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公開番号
2025072689
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-12
出願番号
2023182891
出願日
2023-10-25
発明の名称
突入電流防止回路及び電力変換回路
出願人
新電元工業株式会社
代理人
めぶき弁理士法人
主分類
H02M
7/06 20060101AFI20250501BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】駆動用電源電圧が安定し、かつ、駆動消費電力が大きくなることを防ぎ、かつ、電力変換回路を小型化することが可能な突入電流防止回路を提供する。
【解決手段】スイッチQ1、インダクタL1及びダイオードD1を有するコンバータ20への突入電流を防止する突入電流防止回路30であって、インダクタL1と、スイッチQ1及びダイオードD1の接続点との間に接続されている突入電流防止抵抗R1と、突入電流防止抵抗R1と並列に接続されているバイパススイッチQ2と、駆動電源VCCと接続され、バイパススイッチQ2に電力を供給するブートストラップ回路31とを備える突入電流防止回路1。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
スイッチ、インダクタ、ダイオード及びコンデンサを有するコンバータへの突入電流を防止する突入電流防止回路であって、
前記インダクタと、前記スイッチ及び前記ダイオードの接続点との間に接続されている突入電流防止抵抗と、
前記突入電流防止抵抗と並列に接続されているバイパススイッチと、
駆動電源と接続され、前記バイパススイッチに電力を供給するブートストラップ回路とを備えることを特徴とする突入電流防止回路。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記駆動電源は、前記スイッチのスイッチング動作を制御する制御回路に電力を供給する電源であることを特徴とする請求項1に記載の突入電流防止回路。
【請求項3】
前記ブートストラップ回路は、ブートストラップコンデンサ及びブートストラップダイオードを有し、
前記ブートストラップダイオードのアノード電極は前記駆動電源と電気的に接続されており、
前記ブートストラップダイオードのカソード電極と前記ブートストラップコンデンサとの接続点は、前記バイパススイッチのゲート電極と接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の突入電流防止回路。
【請求項4】
前記バイパススイッチは、電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項1又は2に記載の突入電流防止回路。
【請求項5】
前記バイパススイッチは、サイリスタ又はトライアックであることを特徴とする請求項1又は2に記載の突入電流防止回路。
【請求項6】
整流回路と、
インダクタ、スイッチ、ダイオード及びコンデンサを有するコンバータと、
駆動電源に接続され、前記スイッチのスイッチング動作を制御する制御回路と、
請求項1又は2に記載の突入電流防止回路とを備え、
前記駆動電源は、前記突入電流防止回路のブートストラップ回路と接続されていることを特徴とする電力変換回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、突入電流防止回路及び電力変換回路に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、入力電圧を投入したときに発生することがある突入電流を所定の電流値以下に抑制する突入電流防止回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような突入電流防止回路は、図3に示すような電力変換回路8に用いることができる。従来の電力変換回路8は、整流回路810と、コンバータ820と、突入電流防止回路830と、制御回路840と、フィルタコンデンサC4とを備える。コンバータ820は、スイッチQ1、インダクタL1、ダイオードD1、及び、入力コンデンサC1を有し、制御回路840は、駆動電源VCCから電力が供給されており、スイッチQ1のスイッチング動作を制御する。
【0004】
突入電流防止回路830は、突入電流防止抵抗R1と、サイリスタSCRと、インダクタL1と対向する位置に設けられた補助巻線L2とを備える。突入電流防止回路830は、交流電源ACから入力電圧が投入されたときに突入電流防止抵抗R1によって突入電流を防止する。このとき、サイリスタSCRはオフになっている。
【0005】
電圧が安定してくると、インダクタL1に電流が流れることで補助巻線L2に誘起される電圧を利用してサイリスタSCRをオンする。これにより、突入電流防止抵抗R1をバイパスして電流が流れるようになる。従って、回路が動作している間中、突入電流防止抵抗R1に電流が流れることを防ぐことができ、導通損失を低減することができる。
【0006】
従来の突入電流防止回路830において、突入電流防止抵抗R1は、整流回路810とコンバータ820のインダクタL1との間に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2009-142020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来の電力変換回路8において、インダクタL1の電圧変化は、交流電源ACの変化によって生じることから、補助巻線L2に誘導される電力が安定せず、サイリスタSCRに供給される駆動用電源電圧が安定しない、すなわち、インダクタL1に流れる電流のゼロクロス付近(図4(a)の破線Aで囲まれた領域参照)においては、誘導される電圧が低下し、サイリスタSCRがオンできなくなるおそれがあり、駆動用電源電圧が安定しない、という課題がある。
【0009】
これを防ぐためには、交流電源ACの電圧を大きくすることが考えられるが、この場合には導通損失が大きくなり、駆動消費電力が大きくなる、という課題や、構成部品が大型化してしまい、電力変換回路を小型化することが難しい、という課題がある。
【0010】
なお、補助巻線L2の極性(巻き方)を逆にした場合には、インダクタL1に流れる電流のゼロクロス付近(図4(b)の破線Bで囲まれた領域参照)で、補助巻線L2に過剰に電流が誘導され、導通損失が大きくなり、インダクタL1に流れる電流が大きくなると、誘導される電圧が低下し、サイリスタSCRがオンできなくなるおそれがあることから、従来の電力変換回路8と同様の課題がある。
(【0011】以降は省略されています)
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