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公開番号2025072278
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2024087741
出願日2024-05-30
発明の名称磁石ユニット及びその製造方法
出願人日亜化学工業株式会社
代理人弁理士法人iX
主分類H01F 41/02 20060101AFI20250430BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】簡便に磁石ユニットを得ることができる。
【解決手段】第1端面から第2端面にかけて貫通する複数の孔が設けられた保持部材を、1以上のガス抜き溝が設けられた金型に、前記第2端面が前記1以上のガス抜き溝と対向するように配置する工程と、前記第1端面の側から前記複数の孔に磁石材料を射出成形する工程と、前記金型から前記保持部材を取り外す工程と、を有し、前記金型に配置する工程において、前記1以上のガス抜き溝によって前記複数の孔のうち2以上が連結される、磁石ユニットの製造方法。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1端面から第2端面にかけて貫通する複数の孔が設けられた保持部材を、1以上のガス抜き溝が設けられた金型に、前記第2端面が前記1以上のガス抜き溝と対向するように配置する工程と、
前記第1端面の側から前記複数の孔に磁石材料を射出成形する工程と、
前記金型から前記保持部材を取り外す工程と、を有し、
前記金型に配置する工程において、前記1以上のガス抜き溝によって前記複数の孔のうち2以上が連結される、磁石ユニットの製造方法。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記金型に配置する工程において、前記1以上のガス抜き溝の縁は、前記複数の孔の縁と一致する、または、前記複数の孔の縁よりも外側に位置している請求項1に記載の磁石ユニットの製造方法。
【請求項3】
前記1以上のガス抜き溝は、平面視において放射状に広がる複数の溝を含む請求項1に記載の磁石ユニットの製造方法。
【請求項4】
前記複数の孔は、前記第2端面の側の開口の面積が第1面積である複数の第1孔と、前記第2端面の側の開口の面積が前記第1面積よりも小さい第2面積である複数の第2孔と、を有する請求項1に記載の磁石ユニットの製造方法。
【請求項5】
前記金型に配置する工程において、前記1以上のガス抜き溝は第1溝を有し、第1溝によって前記複数の第1孔のうち少なくとも1つと前記複数の第2孔のうち少なくとも1つが連結される請求項4に記載の磁石ユニットの製造方法。
【請求項6】
前記磁石材料は、樹脂と、SmFeN系磁性粉末とを有する請求項1~5のいずれか1項に記載の磁石ユニットの製造方法。
【請求項7】
前記保持部材はロータコアである請求項6に記載の磁石ユニットの製造方法。
【請求項8】
第1端面から第2端面にかけて貫通する複数の孔が設けられた保持部材と、
前記複数の孔にそれぞれ配置された複数の磁石と、を有し、
前記第1端面の側に、ゲート痕があり、
前記第2端面の側に、前記複数の孔のうち2以上を結ぶ溝の痕がある、磁石ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、磁石ユニット及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、回転子とその穴に埋め込まれた磁石とを含む埋込磁石型モータが記載されている。磁石は、回転子の穴にボンド磁石を射出成形にて充填することにより形成される。射出成形時に、回転子は金型内に設置され、金型には穴のエアを抜くためのエア抜き構造が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-61430号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
磁石を射出成形する際の金型の構造は改良の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示における一実施形態の磁石ユニットの製造方法は、第1端面から第2端面にかけて貫通する複数の孔が設けられた保持部材を、1以上のガス抜き溝が設けられた金型に、前記第2端面が前記1以上のガス抜き溝と対向するように配置する工程と、前記第1端面の側から前記複数の孔に磁石材料を射出成形する工程と、前記金型から前記保持部材を取り外す工程と、を有し、前記金型に配置する工程において、前記1以上のガス抜き溝によって前記複数の孔のうち2以上が連結される。
【0006】
本開示における一実施形態の磁石ユニットは、第1端面から第2端面にかけて貫通する複数の孔が設けられた保持部材と、前記複数の孔にそれぞれ配置された複数の磁石と、を有し、前記第1端面の側に、ゲート痕があり、前記第2端面の側に、前記複数の孔のうち2以上を結ぶ溝の痕がある。
【発明の効果】
【0007】
上述の磁石ユニット及びその製造方法によれば、簡便に磁石ユニットを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態の磁石ユニットの製造方法を示すフローチャートである。
図2は、実施形態の磁石ユニットの製造方法の一工程を説明するための模式的な断面図である。
図3は、ガス抜き溝が無い位置における断面を示す模式的な断面図である。
図4は、実施形態の磁石ユニットの製造方法の一工程を説明するための模式的な断面図である。
図5は、実施形態の磁石ユニットを示す模式的な断面図である。
図6は、複数の孔とガス抜き溝の配置の一例を示す模式的な平面図である。
図7は、複数の孔とガス抜き溝の配置の変形例1を示す模式的な平面図である。
図8は、変形例1におけるガス抜き溝を説明するための模式的な断面図である。
図9は、複数の孔とガス抜き溝の配置の変形例2を示す模式的な平面図である。
図10は、複数の孔とガス抜き溝の配置の変形例3を示す模式的な平面図である。
図11は、実施形態の磁石ユニットを示す模式的な平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について詳述する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための一例であり、本発明を以下のものに限定するものではない。なお、本明細書において「工程」との語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。
【0010】
図1~図6を用いて、実施形態の磁石ユニットの製造方法を説明する。図1は、実施形態の磁石ユニットの製造方法を示すフローチャートである。図2は、実施形態の磁石ユニットの製造方法の一工程を説明するための模式的な断面図である。図3は、ガス抜き溝が無い位置における断面を示す模式的な断面図である。図4は、実施形態の磁石ユニットの製造方法の一工程を説明するための模式的な断面図である。図5は、実施形態の磁石ユニットを示す模式的な断面図である。図6は、複数の孔とガス抜き溝の配置の一例を示す模式的な平面図である。図6は、第1端面11の側から見た平面図である。図6において、複数の孔13が設けられた保持部材10を実線で示し、保持部材10と重なる部分のガス抜き溝21、22を破線で示す。
(【0011】以降は省略されています)

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