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公開番号2025070436
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180741
出願日2023-10-20
発明の名称電子機器、表示制御方法、及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類G06F 15/02 20060101AFI20250424BHJP(計算;計数)
要約【課題】入力された関数式のグラフが表示されない場合の対処方法を容易に知ることができるようにする。
【解決手段】電子機器(10,20)は、少なくとも1つの変数を含む関数式の変数にグラフの描画範囲に対応する数値が入力されることにより、関数式のグラフを描画して表示部(12,21)に表示させるときに、描画範囲グラフの全体が表示部に予め指定された表示範囲外を通ると判定すると、描画したグラフを表示部内に表示させるための複数の選択肢を含む案内画面(P141)を表示部に表示する制御部(13,22)、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つの変数を含む関数式の前記変数にグラフの描画範囲に対応する数値が入力されることにより、前記関数式のグラフを描画して表示部に表示させるときに、前記描画範囲グラフの全体が前記表示部に予め指定された表示範囲外を通ると判定すると、描画した前記グラフを前記表示部内に表示させるための複数の選択肢を含む案内画面を前記表示部に表示する制御部、
を備えることを特徴とする電子機器。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記表示範囲に重畳するように前記案内画面を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記案内画面は前記表示範囲よりも小さく、前記表示範囲の少なくとも一部が前記案内画面とともに前記表示部に表示される、請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記複数の選択肢は、前記表示範囲をユーザ操作に応じて変更する第1の表示制御内容と、前記表示範囲を前記変数に設定される数値の範囲に応じて変更する第2の表示制御内容と、を含む、請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
前記制御部は、前記関数式を入力する関数電卓画面を含むウィンドウを前記表示部に更に表示させ、前記関数電卓画面に対するユーザ操作により入力された前記関数式のグラフを描画して前記表示部に表示させる、請求項1に記載の電子機器。
【請求項6】
電子機器が、
少なくとも1つの変数を含む関数式の前記変数にグラフの描画範囲に対応する数値が入力されることにより、前記関数式のグラフを描画して表示部に表示させるときに、前記描画範囲グラフの全体が前記表示部に予め指定された表示範囲外を通ると判定すると、描画した前記グラフを前記表示部内に表示させるための複数の選択肢を含む案内画面を前記表示部に表示する
処理を実行する表示制御方法。
【請求項7】
表示部を備えた電子機器のコンピュータを、
少なくとも1つの変数を含む関数式の前記変数にグラフの描画範囲に対応する数値が入力されることにより、前記関数式のグラフを描画して前記表示部に表示させるときに、前記描画範囲グラフの全体が前記表示部に予め指定された表示範囲外を通ると判定すると、描画した前記グラフを前記表示部内に表示させるための複数の選択肢を含む案内画面を前記表示部に表示する制御手段として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器、表示制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
関数電卓と呼ばれる計算装置には、関数式(変数を含む計算式)をグラフ化して表示することが可能なものがある。この種の計算装置には、グラフを描画する座標系の座標レンジの設定を考慮することなく、任意の関数式を容易かつ適切な大きさでグラフ化して表示することが可能なものがある(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-185723号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された表示方法を含む従来の計算装置におけるグラフの表示方法では、縦軸及び横軸の両方のレンジが設定された状態でグラフを表示させた場合、表示画面内にグラフが表示されないことがある。この場合、計算装置のユーザは、グラフが表示されない理由(原因)及び対処方法を知ることが難しい。
【0005】
本発明は、入力された関数式のグラフが表示されない場合の対処方法を容易に知ることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの態様に係る電子機器は、少なくとも1つの変数を含む関数式の前記変数にグラフの描画範囲に対応する数値が入力されることにより、前記関数式のグラフを描画して表示部に表示させるときに、前記描画範囲グラフの全体が前記表示部に予め指定された表示範囲外を通ると判定すると、描画した前記グラフを前記表示部内に表示させるための複数の選択肢を含む案内画面を前記表示部に表示する制御部、を備える。
【発明の効果】
【0007】
上述の態様によれば、入力された関数式のグラフが表示されない場合の対処方法を容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施の形態に係る関数電卓の外観構成例を示す正面図である。
関数電卓の電子回路の構成例を示すブロック図である。
第1の実施の形態の関数電卓が行うグラフ表示処理の例を説明するフローチャート(その1)である。
第1の実施の形態の関数電卓が行うグラフ表示処理の例を説明するフローチャート(その2)である。
図5A及び図5Bは、入力された関数式のグラフとグラフ表示領域との関係の例を説明する図である。
図6A~図6Dは、案内画面が表示されるケースにおける画面遷移の例を説明する図である。
第2の実施の形態に係る電子機器の外観構成例を示す正面図である。
コンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
通信ネットワークを利用した学習システムの構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。本明細書において、グラフを描画することは、関数式における変数(例えばx値)と解(例えばy値)との関係を所定の平面又は空間に表現することを意図し、グラフを描画して表示することは、関数式における変数と解との関係が表現されている所定の平面又は空間のうちの指定された範囲内のみを表示部12に可視化して表示することを意図する。従って、以下の説明における「グラフを描画して表示すること」及び類似の表現は、描画されたグラフの一部又は全部が表示部に表示されない場合も含まれる。なお、本明細書における関数式は、y=1(y=0・x+1)のような定数関数(零次関数)の関数式を含む。
【0010】
[第1の実施の形態]
図1に例示した関数電卓10は、装置筐体における一つの主面にキー入力部11、表示部12、及び図示しない電池電源が設けられる。装置筐体は、キー入力部11及び表示部12等が設けられた主面の縦方向及び横方向の寸法と比べて主面とその裏面との距離(厚さ方向の寸法)が十分に小さく、ユーザが片手で十分把持し片手で操作可能な小型サイズであり得る。関数電卓10は、入力された関数式のグラフを描画して表示することが可能な電子機器(グラフ表示装置)の例示であり得る。
(【0011】以降は省略されています)

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