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公開番号
2025065620
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023174937
出願日
2023-10-10
発明の名称
パーフルオロポリエーテル油及びカーボンナノチューブを含む導電性組成物
出願人
協同油脂株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C10M
125/02 20060101AFI20250415BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】インピーダンスの低い導電性組成物を提供すること。
【解決手段】基油としてパーフルオロポリエーテル油、及び、導電性物質としてカーボンナノチューブを含有し、
前記カーボンナノチューブの直径が0.4~5.0nmであり、かつ、
前記カーボンナノチューブの含有量が、組成物の全質量に対して0.5~3.0質量%である、導電性組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
基油としてパーフルオロポリエーテル油、及び、導電性物質としてカーボンナノチューブを含有し、
前記カーボンナノチューブの直径が0.4~5.0nmであり、かつ、
前記カーボンナノチューブの含有量が、組成物の全質量に対して0.5~3.0質量%である、導電性組成物。
続きを表示(約 140 文字)
【請求項2】
前記カーボンナノチューブが単層又は二層である請求項1に記載の導電性組成物。
【請求項3】
増ちょう剤を含まない、請求項1又は2に記載の導電性組成物。
【請求項4】
さらに増ちょう剤を含む、請求項1又は2に記載の導電性組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、転がり軸受等に使用できる導電性組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、インバータ電源を用いた回転電機の可変速運転が自動車、鉄道、家電などの分野で行われている。しかしながら、インバータ駆動に伴う電気的な問題も生じている。例えば軸受では、電食と呼ばれる、回転軸と軸受との間に電圧が印加され、放電を起こすことにより生じる損傷がある。電食は、軸受であれば、軸受の内輪と外輪との間に電位差があること、又はコモンモード電流が流れることで発生する。詳しくは、軸受の転動体である球と軸受の軌道面との間に介在する潤滑膜において継続して放電する事によって電食へと進展する。
【0003】
特許文献1は、良好な導電性を示すと共に良好な摩擦特性を有する導電性グリースを提供することを課題とし、基油としてパーフルオロポリエーテル油、導電性付与物質として直径40~200nmであるカーボンナノチューブを0.1~20重量%含有する導電性グリースを提供する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許5747230号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1は、導電性の優劣を体積抵抗率の値で評価している。体積抵抗率は、直流回路による測定で算出される値であるが、直流を交流に変換するインバータ回路における電流の流れにくさ、すなわち抵抗にあたる指標は、交流回路における電流の流れにくさを指すインピーダンスで評価することが、より適当である。
本発明は、インピーダンスの低い導電性組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明により以下の導電性組成物を提供する。
1.基油としてパーフルオロポリエーテル油、及び、導電性物質としてカーボンナノチューブを含有し、
前記カーボンナノチューブの直径が0.4~5.0nmであり、かつ、
前記カーボンナノチューブの含有量が、組成物の全質量に対して0.5~3.0質量%である、導電性組成物。
2.前記カーボンナノチューブが単層又は二層である1.に記載の導電性組成物。
3.増ちょう剤を含まない、1.又は2.に記載の導電性組成物。
4.さらに増ちょう剤を含む、1.又は2.に記載の導電性組成物。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、パーフルオロポリエーテル油と特定の大きさのカーボンナノチューブの特定量とを組み合わせることにより、交流回路における電流の流れにくさを指すインピーダンスの値を小さくすることができる。これにより、前記導電性組成物は良好な通電状態を保ち、電荷が溜まりにくくなることで放電を抑制することができるため、本発明の導電性組成物は、電食の発生を抑制することができる。本発明の組成物はまた、絶縁破壊電圧も低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
カーボンナノチューブの全体構造を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<基油>
本発明の組成物に使用出来るパーフルオロポリエーテル油は、具体的には、例えば(1)~(5)式で表されるようなものが用いられる。このうち、式(1)で表わされるものが特に好ましい。
【0010】
TIFF
2025065620000001.tif
66
120
(【0011】以降は省略されています)
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