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公開番号2025069061
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2024164158
出願日2024-09-20
発明の名称摩耗性能及びエンジン清浄度が改善された潤滑油組成物
出願人インフィニューム インターナショナル リミテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類C10M 169/04 20060101AFI20250422BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】潤滑油組成物、ディーゼルエンジンを潤滑する方法、及び潤滑油組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】以下を含むか、又は以下を混和して得られるディーゼルエンジン用潤滑油組成物に関する:(i)基油;(ii)官能化重合体;(iii)過塩基性マグネシウム系清浄剤;及び(iv)1種以上の任意にホウ酸化されていてもよい高分子量及び/又は低分子量PIBSA‐PAM分散剤。前記組成物の総硫酸塩灰分は0.9質量%以下であり、100℃での動粘度は5~20cStであり、総リンレベルは0.120質量%以下であり、総硫黄レベルは0.35質量%以下であり、DetroitDD‐13スカッフィング試験結果は少なくとも31時間である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
潤滑油組成物であって、以下:
グループII基油、グループIII基油、グループIV基油、又はこれらの組み合わせを含む、前記組成物の50質量%を超える量の潤滑粘度のオイル;
前記組成物に対して0.1~20質量%、あるいは0.2~2.0質量%、又は0.3~5質量%の官能化重合体であって、以下:
vii)2未満であるMw/Mn、
viii)3.5以下である官能基分布(Fd)値、及び
iii)10,000g/モル以上(GPC‐PS)である官能化前の重合体のMn
を有する、C
4‐5
オレフィンを含むアミド、イミド、及び/又はエステル官能化部分飽和又は完全飽和重合体を含み、
但し、官能化前の重合体がイソプレンとブタジエンとの共重合体である場合、前記共重合体のMnは25,000g/モル超(GPC‐PS)である、官能化重合体;
総塩基価(KOH/g)が9以上500以下であり、前記組成物に少なくとも500質量ppmのカルシウムを送れる処理レベルの過塩基性カルシウム系清浄剤;
総塩基価(KOH/g)が9以上500以下であり、前記組成物に少なくとも200質量ppmのマグネシウムを送れる処理レベルの過塩基性マグネシウム系清浄剤;
任意に含まれていてもよい、1種以上の任意にホウ酸化されていてもよい高分子量ポリイソブチレンコハク酸イミド(PIBSA‐PAM)分散剤(Mn:1600g/モル以上);及び
1種以上の任意にホウ酸化されていてもよい低分子量ポリイソブチレンコハク酸イミド(PIBSA‐PAM)分散剤(Mn:1600g/モル未満)、ここで、前記高分子量PIBSA‐PAMと前記低分子量PIBSA‐PAMとの組み合わせの処理レベルは前記組成物の1.0~6.0質量%であり、前記高分子量PIBSA‐PAMの処理レベルは前記組成物の4.0質量%以下である;
を含むか、又は混和して得られる、潤滑油組成物であり、
ここで、前記潤滑油組成物の総硫酸塩灰分は0.9質量%以下であり、100℃での動粘度は5~20cStであり、総リンレベルは0.120質量%以下であり、総硫黄レベルは0.35質量%以下であり、
前記潤滑油組成物の、DetroitDD‐13スカッフィング(ASTM D8074‐22)試験結果は少なくとも31時間である、
潤滑油組成物。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記高分子量PIBSA‐PAMはホウ酸化されているか、前記低分子量PIBSA‐PAMはホウ酸化されているか、或いはこれらの組み合わせであり、前記組成物に20~700質量ppmのホウ素を送れる処理レベルで含まれる、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項3】
