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公開番号2025068099
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2025026350,2021069336
出願日2025-02-21,2021-04-15
発明の名称端子台
出願人新電元工業株式会社
代理人
主分類H01R 9/16 20060101AFI20250417BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】巻線の先端部に取り付けられた端子を所定の位置に安定して位置決めすることができる端子台を提供する。
【解決手段】端子台7は、トランスを構成する巻線4の先端部に取り付けられた端子44を支持する端子台であって、端子44を所定の位置に支持する本体部71と、本体部71に装着されて本体部71と共に端子44を支持する装着部72と、を備えている。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
巻線と、端子と、本体部と、装着部と、を備え、
前記巻線は、リッツ線で構成され、
前記端子は、前記巻線の先端部に圧着され、かつ、前記本体部及び前記装着部により支持されるものであり、
前記本体部は、溝部を有し、
前記装着部は、貫通孔を有し、
前記端子は、前記巻線の先端部に圧着される固定部と前記固定部の一端から延びるリード部とを有し、
前記溝部は、前記巻線の端部が挿入されて前記端子を前記本体部に支持し、
前記貫通孔は、前記本体部に支持された前記端子挿入されて前記端子の移動が規制される
ことを特徴とする端子台。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル装置を構成する巻線の先端部に取り付けられた端子を支持する端子台に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、巻線(コイル)の両端を外部電源の電線に接続する端子台が開示されている。この端子台は、巻線の先端部に取り付けられた雌ネジ付きタブ端子と、雌ネジ付きタブ端子に螺合するネジを有するネジ付き端子とを支持可能に構成されている。巻線の先端部と外部電源の電線は、巻線に接続された雌ネジ付きタブ端子と外部電源の電線に取り付けられた圧着端子とをネジ固定することで接続される。具体的に、外部電源の電線に取り付けられた圧着端子を端子台に挿入すると、圧着端子の先端が雌ネジ付きタブ端子とネジ付き端子との間に差し込まれる。その状態でネジ付き端子のネジを雌ネジ付きタブ端子に螺合することで、巻線の先端部と外部電源の電線とが互いの端子を介してネジ固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-176728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、巻線に大電流が流れる場合、特許文献1の接続構造では、巻線の先端部に取り付けられた端子と固定用のネジ、接続先の圧着端子との接触抵抗が大きくなり、電力損失が著しい。従って、巻線に大電流が流れる場合は、巻線の先端部に取り付けられた端子を接続先にはんだ付けして接続し、電力損失を抑えるのが一般的である。
【0005】
一方で、大電流に対応する巻線は、巻線の径が大きくなるため、巻線の移動に伴う曲げに対する抵抗力が大きくなる。そのため、巻線の先端部に取り付けられた端子を移動させると、巻線の抵抗力により端子の位置が安定しないという課題がある。
【0006】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、巻線の先端部に取り付けられた端子を所定の位置に安定して位置決めすることができる端子台を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様に係る端子台は、コイル装置を構成する巻線の先端部に取り付けられた端子を支持する端子台であって、前記端子を所定の位置に支持する本体部と、前記本体部に装着されて前記本体部と共に前記端子を支持する装着部と、を備えている。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る端子台では、本体部と装着部を有し、巻線の先端部に取り付けられた端子を支持可能に構成されている。この端子台は、本体部によって所定の位置で端子を支持するため、配線基板などとの接続位置で端子を位置決めすることができる。端子台は更に、本体部に装着される装着部によって端子の移動を規制する。従って、当該装着部により、巻線の移動に伴う抵抗力による端子の移動を規制することができる。これにより、巻線の先端部に取り付けられた端子を所定の位置に安定して位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係るトランス(コイル装置)の斜視図である。
本実施形態に係るトランスの分解斜視図である。
図1の1II-III線に沿って切断した状態を示すトランスの断面図である。
本実施形態に係る巻線の斜視図である。
図4のV-V線に沿って切断した状態を示す巻線の断面図である。
(A)は、本実施形態に係るボビンの正面側斜視図であり、(B)は、ボビンの背面側斜視図である。
本実施形態に係るボビン同士が軸方向に連結する状態と径方向連結する状態を説明するための図である。
本実施形態に係るコイルモジュールの一例である。
本実施形態に係る端子台と配線基板との関係を示す側面図である。
本実施形態に係る端子台の背面側斜視図である。
本実施形態に係る端子台の正面側斜視図である。
本実施形態に係る端子台の本体部に装着部を装着する手順を説明するための端子台の分解図である。
本実施形態に係るボビンの第1の変形例を示す図6(A)に対応する斜視図である。
(A)、(B)はそれぞれ、第1の変形例に係るコイルモジュールの一例である。
本実施形態に係るボビンの第2の変形例を示す図であって、(A)はボビンの正面側斜視図であり、(B)はボビンの背面側斜視図である。
第2の変形例に係る二つのボビンを径方向に連結し、巻線を巻き付けた状態を示す正面図である。
本実施形態に係る端子台の変形例を示す背面側斜視図である。
変形例に係る端子台の装着部に端子を挿通する手順を説明するための斜視図である。
変形例に係る端子台の本体部に装着部を装着する手順を説明するための分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の第1実施形態に係るトランス1と、トランス1に用いられるボビン3について図1~図12を参照して説明する。本実施形態では、説明の便宜上、各図中に適宜示す上下、左右、前後の矢印で示す方向を、それぞれ上下方向、左右方向、前後方向と定義して説明する。また、各図中においては、図面を見易くするため、一部の符号を省略している場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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