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公開番号
2025068679
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2023178615
出願日
2023-10-17
発明の名称
リアクトル
出願人
株式会社タムラ製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01F
37/00 20060101AFI20250422BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】放熱性の高いリアクトルを提供する。
【解決手段】リアクトル10は、リアクトル本体1と、リアクトル本体1を収容するケース8と、ケース8内に形成され、リアクトル本体1を埋設する充填成形部9と、を備え、コイル4の引出線42と接続されるバスバー54を有する。ケース8は、底面と、底面の縁から立ち上がる側壁81、82、83、84と、側壁81の上端が切り欠かれた凹み部811と、凹み部811に設けられるケースモールド樹脂6と、を有し、ケースモールド樹脂6は、凹み部811部分の側壁81の上面と接触する底面部と、底面部61の縁から立ち上がり、側壁81、84と連接する壁部62と、を有する。ケース8の底面、側壁及びケースモールド樹脂の壁部によって囲われたスペースがリアクトル本体の収容スペースとなり、バスバー54は、底面部上方に配置され、充填成形部9に埋設する埋設部541を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
リアクトル本体と、
前記リアクトル本体を収容するケースと、
前記ケース内に形成され、充填材が固化して成り、前記リアクトル本体を埋設する充填成形部と、
を備え、
前記リアクトル本体は、
コイルと、
前記コイルの引出線と接続されるバスバーと、
を有し、
前記ケースは、
底面と、
前記底面の縁から立ち上がる側壁と、
前記側壁の上端が切り欠かれた凹み部と、
前記凹み部に設けられるケースモールド樹脂と、
を有し、
前記ケースモールド樹脂は、
前記凹み部部分の前記側壁の上面と接触する底面部と、
前記底面部の縁から立ち上がり、前記側壁と連接する壁部と、
を有し、
前記ケースの前記底面、前記側壁及び前記ケースモールド樹脂の前記壁部によって囲われたスペースが前記リアクトル本体の収容スペースとなり、
前記バスバーは、前記底面部上方に配置され、前記充填成形部に埋設する埋設部を有すること、
を特徴とするリアクトル。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記ケースと前記ケースモールド樹脂は、モールド成形によって一体となって成形されていること、
を特徴とする請求項1に記載のリアクトル。
【請求項3】
前記底面部は、前記底面部から上方に突出する支持部を有し、
前記支持部は、前記埋設部を載置し、
前記埋設部の下面は、前記支持部と接触していない部分を有すること、
を特徴とする請求項1又は2に記載のリアクトル。
【請求項4】
前記支持部は、複数設けられ、
前記複数の支持部は、等間隔に配置していること、
を特徴とする請求項3に記載のリアクトル。
【請求項5】
前記埋設部は、前記ケースモールド樹脂とは接触せず、全周囲を前記充填成形部に埋設されていること、
を特徴とする請求項1又は2に記載のリアクトル。
【請求項6】
前記ケースモールド樹脂は、前記ケースの平面投影領域内に設けられていること、
を特徴とする請求項1又は2に記載のリアクトル。
【請求項7】
前記底面部は、長方形状であり、
前記壁部は、前記底面部の長辺の縁から立ち上がる長辺部を有し、
前記ケースモールド樹脂は、前記長辺部の上端と接合し、前記底面部と対向する庇部を有し、
前記埋設部は、前記底面部と前記庇部の間に配置していること、
を特徴とする請求項1又は2に記載のリアクトル。
【請求項8】
前記コイルは、複数設けられ、
前記バスバーは、
外部機器の端子が締結される締結部と、
複数の前記コイルの引出線と接続する複数の接続部と、
を有し、
前記埋設部は、前記バスバーのうち、少なくとも前記締結部と前記締結部に最も近い前記接続部の間に形成されていること、
を特徴とする請求項1又は2に記載のリアクトル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リアクトルに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
OA機器、太陽光発電システム、自動車、無停電電源など様々な用途にリアクトルが用いられている。リアクトルは、電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄積及び放出する電磁気部品である。
【0003】
リアクトルは、リアクトル本体と、リアクトル本体を収容するケースを備える。リアクトル本体は、コア、コイル及びバスバーを有する。コアは、磁性体を含み、コイルが装着される。コイルからは、引出線が延びている。引出線は、溶接等によりバスバーと接続されている。バスバーは、外部機器の端子とも接続している。リアクトルは、バスバーを介して外部機器から電流が供給される。コイルは、通電により巻数に従って磁束を発生させ、コアは、コイルが発生させた磁束を通す磁路となる。
【0004】
コイルは通電により発熱する。ケース内には充填材が注入されており、コイルの一部が充填材に埋設されている。そのため、コイルの熱を充填材を介してケースに伝達することで放熱している。また、コイルの引出線と接続するバスバーは空中に配置され、コイルの熱がバスバーを介して空気中に放熱している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-183479号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来においては、リアクトルには、100A~200Aといった電流が流れることが一般的だった。しかし、近年、リアクトルの用途も多様化しており、リアクトルを大電流において使用する要求も増えてきた。
【0007】
しかし、リアクトルに500A以上という大電流が供給されると、コイルの発熱も高まり、リアクトルが高温化する。そのため、従来の放熱構造では放熱が追い付かず、特に空中配線されているバスバーが高温化してしまい、500A以上の電流が流れる用途でリアクトルを用いることは困難であった。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、放熱性の高いリアクトルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のリアクトルは、リアクトル本体と、前記リアクトル本体を収容するケースと、前記ケース内に形成され、充填材が固化して成り、前記リアクトル本体を埋設する充填成形部と、を備え、 前記リアクトル本体は、コイルと、前記コイルの引出線と接続されるバスバーと、を有し、前記ケースは、底面と、前記底面の縁から立ち上がる側壁と、前記側壁の上端が切り欠かれた凹み部と、前記凹み部に設けられるケースモールド樹脂と、を有し、記ケースモールド樹脂は、前記凹み部部分の前記側壁の上面と接触する底面部と、前記底面部の縁から立ち上がり、前記側壁と連接する壁部と、を有し、前記ケースの前記底面、前記側壁及び前記ケースモールド樹脂の前記壁部によって囲われたスペースが前記リアクトル本体の収容スペースとなり、前記バスバーは、前記底面部上方に配置され、前記充填成形部に埋設する埋設部を有すること、を特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、放熱性の高いリアクトルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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