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公開番号
2025066732
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2024233001,2021556844
出願日
2024-12-27,2020-03-17
発明の名称
高いモノアルキル化ジフェニルアミン含有量を有する抗酸化剤
出願人
シェブロン・オロナイト・カンパニー・エルエルシー
代理人
弁理士法人浅村特許事務所
主分類
C10M
133/12 20060101AFI20250416BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】高いモノアルキル化含有量を有するアルキル化ジフェニルアミン抗酸化剤組成物を提供する。
【解決手段】潤滑油組成物が提供される。本組成物は、主要量の基油と、0.6~4.0の範囲のモノアルキル化ジフェニルアミンのジアルキル化ジフェニルアミンに対する重量比を有するアルキル化ジフェニルアミンの混合物と、アルキル化ジフェニルアミンの混合物と組み合わせて酸化安定性の相乗的増強を提供するモリブデンまたは硫黄添加剤と、を含む、いくつかの成分を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
潤滑油組成物であって、
主要量の基油と、
少量の抗酸化剤組成物であって、
0.6~4の範囲のモノアルキル化ジフェニルアミンのジアルキル化ジフェニルアミンに対する重量比を有するアルキル化ジフェニルアミンの混合物、及び
前記アルキル化ジフェニルアミンの混合物と組み合わせて酸化安定性の相乗的増強を提供するモリブデンまたは硫黄添加剤、を含む、前記少量の抗酸化剤組成物と、を含む、前記潤滑油組成物。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記アルキル化ジフェニルアミンの混合物が、前記潤滑油組成物の0.01重量%~5重量%の範囲の濃度で存在する、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項3】
前記モリブデンまたは硫黄添加剤が、前記潤滑油組成物の0.01重量%~5重量%の範囲の濃度で存在する、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項4】
前記アルキル化ジフェニルアミンの混合物が、主にプロピレン四量体でアルキル化されたジフェニルアミンの混合生成物である、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項5】
前記添加剤が、モリブデンスクシンイミド、モリブデンアミノアルコール、モリブデンジチオールカルバメート、硫化オレフィンエステル、硫化イソブチレン、メチレンビスジチオカルバメート、モリブデンジアルキルジチオカルバメート、モリブデンエステル/アミド、ジチオリン酸モリブデン、モリブデンアミン錯体、メチレンビス(ジブチルジチオカルバメート)、硫化炭化水素、硫化エステル、硫化脂肪酸、硫化植物油、硫化イソブチレン、硫黄含有フェノール、またはチオエステルビスヒドロシンナミックエステルである、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項6】
前記モノアルキル化ジフェニルアミンのジアルキル化ジフェニルアミンに対する重量比が、0.8~3の範囲である、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項7】
前記モノアルキル化ジフェニルアミンのジアルキル化ジフェニルアミンに対する重量比が、0.9~1.1の範囲である、請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項8】
抗酸化剤、無灰分散剤、消耗防止剤、洗剤、防錆剤、脱臭剤、解乳化剤、摩擦改質剤、金属非活性化剤、注入点抑制剤、粘度改質剤、消泡剤、共溶媒、パッケージ適合剤、腐食抑制剤、色素、または極圧剤をさらに含む、請求項1に記載の潤滑油。
【請求項9】
酸化安定化組成物であって、
0.6~4の範囲のモノアルキル化ジフェニルアミンのジアルキル化ジフェニルアミンに対する重量比を有するアルキル化ジフェニルアミンの混合物と、
前記アルキル化ジフェニルアミンの混合物と組み合わせて酸化安定性の相乗的増強を提供するモリブデンまたは硫黄添加剤と、を含む、前記酸化安定化組成物。
【請求項10】
潤滑油、鉱油、油圧流体、金属作動流体、またはギヤ油をさらに含む、請求項9に記載の酸化安定化組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、抗酸化剤添加剤組成物に関する。より具体的には、本開示は、高いモノアルキル化含有量を有するアルキル化ジフェニルアミン抗酸化剤組成物を記載する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
アルキル化ジアリールアミン、例えばアルキル化ジフェニルアミンは、鉱油由来潤滑剤及び合成潤滑剤を含む多種多様な有機材料において安定剤または抗酸化剤として一般的に使用される。アルキル化ジフェニルアミンの製造は、通常、ジアルキル化ジフェニルアミン対モノアルキル化ジフェニルアミンの比率がより高いことを標的とする。例えば、アルキル化ジフェニルアミンの工業的調製は、典型的には、約65~75重量%のジアルキル化ジフェニルアミン、20~30重量%のモノアルキル化ジフェニルアミン、及び5重量%以下のトリアルキル化ジフェニルアミンをもたらす。従来の知見は、ジアルキル化ジフェニルアミンまたはトリアルキル化ジフェニルアミンは、モノアルキル化ジフェニルアミンと比較して優れた酸化安定性を有することである。アルキル化ジフェニルアミンは、比較的軽いオレフィンオリゴマー(例えば、C9オリゴマー)をアルキル化出発物質として使用することによって作製されることが一般的である。しかしながら、これらのより軽いオレフィンオリゴマーは、その引火点が低く、かつ揮発性であるため、安全性に懸念がある。
【発明の概要】
【0003】
本開示は、抗酸化剤添加剤組成物に関する。より詳細には、本開示は、高いモノアルキル化含有量を有するアルキル化ジフェニルアミン抗酸化剤組成物を記載する。
【0004】
一態様では、主要量の基油と、0.6~4.0の範囲のモノアルキル化ジフェニルアミンのジアルキル化ジフェニルアミンに対する重量比を有するアルキル化ジフェニルアミンの混合物、及びアルキル化ジフェニルアミンの混合物と組み合わせて酸化安定性の相乗的増強を提供するモリブデンまたは硫黄添加剤を含む少量の抗酸化剤組成物と、を含む潤滑油組成物が提供される。
【0005】
さらなる態様では、0.6~4.0の範囲のモノアルキル化ジフェニルアミンのジアルキル化ジフェニルアミンに対する重量比を有するアルキル化ジフェニルアミンの混合物と、アルキル化ジフェニルアミンの混合物と組み合わせて酸化安定性の相乗的増強を提供するモリブデンまたは硫黄添加剤と、を含む酸化安定化組成物が提供される。
【0006】
またさらなる態様では、潤滑油の酸化安定性を改善する方法であって、主要量の基油と、0.6~4.0の範囲のモノアルキル化ジフェニルアミンのジアルキル化ジフェニルアミンに対する重量比を有するアルキル化ジフェニルアミンの混合物と、アルキル化ジフェニルアミンの混合物と組み合わせて酸化安定性の相乗的増強を提供するモリブデンまたは硫黄添加剤と、を含む潤滑油組成物をエンジンに供給することを含む、方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例における表1に要約された加圧示差走査熱量測定(PDSC)測定値のグラフィック表現を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書において、以下の単語及び表現は、使用される場合、及び使用されるとき、以下に付与される意味を有する。
【0009】
「抗酸化剤」もしくは「酸化阻害剤」または同等の用語(例えば、「酸化安定剤」)は、酸化環境で有害な攻撃に抵抗する組成物及びその能力を指す。抗酸化剤は、多くの場合、有機流体(例えば、潤滑油、ギヤ油、鉱油、油圧流体など)で使用され、有機流体の酸化安定性を改善する。
【0010】
「モノアルキル化ジフェニルアミン」という用語は、2つの芳香環のうちの1つの単一部位でアルキル化されているジフェニルアミンを指す。モノアルキル化は、典型的には、パラ部位で生じる。
(【0011】以降は省略されています)
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