前記高分子量PIBSA‐PAMを実質的に含まない請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項4】
前記潤滑粘度のオイルは前記組成物に対して60~95質量%で含まれ、グループII基油を含み、グループIII基油及びグループIV基油を実質的に含まない、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項5】
前記過塩基性マグネシウム系清浄剤はスルホネート、サリチレート、フェネート、又はこれらの組み合わせである、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項6】
前記過塩基性カルシウム系清浄剤はスルホネート、サリチレート、フェネート、又はこれらの組み合わせである、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項7】
前記潤滑油組成物の、ASTM D4683‐20に従って測定する150℃における高温高せん断粘度(HTHS)は2.6mPa・s以上3.2mPa・s以下であるか、又は前記潤滑油組成物のHTHSは3.5mPa・s以上である、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項8】
DaimlerOM471エンジン試験(CEC L‐118‐21)において、前記潤滑油組成物のターボチャージャ#1沈殿物評価が50以上であり、ピストン清浄度評価が74以上である、請求項1~7のいずれか1項に記載の潤滑油組成物。
【請求項9】
圧力示差走査熱量分析(PDSC)酸化安定性試験(CEC L‐85_T‐99)において、前記潤滑油組成物の酸化誘導時間が65分以上である、請求項1~7のいずれか1項に記載の潤滑油組成物。
【請求項10】
Ford6.7L動弁系摩耗試験において、100℃における動粘度が9~20cStである前記潤滑油組成物のロッカーアーム質量損失は100mg以下である、請求項1~6のいずれか1項に記載の潤滑油組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、米国特許商標局における2023年9月22日出願の米国特許出願番号第63/584,682号に対する優先権及びその利益を主張する。
続きを表示(約 6,500 文字)【0002】
本開示は、潤滑油組成物に関する。より詳細には、摩耗性能、エンジン清浄度、煤煙誘発粘度の制御、及びガス排出低減が改善された潤滑油組成物に関する。
【背景技術】
【0003】
近年、燃費がますます重視されてきている。車両の燃費を向上させるための1つのアプローチとしては、耐久性及び摩耗保護のために良好な膜厚を維持しながら摩擦を低減し、同時に沈殿物の形成や煤煙が誘発する粘度の上昇も防止する新規な潤滑油を設計することである。燃費を向上させる試みとして、他社ブランド製品製造(OEM)による低粘度グレードの使用及び規定化が徐々に広まりつつある。これらの低粘度グレードのディーゼルエンジンを提供するための課題の1つは、清浄度の維持及びエンジン摩耗保護である。このようなディーゼルエンジンオイルは、スラッジを低減し、煤煙を良好に処理し、摩耗から保護する一方で、望ましい燃費の利点を提供し、エンジンのガス排出も削減することが可能でなければならない。これらの目標は、排気の後処理装置と適合させるために硫酸塩灰分及びリンを低レベルに維持し、シール適合性を確保しながら達成することが好ましい。
従って、望ましい燃費の利点を維持しながらエンジン摩耗保護の改善、煤煙誘発粘度制御の改善、及びエンジンガス排出の削減という点で、これらの要件を満たす低粘度グレードである新規なエンジンオイル、特にディーゼルエンジン及び天然ガスエンジン用のエンジンオイルを提供することへの需要がある。これらの需要は、特にヘビーデューティー(heavy duty)ディーゼルエンジン及びそのエンジンを潤滑するための関連オイルで顕著である。
