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公開番号2025075178
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186168
出願日2023-10-31
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人個人
代理人個人
主分類G06Q 20/40 20120101AFI20250508BHJP(計算;計数)
要約【課題】デジタル通貨の譲渡及び譲受に対して対処することができる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】決済制御装置11は、通貨データ記憶部21、決済データ取得部23、決済データ記憶部25、通貨データ処理部27、取消部31を備える。通貨データ記憶部21は、デジタル通貨の通貨識別情報と所有者識別情報とを関連付けた通貨データを記憶する。取得部23は、電子決済の決済情報、用いられたデジタル通貨の通貨識別情報、譲渡人識別情報、譲受人識別情報を取得する。決済データ記憶部25は、決済情報と通貨識別情報とを記憶する。通貨データ処理部27は、通貨データの所有者識別情報を過去の所有者の履歴所有者識別情報とするとともに、譲受人識別情報を新たな所有者の所有者識別情報とする。取消部31は、電子決済の取消指示及び決済情報に基づいて、当該決済情報に示される電子決済を取り消す。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
デジタル通貨の通貨識別情報と前記デジタル通貨の所有者の所有者識別情報とを関連付けた複数の通貨データを記憶する通貨データ記憶部と、
前記デジタル通貨を用いた電子決済の決済情報と、前記電子決済に用いられた前記デジタル通貨の前記通貨識別情報と、前記デジタル通貨の譲渡人の譲渡人識別情報と、譲受人の譲受人識別情報とを取得する取得部と、
取得した前記決済情報と前記通貨識別情報とが関連付けられた決済データを記憶する決済データ記憶部と、
取得した前記通貨識別情報を前記複数の通貨データの中から特定し、特定した前記通貨識別情報に関連付けられている前記所有者識別情報を過去の所有者の履歴所有者識別情報とするとともに、前記譲受人識別情報を新たな所有者の前記所有者識別情報とする前記通貨データを生成する通貨データ処理部と、
実行された前記電子決済について取り消しの権限を付与された権限者の権限者識別情報と、前記決済情報と、前記決済情報に示される前記電子決済の取消指示とを取得し、取得した前記決済情報を前記決済データの中から特定し、特定した決済情報に示される前記電子決済を取り消す取消部と、
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記権限者識別情報を記憶する権限データ記憶部をさらに備え、
前記取消部は、取得した権限者識別情報を前記権限データ記憶部の中から特定した場合に前記電子決済を取り消す請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記取消部は、取得した前記決済情報を前記通貨データ処理部に送り、
前記通貨データ処理部は、前記取得部からの前記決済情報に関連付けられている通貨識別情報を前記決済データの中から読み出し、読み出した通貨識別情報を含む前記通貨データに、取り消された前記電子決済に用いられたことを示す決済取消通貨情報を付加する請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記通貨識別情報は、通貨としての最小単位の前記デジタル通貨と対応付けられている請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記通貨データ記憶部は、前記デジタル通貨の過去の所有者を所有の時系列順に記憶する請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
デジタル通貨の通貨識別情報と前記デジタル通貨の所有者の所有者識別情報とを関連付けた複数の通貨データを記憶する通貨データ記憶ステップと、
前記デジタル通貨を用いた電子決済の決済情報と、前記電子決済に用いられた前記デジタル通貨の前記通貨識別情報と、前記デジタル通貨の譲渡人の譲渡人識別情報と、譲受人の譲受人識別情報とを取得する取得ステップと、
取得した前記決済情報と前記通貨識別情報とが関連付けられた決済データを記憶する決済データ記憶ステップと、
取得した前記通貨識別情報を前記複数の通貨データの中から特定し、特定した前記通貨識別情報に関連付けられている前記所有者識別情報を過去の所有者の履歴所有者識別情報とするとともに、前記譲受人識別情報を新たな所有者の前記所有者識別情報とする前記通貨データを生成する通貨データ処理ステップと、
実行された前記電子決済について取り消しの権限を付与された権限者の権限者識別情報と、前記決済情報と、前記決済情報に示される前記電子決済の取消指示とを取得し、取得した前記決済情報を前記決済データの中から特定し、特定した決済情報に示される前記電子決済を取り消す取消ステップと、
を有する情報処理方法。
【請求項7】
