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公開番号
2025075137
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186090
出願日
2023-10-31
発明の名称
システム、プリンタ、それらの制御方法、及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人ひのき国際特許事務所
主分類
G06F
3/12 20060101AFI20250508BHJP(計算;計数)
要約
【課題】プリンタの定額サービスにおいて、ユーザの買い取り等が成立すると、定額サービス用にユーザに提供されたインクが使用できなくなり、資源の無駄や環境面への影響が懸念される。
【解決手段】プリンタ管理サーバ300が、定額サービスの契約に基づき提供されるインクタンクのインクIDを、該契約に紐づくプリンタに対して送信する(S405)。プリンタ100は、プリンタ管理サーバ300から前記契約に基づき提供されるインクタンクのインクIDを受信した場合に、該受信したインクIDを利用許可インクIDリストに記憶する(S406)。また、プリンタ100は、インクタンクが装着されたことに応じて該インクタンクからIDを取得し、該インクIDが利用許可インクIDリストに記憶されている場合に該インクタンクの使用を許可し、記憶されていない場合に該インクタンクを使用不可とする(S407)。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
消耗品が提供される契約に対応したプリンタと、サーバとが通信可能なシステムであって、
前記サーバは、
前記契約に基づき提供される消耗品の識別情報を、該契約に紐づくプリンタに対して送信する第1送信手段を有し、
前記プリンタは、
前記サーバから前記契約に基づき提供される消耗品の識別情報を受信した場合に、該受信した消耗品の識別情報を記憶する記憶手段と、
当該プリンタに消耗品が装着されたことに応じて該消耗品から識別情報を取得する取得手段と、
前記取得した識別情報が前記記憶手段に記憶されている否かに応じて、前記装着された消耗品の使用を許可するか否かを制御する制御手段と、を有する、
ことを特徴とするシステム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記プリンタは、
該プリンタに装着されている消耗品の残量を検知する検知手段と、
前記消耗品の残量が閾値を下回った場合に、該消耗品の識別情報を含む利用終了通知を前記サーバに通知する通知手段と、
前記サーバから、利用が終了した消耗品の識別情報を受信した場合に、該受信した消耗品の識別情報を前記記憶手段から削除する削除手段と、を有し、
前記サーバは、
前記プリンタから前記利用終了通知を受信した場合に、該利用終了通知の通知元のプリンタに対応する契約を特定し、該契約に紐づくプリンタに対して、該前記利用終了通知に含まれる消耗品の識別情報を、前記利用が終了した消耗品の識別情報として送信する第2送信手段を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記制御手段は、前記取得手段により取得した識別情報が前記記憶手段に記憶されている場合には前記装着された消耗品の使用を許可し、該識別情報が前記記憶手段に記憶されていない場合に前記装着された消耗品の使用を許可しないことを特徴とする請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項4】
前記プリンタは、前記装着された消耗品の使用を許可しない場合に、その旨を示すメッセージを表示する表示手段を有することを特徴とする請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記消耗品は、印刷剤が充填されたカートリッジであることを特徴とする請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項6】
消耗品が提供される契約に対応したプリンタであって、
契約に基づき提供される消耗品の識別情報をサーバから受信した場合に、該受信した消耗品の識別情報を記憶する記憶手段と、
当該プリンタに消耗品が装着されたことに応じて該消耗品から識別情報を取得する取得手段と、
前記取得した識別情報が前記記憶手段に記憶されている否かに応じて、前記装着された消耗品の使用を許可するか否かを制御する制御手段と、
を有することを特徴とするプリンタ。
【請求項7】
該プリンタに装着されている消耗品の残量を検知する検知手段と、
前記消耗品の残量が閾値を下回った場合に、該消耗品の識別情報を含む利用終了通知を前記サーバに通知する通知手段と、
前記サーバから、前記利用終了通知に基づき送信された消耗品の識別情報を受信した場合に、該受信した消耗品の識別情報を前記記憶手段から削除する削除手段と、
を有することを特徴とする請求項6に記載のプリンタ。
【請求項8】
前記制御手段は、前記取得手段により取得した識別情報が前記記憶手段に記憶されている場合には前記装着された消耗品の使用を許可し、該識別情報が前記記憶手段に記憶されていない場合に前記装着された消耗品の使用を許可しないことを特徴とする請求項6又は7に記載のプリンタ。
【請求項9】
前記装着された消耗品の使用を許可しない場合に、その旨を示すメッセージを表示する表示手段を有することを特徴とする請求項8に記載のプリンタ。
【請求項10】