本発明は、エンジン摩耗特性が改善された潤滑油組成物に関する。より具体的には、本発明は、ディーゼル(圧縮点火式又は火花補助圧縮点火式)内燃エンジンや、水素エンジン及び天然ガスエンジンで使用するための、クランクケース潤滑剤と称する自動車用クランクケース潤滑油組成物;並びにこのようなエンジンの使用において摩耗を低減し、煤煙誘発粘度制御を改善し、ガス排出を低減し、また/あるいは潤滑油組成物で潤滑したエンジンの摩耗性能及び煤煙誘発粘度制御を改善するための、このような潤滑油組成物における特定の添加剤の使用に関する。
現在驚くべきことに、本発明者らは、基油、官能化重合体、過塩基性カルシウム清浄剤、過塩基性マグネシウム系清浄剤、及び1種以上の任意にホウ酸化されていてもよい高分子量及び/又は低分子量PIBSA‐PAM分散剤の特定の組み合わせを、潤滑剤組成物、例えば圧縮点火式内燃エンジンや天然ガスエンジンに使用することにより、低粘度油グレードによる卓越した燃費を維持しながら、エンジン摩耗保護、エンジン清浄度、煤煙誘発粘度制御を改善し、ガス排出を低減できることを見出している。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、組成物、例えば潤滑油組成物であって、以下:グループI基油、グループII基油、グループIII基油、グループIV基油、又はこれらの組み合わせを含む、組成物の50質量%を超える量の潤滑粘度のオイル;組成物に対して0.2~2.0質量%の官能化重合体であって、以下:
i)2未満であるMw/Mn、
ii)3.5以下である官能基分布(Fd)値、及び
iii)10,000g/モル以上(GPC‐PS)である官能化前の重合体のMn
を有する、C
4‐5
オレフィンを含むアミド、イミド、及び/又はエステル官能化部分飽和又は完全飽和重合体を含み、但し、官能化前の重合体がイソプレンとブタジエンとの共重合体である場合、共重合体のMnは25,000g/モル超(GPC‐PS)である、官能化重合体;総塩基価(KOH/g)が9以上500以下であり、組成物に少なくとも500質量ppmのカルシウムを送れる処理レベルの過塩基性カルシウム系清浄剤;総塩基価(KOH/g)が9以上500以下であり、組成物に少なくとも200質量ppmのマグネシウムを送れる処理レベルの過塩基性マグネシウム系清浄剤;1種以上の任意にホウ酸化されていてもよい高分子量ポリイソブチレンコハク酸イミド(PIBSA‐PAM)分散剤(Mn:1600g/モル以上)、及び1種以上の任意にホウ酸化されていてもよい低分子量ポリイソブチレンコハク酸イミド(PIBSA‐PAM)分散剤(Mn:1600g/モル未満)、ここで、高分子量PIBSA‐PAMと低分子量PIBSA‐PAMとの組み合わせの処理レベルは組成物の1.0~6.0質量%であり、高分子量PIBSA‐PAMの処理レベルは組成物の4.0質量%以下(例えば0~4.0質量%)である;を含むか、又は混和して得られる組成物、例えば潤滑油組成物であり、ここで、潤滑油組成物の総硫酸塩灰分は0.9質量%以下であり、100℃での動粘度は5~20cStであり、総リンレベルは0.120質量%以下であり、総硫黄レベルは0.35質量%以下であり、且つ潤滑油組成物の、DetroitDD13スカッフィング(ASTM D8074‐22)試験結果は少なくとも31時間である、組成物、例えば潤滑油組成物に関する。
【0005】
本発明はまた、濃縮物であって、以下:1~50質量%以下の1種以上の基油;濃縮物の質量に対して1~30質量%、例えば2~20質量%の、組成物の1種以上の官能化重合体であって、以下:
i)2未満であるMw/Mn、
ii)3.5以下である官能基分布(Fd)値、及び
iii)10,000g/モル以上(GPC‐PS)である官能化前の重合体のMn
を有する、C
4‐5
オレフィンを含むアミド、イミド、及び/又はエステル官能化部分飽和又は完全飽和重合体を含み、但し、官能化前の重合体がイソプレンとブタジエンとの共重合体である場合、共重合体のMnは25,000g/モル超(GPC‐PS)である、官能化重合体;総塩基価(KOH/g)が9以上500以下である2~20質量%の過塩基性マグネシム系清浄剤;総塩基価(KOH/g)が9以上500以下である2~20質量%の過塩基性カルシウム系清浄剤;並びに2~40質量%の、任意に含まれていてもよい、1種以上の任意にホウ酸化されていてもよい高分子量ポリイソブチレンコハク酸イミド(PIBSA‐PAM)分散剤(Mn:1600g/モル以上)及び/又は1種以上の任意にホウ酸化されていてもよい低分子量ポリイソブチレンコハク酸イミド(PIBSA‐PAM)分散剤(Mn:1600g/モル未満)、を含むか、又は混和して得られる濃縮物に関する。
