は、複数の厚肉部40と、複数の薄肉部42とを有する。軸方向Zから見て、貫通孔12aの径方向における薄肉部42の首部20に対する突出長さは、首部20に対する厚肉部40の突出長さよりも小さい。軸方向Zから見て、複数の厚肉部40および複数の薄肉部42は、胴部24の軸心周りに交互に設けられる。
【選択図】 図2


特許請求の範囲【請求項1】
弾性体からなり、軸方向に貫通する貫通孔が形成された中空状の防振部材であって、
筒状の胴部と、
前記軸方向において前記胴部の一方側に設けられる筒状の首部と、を備え、
前記胴部は、前記軸方向から見て、前記首部に対して前記貫通孔の径方向に突出するように設けられた複数の厚肉部と、前記径方向における前記首部に対する突出長さが前記首部に対する前記厚肉部の突出長さよりも小さい複数の薄肉部とを有し、
前記軸方向から見て、前記複数の厚肉部および前記複数の薄肉部は、前記胴部の軸心周りに交互に設けられる、防振部材。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記軸方向から見て、前記複数の厚肉部および前記複数の薄肉部は、前記胴部の軸心周りに45°または60°ごとに交互に設けられる、請求項1に記載の防振部材。
【請求項3】
前記径方向における前記厚肉部の先端部は、前記軸方向から見て、R面状またはC面状に形成されている、請求項1または2に記載の防振部材。
【請求項4】
前記胴部は、前記軸方向から見て、四角形状、または四角形の各頂点をR面状またはC面状に形成した形状を有する、請求項1または2に記載の防振部材。
【請求項5】
前記胴部は、前記軸方向から見て、三角形状、または三角形の各頂点をR面状またはC面状に形成した形状を有する、請求項1または2に記載の防振部材。
【請求項6】
前記軸方向において前記首部の一方側に設けられ、かつ前記首部に対して前記径方向に突出する環状の顎部をさらに備える、請求項1または2に記載の防振部材。
【請求項7】
複数の取付脚を有する圧縮機を、ベース上で支持するための支持構造であって、
前記ベース上において、前記複数の取付脚を複数の請求項1に記載された前記防振部材によって支持する、圧縮機の支持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防振部材および圧縮機の支持構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、冷蔵庫および空調設備等(以下、冷蔵庫等と記載する。)において、圧縮機において発生した振動が冷蔵庫等の他の部材(筐体等)に伝達されることを抑制するための支持構造が提案されている。例えば、特許文献1には、複数の支持体によって圧縮機を支持する支持装置が開示されている。特許文献1に記載された支持装置では、複数の支持体を弾性体によって構成することによって、圧縮機の振動を吸収している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-235665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような支持装置の製造コストを低減するためには、例えば、各支持体の体積を小さくして、材料コストを低減することが考えられる。しかしながら、支持体の寸法を単に小さくすると、防振機能が低下する。
【0005】
そこで、本発明は、体積を低減しつつ防振機能を維持することができる防振部材およびそれを備えた支持構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、防振部材の体積を低減しつつ、防振機能を維持するための構成について、以下に説明する検討を行った。
【0007】
図9は、従来の防振部材を示す外観斜視図である。図9に示す従来の防振部材100は、弾性体からなる。防振部材100には、軸方向Zに貫通する貫通孔100aが形成されている。
【0008】
防振部材100は、首部102と、顎部104と、胴部106とを有している。首部102は、円筒形状を有している。顎部104は、軸方向Zにおいて首部102の一方側に設けられている。顎部104は、首部102に対して貫通孔100aの径方向に突出するように環状に形成されている。胴部106は、円筒形状を有し、軸方向Zにおいて首部102の他方側に設けられている。
【0009】
図10は、図9に示した防振部材の使用例を示す図である。図10には、防振部材100に加えて、圧縮機200の一部が示されている。具体的には、圧縮機200が有する複数の取付脚202のうちの一つが示されている。
【0010】
図10に示すように、防振部材100は、冷蔵庫等のベース300上に圧縮機200を支持するために用いられる。図10に示す例では、取付脚202に形成された取付穴202aに防振部材100の首部102が嵌められている。この状態で、ベース300の下方から、ベース300に形成された取付穴300aおよび防振部材100の貫通孔100a(図9参照)にボルト400を挿入するとともに、ボルト400の先端部にナット402を嵌める。ナット402を締め込むことによって、顎部104によって取付脚202が胴部106に押し付けられるとともに、胴部106がベース300に押し付けられる。圧縮機200の複数の取付脚202に対してそれぞれ同様に防振部材100が取り付けられる。これにより、ベース300上において圧縮機200が複数の防振部材100によって弾性的に支持され、圧縮機200で発生した振動がベース300に伝達されることを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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