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公開番号
2025074919
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2024071586,2023186013
出願日
2024-04-25,2023-10-30
発明の名称
積層体用シーラントフィルム、積層体及び包装容器
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08J
5/18 20060101AFI20250507BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】レトルト処理後の耐衝撃性に優れ、ポリプロピレンによる単一素材化された積層体に適した、積層体用シーラントフィルムを提供する。
【解決手段】樹脂材料の総量に対するポリプロピレンの含有割合が80質量%以上である積層体に用いるシーラントフィルムであって、前記シーラントフィルムは、当該シーラントフィルムの総量に対してポリプロピレンを40質量%以上含有し、前記シーラントフィルムは、ナノインデンテーション法により測定した複合弾性率が、500MPa以上900MPa以下である、積層体用シーラントフィルムとする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂材料の総量に対するポリプロピレンの含有割合が80質量%以上である積層体に用いるシーラントフィルムであって、
前記シーラントフィルムは、当該シーラントフィルムの総量に対してポリプロピレンを40質量%以上含有し、
前記シーラントフィルムは、ナノインデンテーション法により測定した複合弾性率が、500MPa以上900MPa以下である、積層体用シーラントフィルム。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記シーラントフィルムは、ポリエチレンを含む、請求項1に記載の積層体用シーラントフィルム。
【請求項3】
前記シーラントフィルムは、エチレン-プロピレンエラストマーを含む、請求項1に記載の積層体用シーラントフィルム。
【請求項4】
前記シーラントフィルムは、プロピレン-エチレンエラストマーまたはエチレン-αオレフィンエラストマーを含む、請求項1に記載の積層体用シーラントフィルム。
【請求項5】
前記積層体に用いた際、当該積層体の表面のうち一方に位置する第1層と、前記第1層に接する第2層と、を少なくとも備える、請求項1に記載の積層体用シーラントフィルム。
【請求項6】
前記第2層に接する第3層をさらに備える、請求項5に記載の積層体用シーラントフィルム。
【請求項7】
厚みが、30μm以上200μm以下である、請求項1に記載の積層体用シーラントフィルム。
【請求項8】
包装材料に用いる積層体であって、
少なくとも、第1基材とシーラント層とを備え、
前記シーラント層は、請求項1~7のいずれか一項に記載の積層体用シーラントフィルムからなり、
樹脂材料の総量に対するポリプロピレンの含有割合が80質量%以上である、積層体。
【請求項9】
第1基材と前記シーラント層との間に、第2基材をさらに備える、請求項8に記載の積層体。
【請求項10】
請求項8又は9に記載の積層体を備える包装容器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体用シーラントフィルム、積層体及び包装容器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、包装容器は、強度及び耐熱性に優れるポリエステルフィルムや、耐衝撃性に優れるナイロンフィルム等を基材として用い、ヒートシール性に優れるポリオレフィンフィルムをシーラントフィルムとして用いた積層体から構成されていた。しかしながら、近年の循環型社会の構築を求める声の高まりとともに、高いリサイクル適性を有する包装容器が求められているが、異種の樹脂材料から構成された従来の包装容器では、樹脂材料ごとに分離することが困難であった。
【0003】
そこで、リサイクルしやすい単一素材化(モノマテリアル化)という観点から、ポリプロピレンによる単一素材化が検討されている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、ポリエステルフィルム又はナイロンフィルムに代えて、ポリプロピレンを含有する延伸基材を基材として使用し、ポリプロピレンを含有するシーラントフィルムと組み合わせた、包装容器等の包装材料に用いる積層体が開示されている。この積層体によれば、基材とシーラントフィルムとがいずれもポリプロピレンにより構成されることで、リサイクル適性が向上されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-020391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、レトルトパウチ等の包装容器とする場合、包装容器に用いる積層体には、レトルト処理後のパウチの落下時の衝撃に耐える耐落下衝撃性(耐衝撃性)、およびレトルト処理後に手で容易に切れる、手切れ性(易開封性)が求められる。しかしながら、ポリプロピレンによる単一素材化された積層体では、レトルト処理後の耐衝撃性および開封性が十分でない場合があった。
【0006】
本開示の解決課題の一つは、レトルト処理後の耐衝撃性および開封性に優れ、ポリプロピレンによる単一素材化された積層体に適した、積層体用シーラントフィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の積層体用シーラントフィルムは、樹脂材料の総量に対するポリプロピレンの含有割合が80質量%以上である積層体に用いるシーラントフィルムであって、前記シーラントフィルムは、当該シーラントフィルムの総量に対してポリプロピレンを40質量%以上含有し、前記シーラントフィルムは、ナノインデンテーション法により測定した複合弾性率が、500MPa以上900MPa以下である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、レトルト処理後の耐衝撃性および開封性に優れ、ポリプロピレンによる単一素材化された積層体に適した、積層体用シーラントフィルムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、積層体用シーラントフィルムの一実施形態を示す断面模式図である。
図2は、積層体用シーラントフィルムの一実施形態を示す断面模式図である。
図3は、積層体の一実施形態を示す模式断面図である。
図4は、積層体の一実施形態を示す模式断面図である。
図5は、積層体の一実施形態を示す模式断面図である。
図6は、積層体の一実施形態を示す模式断面図である。
図7は、積層体の一実施形態を示す模式断面図である。
図8は、積層体の一実施形態を示す模式断面図である。
図9は、積層体の一実施形態を示す模式断面図である。
図10は、積層体の一実施形態を示す模式断面図である。
図11は、積層体の一実施形態を示す模式断面図である。
図12は、包装容器の一実施形態を示す正面図である。
図13は、包装容器の一実施形態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について、詳細に説明する。本開示は多くの異なる形態で実施でき、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されない。図面は、説明をより明確にするため、実施形態に比べ、各層の幅、厚さおよび形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定しない。本明細書と各図において、既出の図に関してすでに説明したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)
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