【0006】
本発明の別の態様によれば、潤滑油組成物の製造方法であって、以下を組み合わせる工程を含む製造方法を提供する:(1)グループI基油、グループII基油、グループIII基油、グループIV基油(好ましくは、グループII基油、グループIII基油、グループIV基油)、又はこれらの組み合わせを含む、組成物の50質量%を超える量の潤滑粘度のオイル;(2)組成物に対して0.05~20質量%、例えば0.2~2.0質量%の官能化重合体であって、以下:
i)2未満であるMw/Mn、
ii)3.5以下である官能基分布(Fd)値、及び
iii)10,000g/モル以上(GPC‐PS)である官能化前の重合体のMn
を有する、C
4‐5
オレフィンを含むアミド、イミド、及び/又はエステル官能化部分飽和又は完全飽和重合体を含み、但し、官能化前の重合体がイソプレンとブタジエンとの共重合体である場合、共重合体のMnは25,000g/モル超(GPC‐PS)である、官能化重合体;(3)総塩基価(KOH/g)が9以上500以下であり、組成物に少なくとも500質量ppmのカルシウムを送れる処理レベルの過塩基性カルシウム系清浄剤;(4)総塩基価(KOH/g)が9以上500以下であり、組成物に少なくとも200質量ppmのマグネシウムを送れる処理レベルの過塩基性マグネシウム系清浄剤;(5)任意に含まれていてもよい、1種以上の任意にホウ酸化されていてもよい高分子量ポリイソブチレンコハク酸イミド(PIBSA‐PAM)分散剤(Mn:1600g/モル以上)、及び(6)1種以上の任意にホウ酸化されていてもよい低分子量ポリイソブチレンコハク酸イミド(PIBSA‐PAM)分散剤(Mn:1600g/モル未満)、ここで、高分子量PIBSA‐PAMと低分子量PIBSA‐PAMとの組み合わせの処理レベルは組成物の1.0~6.0質量%であり、高分子量PIBSA‐PAMの処理レベルは組成物の4.0質量%以下(例えば0~4wt%)である;ここで、潤滑油組成物の総硫酸塩灰分は0.9質量%以下であり、100℃での動粘度は5~20cStであり、総リンレベルは0.120質量%以下であり、総硫黄レベルは0.35質量%以下であり、且つ、潤滑油組成物の、DetroitDD‐13スカッフィング(ASTM D8074‐22)試験結果は少なくとも31時間である。
【0007】
本発明の更に別の態様によれば、潤滑油組成物であって、以下:グループI基油、グループII基油、グループIII基油、グループIV基油(好ましくは、グループII基油、グループIII基油、グループIV基油)、又はこれらの組み合わせを含む、組成物の50質量%を超える量の潤滑粘度のオイル;組成物に対して0.1~20質量%、例えば0.2~2.0質量%の官能化重合体であって、以下:
i)2未満であるMw/Mn、
ii)3.5以下である官能基分布(Fd)値、及び
iii)10,000g/モル以上(GPC‐PS)である官能化前の重合体のMn
を有する、C
4‐5
オレフィンを含むアミド、イミド、及び/又はエステル官能化部分飽和又は完全飽和重合体を含み、但し、官能化前の重合体がイソプレンとブタジエンとの共重合体である場合、共重合体のMnは25,000g/モル超(GPC‐PS)である、官能化重合体;総塩基価(KOH/g)が9以上500以下であり、組成物に少なくとも500質量ppmのカルシウムを送れる処理レベルの過塩基性カルシウム系清浄剤;総塩基価(KOH/g)が9以上500以下であり、組成物に少なくとも200質量ppmのマグネシウムを送れる処理レベルの過塩基性マグネシウム系清浄剤;任意に含まれていてもよい、1種以上の任意にホウ酸化されていてもよい高分子量ポリイソブチレンコハク酸イミド(PIBSA‐PAM)分散剤(Mn:1600g/モル以上)、及び1種以上の任意にホウ酸化されていてもよい低分子量ポリイソブチレンコハク酸イミド(PIBSA‐PAM)分散剤(Mn:1600g/モル未満)、ここで、高分子量PIBSA‐PAMと低分子量PIBSA‐PAMとの組み合わせの処理レベルは組成物の1.0~6.0質量%であり、高分子量PIBSA‐PAMの処理レベルは組成物の4.0質量%以下である、を含むか、又は混和して得られる潤滑油組成物であって、ここで、潤滑油組成物の総硫酸塩灰分は0.9質量%以下であり、100℃での動粘度は5~20cStであり、総リンレベルは0.120質量%以下であり、総硫黄レベルは0.35質量%以下であり;ここで、潤滑油組成物は、以下:1)DetroitDD‐13スカッフィング(ASTM