デジタル通貨の通貨識別情報と前記デジタル通貨の所有者の所有者識別情報とを関連付けた複数の通貨データを記憶する通貨データ記憶ステップと、
前記デジタル通貨を用いた電子決済の決済情報と、前記電子決済に用いられた前記デジタル通貨の前記通貨識別情報と、前記デジタル通貨の譲渡人の譲渡人識別情報と、譲受人の譲受人識別情報とを取得する取得ステップと、
取得した前記決済情報と前記通貨識別情報とが関連付けられた決済データを記憶する決済データ記憶ステップと、
取得した前記通貨識別情報を前記複数の通貨データの中から特定し、特定した前記通貨識別情報に関連付けられている前記所有者識別情報を過去の所有者の履歴所有者識別情報とするとともに、前記譲受人識別情報を新たな所有者の前記所有者識別情報とする前記通貨データを生成する通貨データ処理ステップと、
実行された前記電子決済について取り消しの権限を付与された権限者の権限者識別情報と、前記決済情報と、前記決済情報に示される前記電子決済の取消指示とを取得し、取得した前記決済情報を前記決済データの中から特定し、特定した決済情報に示される前記電子決済を取り消す取消ステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電子マネーや仮想通貨など、金銭的価値が化体したこうしたデジタル通貨は近年急速に利用の場を広げており、例えば特許文献1には、電子マネーに新たな付加価値を創造することを目的とした電子マネーシステムが開示されている。この電子マネーシステムは、電子マネーカード又は電子マネー機能を備えた携帯端末を使って流通可能な電子マネーを取り扱う電子マネーシステムであって、電子マネーの実体である電子マネーデータは、利用者の間で流通可能であり、電子マネーデータの固有の識別子と、当該電子マネーの貨幣価値であるバリュー情報と、当該電子マネーを使った取引の履歴情報とを含む。この電子マネーシステムは、電子マネーを使った取引の際に、当該電子マネーの支払者の識別子及び受取者の識別子を履歴情報に記録する手段と、履歴情報を入力された検索条件に従って検索する手段と、バリュー情報が固定である固定価値型電子マネーとバリュー情報が取引によって変動する可変型電子マネーとの間で変換を行うバリュー交換手段とを備える。この電子マネーシステムは、電子マネーが無効化された後も履歴情報を記憶装置に保全する手段を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-177702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電子マネーなどのデジタル通貨を用いて電子決済が実行された場合には、電子決済の実行後に、用いられた電子マネーを特定することができないため、所有者を追跡することができない。そのため、例えば、デジタル通貨の譲渡及び譲受の原因が違法ないし違法性を帯びている場合であっても、用いられたデジタル通貨を特定することができず、デジタル通貨の譲渡及び譲受に対して対処することができない。
【0005】
そこで、本発明は、デジタル通貨の譲渡及び譲受に対して対処することができる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の情報処理装置は、通貨データ記憶部と、取得部と、決済データ記憶部と、通貨データ処理部と、取消部とを備える。通貨データ記憶部は、デジタル通貨の通貨識別情報とデジタル通貨の所有者の所有者識別情報とを関連付けた複数の通貨データを記憶する。取得部は、デジタル通貨を用いた電子決済の決済情報と、電子決済に用いられたデジタル通貨の通貨識別情報と、デジタル通貨の譲渡人の譲渡人識別情報と、譲受人の譲受人識別情報とを取得する。決済データ記憶部は、取得した決済情報と通貨識別情報とが関連付けられた決済データを記憶する。通貨データ処理部は、取得した通貨識別情報を複数の通貨データの中から特定し、特定した通貨識別情報に関連付けられている所有者識別情報を過去の所有者の履歴所有者識別情報とするとともに、譲受人識別情報を新たな所有者の所有者識別情報とする通貨データを生成する。取消部は、実行された電子決済について取り消しの権限を付与された権限者の権限者識別情報と、決済情報と、決済情報に示される電子決済の取消指示とを取得し、取得した決済情報を決済データの中から特定し、特定した決済情報に示される電子決済を取り消す。
【0007】
情報処理装置は、権限者識別情報を記憶する権限データ記憶部をさらに備えることが好ましく、取消部は、取得した権限者識別情報を権限データの中から特定した場合に電子決済を取り消すことが好ましい。
【0008】
取消部は、取得した決済情報を通貨データ処理部に送り、通貨データ処理部は、取得部からの決済情報に関連付けられている通貨識別情報を決済データの中から読み出し、読み出した通貨識別情報を含む通貨データに、取り消された電子決済に用いられたことを示す決済取消通貨情報を付加する。
【0009】
通貨識別情報は、通貨としての最小単位のデジタル通貨と対応付けられていることが好ましい。
【0010】
通貨データ記憶部は、デジタル通貨の過去の所有者を所有の時系列順に記憶することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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