前記消耗品は、印刷剤が充填されたカートリッジであることを特徴とする請求項6又は7に記載のプリンタ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、システム、プリンタ、それらの制御方法、及びプログラムに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、プリンタのサブスクリプションサービスが増加している。サブスクリプションサービスには、従来の買い切りによるビジネスモデルとは異なり、月額の定額料金を支払うことで、プリンタを購入することなく利用が可能なサービスがある。この種のサービスにおいては、一般的には、インクやトナーの代金は定額の契約料金に含まれていて自由に使うことができ、契約プランによって実行可能な印刷枚数が決められていることが多い。
【0003】
一方、こうしたプリンタのサブスクリプションサービスにおいて使用していたプリンタをユーザがそのまま買い取り、従来の買い切りビジネスモデルと同様の利用へ切り替えることを可能にするサービスもある。このように買い取られたプリンタはサブスクリプションサービスの契約終了時に、買い切りモデルと同等のふるまいをする必要がある。例えば、サブスクリプションサービスのプリンタと買い切りモデルのプリンタは、使用できるインクタンクの型番が異なるため、サブスクリプションサービスを契約中か否かによって、取り付け可能なインクタンクを識別しなくてはならない。すなわち、サブスクリプションサービスにおいて使用していたインクタンクはサービスの契約が終了すると使用不可となっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-160229号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、サービスの契約終了時にインクをすべて使い切っているとは限らないため、契約を終了するタイミングでは、多くの場合、それまで使用していたインクを使い切れず破棄せざるを得なくなってしまっていた。契約終了のタイミングによっては未使用のインクタンクを破棄せざるを得なくなる可能性もあり、資源の無駄や環境面への影響が懸念される。
【0006】
特許文献1には、サブスクリプションサービスの契約終了後に、専用のトナーカートリッジの識別情報を、買い切りモデルの識別情報に書き換えることにより、サブスクリプションサービスの終了後でもインクタンクを使用可能にする技術が提案されている。しかし、特許文献1の技術では、カートリッジの識別情報を、買い切りモデルの識別情報に書き換えてしまうため、新たな課題が発生してしまう。例えば、特許文献1の技術で買い切りモデルの識別情報に書き換えられたカートリッジは、サブスクリプションサービスの契約が終了したプリンタに限らず、該契約に無関係のプリンタでも使用可能となってしまう。そのため、消費できずに残ってしまったカートリッジの中身を消費する等の本来の目的とは異なり、該カートリッジが上述の契約に無関係なプリンタに流用されたり、第三者に転売等されてしまうなど、不正使用される可能性があった。
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明は、サブスクリプションサービスの契約終了後でも該サービスに基づき提供された消耗品を該サービスの契約中と同等に使用可能にでき、該消耗品の不正使用も抑えることができる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、消耗品が提供される契約に対応したプリンタと、サーバとが通信可能なシステムであって、前記サーバは、前記契約に基づき提供される消耗品の識別情報を、該契約に紐づくプリンタに対して送信する第1送信手段を有し、前記プリンタは、前記サーバから前記契約に基づき提供される消耗品の識別情報を受信した場合に、該受信した消耗品の識別情報を記憶する記憶手段と、当該プリンタに消耗品が装着されたことに応じて該消耗品から識別情報を取得する取得手段と、前記取得した識別情報が前記記憶手段に記憶されている否かに応じて、前記装着された消耗品の使用を許可するか否かを制御する制御手段と、を有する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、サブスクリプションサービスの契約終了後でも該サービスに基づき提供された消耗品を該サービスの契約中と同等に使用可能にでき、該消耗品の不正使用も抑えることができる。この結果、サービスの契約終了時に使い切れず残っている消耗品を無駄なく使用可能にして資源の無駄や環境面への影響を抑えることができる。また、消費しきれずに残ってしまった消耗品を消費するといった本来の目的を達成しつつ、消耗品が契約以外のプリンタに流用されたり、第三者に転売等されてしまうなどの不正使用も抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態を示す印刷システムの全体の構成を例示する図。
本実施形態のプリンタの概略構成を例示するブロック図。
本実施形態のプリンタ管理サーバ及び消耗品管理サーバの概略構成を例示するブロック図。
本実施形態の消耗品自動配送サービスの処理を例示するシーケンス図。
本実施形態の利用許可インクIDリストを例示する図。
本実施形態のインクタンク使用可否判定処理を例示するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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