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公開番号
2025072904
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-12
出願番号
2023183377
出願日
2023-10-25
発明の名称
研磨機用腕支持装置
出願人
株式会社カクダイ岐阜工場
代理人
個人
,
個人
主分類
B24B
29/00 20060101AFI20250501BHJP(研削;研磨)
要約
【課題】研磨作業者の腕の疲労を軽減する。
【解決手段】腕支持装置30は、被研磨物POの表面の研磨に際し、バフ研磨機10における円板状のバフ14の回転に伴い周回移動する無端状のベルト15の外周の研磨面15aに被研磨物POが押し当てられるときに用いられる。腕支持装置30は、腕載せ部としての一対の腕載せ体31と、支持部としての一対の支持機構部35とを備える。各腕載せ体31は、立ち姿勢の研磨作業者W1が、両方の手HAで把持した被研磨物POを、研磨面15aに押し当てる際に、各腕ARが載せられる箇所である。各支持機構部35は、バフ研磨機10の下側に配置される架台を被取り付け部として、同架台に取り付けられるとともに、上記腕載せ体31を支持する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
被研磨物の表面の研磨に際し、バフ研磨機において回転する円板状のバフの外周の研磨面に前記被研磨物が押し当てられるとき、又は前記バフの回転に伴い周回移動する無端状のベルトの外周の研磨面に前記被研磨物が押し当てられるときに用いられる装置であり、
立ち姿勢の研磨作業者が、両方の手で把持した前記被研磨物を、前記研磨面に押し当てる際に、両方の腕が載せられる腕載せ部と、
前記バフ研磨機、及び前記バフ研磨機の周囲の設備のうちの少なくとも一方を被取り付け部として、前記被取り付け部に取り付けられるとともに、前記腕載せ部を支持する支持部と、
を備える、研磨機用腕支持装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記腕載せ部は、両方の前記腕のそれぞれが載せられる一対の腕載せ体を備え、
前記支持部は、前記腕載せ体毎に設けられ、かつ前記被取り付け部に取り付けられるとともに、各腕載せ体を支持する一対の支持機構部を備え、
各支持機構部は、
前記腕載せ体から下方へ離間した箇所に配置された受け体と、
前記腕載せ体及び前記受け体の間において、中心軸線の周りに螺旋状に巻回されることにより構成され、かつ荷重に応じて弾性変形するばねであり、かつ一方の端部において前記腕載せ体に取り付けられ、かつ他方の端部において前記受け体に取り付けられたコイルばねと、
を備える、請求項1に記載の研磨機用腕支持装置。
【請求項3】
前記支持機構部毎の前記受け体は、前記コイルばねの前記他方の端部が接触する面を受け面として有しており、
各支持機構部は、
前記被取り付け部及び前記受け体の間に設けられ、かつ鉛直面に対し前記受け面がなす角度を調整する受け面角度調整部をさらに備える、請求項2に記載の研磨機用腕支持装置。
【請求項4】
前記支持機構部毎の前記受け体は、前記コイルばねの前記他方の端部が接触する面を受け面として有しており、
各支持機構部は、
前記受け面に対し交差する交差方向へ延びる柱本体部を有し、かつ前記受け体に固定されたガイド柱と、
前記中心軸線に沿う方向における前記コイルばねの一部の外周囲に配置されるとともに、前記柱本体部に取り付けられる筒状体と、
前記ガイド柱及び前記筒状体の間に設けられ、かつ前記筒状体の前記柱本体部に対する前記交差方向の取り付け位置を調整する筒状体位置調整部と、
をさらに備える、請求項2又は請求項3に記載の研磨機用腕支持装置。
【請求項5】
前記腕載せ部は、両方の前記腕のそれぞれが載せられる一対の腕載せ体を備え、
前記支持部は、前記腕載せ体毎に設けられ、かつ前記被取り付け部に取り付けられるとともに、各腕載せ体を支持する一対の支持機構部を備え、
水平方向のうち、前記バフと、前記被研磨物を前記研磨面に押し当てる前記研磨作業者とが対向する方向を前後方向とし、前記前後方向及び鉛直方向の両方向に対し直交する方向を左右方向とした場合、
各支持機構部は、
前記左右方向のうち、前記腕載せ体を挟んで、前記バフとは反対側において、上下方向へ延びる縦シャフトと、
前記縦シャフトに取り付けられた連結部と、
前記水平方向に延び、かつ前記連結部に取り付けられた横シャフトと、
を備え、
前記腕載せ体は、前記横シャフトに取り付けられている、請求項1に記載の研磨機用腕支持装置。
【請求項6】
前記支持機構部毎の前記連結部は、前記縦シャフトに対し、前記横シャフトを伴って前記縦シャフトを中心として回動し得るように取り付けられ、
各支持機構部は、
前記縦シャフト及び前記連結部の間に設けられ、かつ前記左右方向に対し前記横シャフトがなす角度を調整する横シャフト角度調整部をさらに備える、請求項5に記載の研磨機用腕支持装置。
【請求項7】
各支持機構部は、
前記被取り付け部に取り付けられるとともに、前記縦シャフトが取り付けられる基部と、