D8074‐22)試験結果は少なくとも31時間であり、2)ASTM D4683‐20に従って測定した150℃における高温高せん断粘度(HTHS)は2.6mPa・s以上3.2mPa・s以下であり、又は潤滑油組成物のHTHSは3.5mPa・s以上であり、3)DaimlerOM471エンジン試験(CEC L‐118‐21)において、ターボチャージャ#1沈殿物評価は50以上であり、ピストン清浄度評価は74以上であり、4)圧力示差走査熱量分析(PDSC)酸化安定性試験(CEC L‐85_T‐99)において、酸化誘導時間は65分以上であり、5)潤滑油組成物の100℃における動粘度が9~20cStである場合、Ford6.7L動弁系摩耗試験において、ロッカーアーム質量損失は100mg以下である、潤滑油組成物を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
OM471エンジン試験を用いてエンジン性能について調製及び試験した、比較例の10W‐40(官能化重合体を含まない)潤滑油及び発明例の10W‐30(官能化重合体を含む)潤滑油の配合表である。
Ford6.7L動弁系摩耗試験を用いてエンジン摩耗性能について調製及び試験した比較例の10W‐30(官能化重合体を含まない)潤滑油及び発明例の10W‐30潤滑油(官能化重合体を含む)の配合表である。
圧力示差走査熱量分析(PDSC)性能(CEC L‐85_T‐99)、特に分単位での酸化誘導時間(OIT)について調製及び試験した比較例の10W‐30(官能化重合体を含まない)潤滑油及び発明例の5W‐20潤滑油(官能化重合体を含む)の配合表である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
定義
本明細書及び本発明に対する全ての特許請求の範囲の目的上、以下の語句及び表現を使用することになれば、及び使用する場合には、以下の語句及び表現は下記の意味を有する。
本明細書における目的上、「CHEMICAL AND ENGINEERING NEWS」、1985年、63(5)、27に記載されているように、元素周期表の新規なナンバリングスキームを使用しており、即ち、アルカリ金属は1族金属(例えば、Li、Na、K等)であり、アルカリ土類金属は2族金属(例えば、Mg、Ca、Ba等)である。
【0010】
用語「含む」又はその任意の同義語は、記載した特徴、工程、又は整数もしくは構成要素の存在を特定するが、1つ以上の他の特徴、工程、整数、構成要素、又はこれらの群の存在又は追加を排除するものではない。表現「から成る」、「から本質的に成る」、又はその同義語は、「含む」又はその同義語に包含されてもよく、「から本質的に成る」は、それが適用される組成物の特徴に著しく影響を与えない物質の包含を許容する。
用語「LOC」とは、潤滑油組成物を意味する。
用語「主要量」(major amount)とは、組成物の質量に対して50質量%超、例えば60質量%超、例えば70質量%超、例えば80~99.009質量%、例えば80~99.9質量%、80~99.009質量%を意味する。
用語「少量」(minor amount)とは、組成物の質量に対して50質量%以下;例えば40質量%以下;例えば30質量%以下、例えば20~0.001質量%、例えば20~0.1質量%を意味する。
用語「質量%」とは、別段の指定がない限り、グラム単位で測定される組成物の質量に対する成分の質量パーセントを意味し、質量パーセント(「質量%」、「wt%」、又は「%w/w」)と置き換えられる。
用語「有効成分」(「a.i.」又は「A.I.」とも称する)とは、希釈剤でも溶媒でもない添加材料を指す。別段の指定がない限り、本明細書における量は有効成分として記載している。
(【0011】以降は省略されています)

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