前記基部及び前記縦シャフトの間に設けられ、かつ前記縦シャフトの前記基部に対する上下方向の取り付け位置を調整する縦シャフト位置調整部と、
をさらに備える、請求項5又は請求項6に記載の研磨機用腕支持装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、研磨機用腕支持装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
鋳造品等の被研磨物の表面を研磨する装置として、外周に研磨面を有する円板状のバフが回転されるバフ研磨機が知られている。また、外周に研磨面を有する無端状のベルトが、バフの回転に伴い周回移動されるバフ研磨機も知られている。前者のバフ研磨機を用いて被研磨物の表面の研磨する際には、研磨作業者は、被研磨物を両方の手で把持して、バフの研磨面に対し被研磨物を押し当てる。後者のバフ研磨機を用いて研磨作業を行う場合には、研磨作業者は、被研磨物を両方の手で把持して、周回移動するベルトの研磨面に対し被研磨物を押し当てる。
【0003】
なお、特許文献1及び特許文献2には、外周に研磨面を有し、かつ軸を中心として回転される円板状のバフが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-156247号公報
実開平5-80661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、特許文献1及び特許文献2に記載されたバフを備えるバフ研磨機を用いて、又は上記バフに加え無端状のベルトを備えるバフ研磨機を用いて、研磨作業者が立ち姿勢で研磨作業を行う場合、次のような問題がある。立ち姿勢の研磨作業者は、研磨に際し、被研磨物を把持することと、被研磨物を研磨面に押し当てることの両方を同時に行う。そのため、時間の経過とともに腕が疲れてきて、腕の位置が安定しない。また、研磨作業者は、背筋や首が曲がった姿勢になり、研磨姿勢が安定しないため、ますます腕が疲労するという問題もある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための研磨機用腕支持装置は、被研磨物の表面の研磨に際し、バフ研磨機において回転する円板状のバフの外周の研磨面に前記被研磨物が押し当てられるとき、又は前記バフの回転に伴い周回移動する無端状のベルトの外周の研磨面に前記被研磨物が押し当てられるときに用いられる装置であり、立ち姿勢の研磨作業者が、両方の手で把持した前記被研磨物を、前記研磨面に押し当てる際に、両方の腕が載せられる腕載せ部と、前記バフ研磨機、及び前記バフ研磨機の周囲の設備のうちの少なくとも一方を被取り付け部として、前記被取り付け部に取り付けられるとともに、前記腕載せ部を支持する支持部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、研磨作業者の腕の疲労を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態における腕支持装置の斜視図である。
図1における右側の支持機構部の部分斜視図である。
図1における腕支持装置の下部構造を示す部分斜視図である。
図1における右側の支持機構部の右側面図である。
図1における右側の支持機構部の下部構造を示す部分斜視図である。
図5の下部構造を、同図5の裏側から見た部分斜視図である。
受け面角度調整部により受け面の角度が変更された部分斜視図である。
図5の受け面角度調整部及び受け体位置調整部の部分正面図である。
第1実施形態の腕支持装置の使用態様を示す部分斜視図である。
第1実施形態の腕支持装置の使用態様を示す部分斜視図である。
第2実施形態における腕支持装置の部分正面図である。
図11の12-12線断面図である。
第2実施形態における左側の支持機構部の左側面図である。
図11における左側の支持機構部の部分平面図である。
図11の腕支持装置の使用態様を説明する部分斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
以下、研磨機用腕支持装置(以下、単に「腕支持装置」という)の第1実施形態について、図1~図10を参照して説明する。
【0010】
図1及び図9に示すように、腕支持装置30は、研磨作業者W1がバフ研磨機10で被研磨物POの表面をバフ研磨する際に用いられる装置である。バフ研磨機10は、モータ11によって回転駆動される回転軸12を備えている。この回転軸12に対し、円板状をなし、かつ外周に研磨面14aを有するバフ14が一体回転可能に取り付けられている。この研磨面14aに被研磨物POを押し当てることにより、表面をバフ研磨することが可能である。バフ14に用いられる素材は、綿、麻、ウール、スポンジ等である。これらの素材に研磨剤が塗布されることによりバフ14が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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