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公開番号
2025067527
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023177585
出願日
2023-10-13
発明の名称
透明油性洗浄料
出願人
株式会社 資生堂
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/37 20060101AFI20250417BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】洗浄効果およびすすぎ効果に優れた、メークアップ落としなどに有用な洗浄料の提供。
【解決手段】 (A)エステル油、および(B)ノニオン性界面活性剤、
を含む、透明油性洗浄料であって、
前記透明油性洗浄料の総質量を基準として、(A)成分および(B)成分の含有率が20~96質量%および3質量%以上であり、
前記(B)成分が、
(B1)炭素数が8~10の脂肪酸と、平均重合度が4~10のポリグリセリンとからなるポリグリセリルジ脂肪酸エステルと
(B2)炭素数が12以上の脂肪酸と、ポリグリセリンとからなるポリグリセリル脂肪酸エステルと
を含み、(B1)成分と(B2)成分との配合比B1/B2が2~10である、透明油性洗浄料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)エステル油、および
(B)ノニオン性界面活性剤、
を含む、透明油性洗浄料であって、
前記透明油性洗浄料の総質量を基準として、(A)成分および(B)成分の含有率が20~96質量%および3質量%以上であり、
前記(B)成分が、
(B1)炭素数が8~10の脂肪酸と、平均重合度が4~10のポリグリセリンとからなるポリグリセリルジ脂肪酸エステルと
(B2)炭素数が12以上の脂肪酸と、ポリグリセリンとからなるポリグリセリル脂肪酸エステルと
を含み、(B1)成分と(B2)成分との配合比B1/B2が2~10である、透明油性洗浄料。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記(B2)成分のHLBが5~6である、請求項1に記載の透明油性洗浄料。
【請求項3】
前記(B2)成分が、炭素数が12以上の脂肪酸と、ジグリセリンとからなるポリグリセリル脂肪酸エステルである、請求項1または2に記載の透明油性洗浄料。
【請求項4】
前記(B2)成分が、モノエステルとジエステルの混合物である、請求項1または2に記載の透明油性洗浄料。
【請求項5】
前記(B2)成分が、セスキオレイン酸ポリグリセリル-2、およびセスキイソステアリン酸ポリグリセリル-2からなる群から選択される、請求項1または2に記載の透明油性洗浄料。
【請求項6】
前記(A)成分が、エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸エチルヘキシル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、およびポリオキシエチレンジステアリン酸からなる群から選択される、請求項1または2に記載の透明油性洗浄料。
【請求項7】
前記(B1)成分が、ジカプリン酸ポリグリセリル-6である、請求項1または2に記載の透明油性洗浄料。
【請求項8】
非極性油をさらに含む、請求項1または2に記載の透明油性洗浄料。
【請求項9】
水の含有量が、前記透明油性洗浄料の総質量を基準として5質量%以下である、請求項1または2に記載の透明油性洗浄料。
【請求項10】
保湿剤をさらに含む、請求項1または2に記載の透明油性洗浄料。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、透明油性洗浄料に関するものである。より詳細には、メイク落としに用いられる透明油性洗浄料に関するものである。
続きを表示(約 3,500 文字)
【背景技術】
【0002】
メイク落とし用洗浄料は、マスカラ、アイシャドウ、口紅、ファンデーション等のメイクアップ化粧料を除去することを主な目的とするものである。このような洗浄料は入浴時に洗顔を行うとともに、メイクを落とすのに使用される場合が多い。しかしながら、従来のメイク落とし用洗浄料は、例えば風呂場で手や顔が濡れた状態で使用すると、水が混入することにより乳化物となり、白濁して外観が悪くなったり、乳化により洗浄効果を大きく低下させることがあった。
【0003】
上記の課題に対して、水に濡れた手で使用しても洗浄効果が低下しない洗浄料が提案されている。例えば、特許文献1では、(A)エステル油、(B)脂肪族炭化水素、および(C)ノニオン性界面活性剤を含む、透明洗浄料であって、(C)成分が、(C1)C
8
~C
10
脂肪酸と平均重合度4~10のポリグリセリルとからなるポリグリセリルジ脂肪酸エステル、および(C2)C
18
~C
22
の脂肪酸と平均重合度8~15のポリグリセリルとからなるポリグリセリルジ脂肪酸エステルを含み、(C1)成分と(C2)成分との質量比が、2.5:1~10:1である透明洗浄料が提案されている。しかしながら、このような洗浄料に対して洗浄効果やすすぎ効果の性質のさらなる改良が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際特許公開第2022/270350号明細書
【発明の概要】
【0005】
本発明の目的は、濡れた手で使用する場合でも洗浄効果およびすすぎ効果に優れる透明油性洗浄料を提供することにある。
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、透明油性洗浄料において、エステル油およびノニオン性界面活性剤を含む透明油性洗浄料において、特定のポリグリセリルジ脂肪酸エステルとポリグリセリル脂肪酸エステルとを特定の比率で含むノニオン性界面活性剤を配合することで、洗浄効果およびすすぎ効果をさらに改善できることを見出して、本発明を完成するに至った。
【0007】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1]
(A)エステル油、および
(B)ノニオン性界面活性剤、
を含む、透明油性洗浄料であって、
前記透明油性洗浄料の総質量を基準として、(A)成分および(B)成分の含有率が20~96質量%および3質量%以上であり、
前記(B)成分が、
(B1)炭素数が8~10の脂肪酸と、平均重合度が4~10のポリグリセリンとからなるポリグリセリルジ脂肪酸エステルと
(B2)炭素数が12以上の脂肪酸と、ポリグリセリンとからなるポリグリセリル脂肪酸エステルと
を含み、(B1)成分と(B2)成分との配合比B1/B2が2~10である、透明油性洗浄料。
[2]
前記(B2)成分のHLBが5~6である、[1]に記載の透明油性洗浄料。
[3]
前記(B2)成分が、炭素数が12以上の脂肪酸と、ジグリセリンとからなるポリグリセリル脂肪酸エステルである、[1]または[2]に記載の透明油性洗浄料。
[4]
前記(B2)成分が、モノエステルとジエステルの混合物である、[1]~[3]のいずれかに記載の透明油性洗浄料。
[5]
前記(B2)成分が、セスキオレイン酸ポリグリセリル-2、およびセスキイソステアリン酸ポリグリセリル-2からなる群から選択される、[1]~[4]のいずれかに記載の透明油性洗浄料。
[6]
前記(A)成分が、エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸エチルヘキシル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、およびポリオキシエチレンジステアリン酸からなる群から選択される、[1]~[5]のいずれかに記載の透明油性洗浄料。
[7]
前記(B1)成分が、ジカプリン酸ポリグリセリル-6である、[1]~[6]のいずれかに記載の透明油性洗浄料。
[8]
非極性油をさらに含む、[1]~[7]のいずれかに記載の透明油性洗浄料。
[9]
水の含有量が、前記透明油性洗浄料の総質量を基準として5質量%以下である、[1]~[8]のいずれかに記載の透明油性洗浄料。
[10]
保湿剤をさらに含む、[1]~[9]のいずれかに記載の透明油性洗浄料。
[11]
前記透明油性洗浄料100質量部に対して水を30質量部添加した際の粘度が、5000mPa・s以下である、[1]~[10]のいずれかに記載の透明油性洗浄料。
[12]
皮膚洗浄料である、[1]~[11]のいずれかに記載の透明油性洗浄料。
[13]
クレンジング化粧料である、[1]~[12]のいずれかに記載の透明油性洗浄料。
【発明の概要】
発明の具体的説明
【0008】
本発明によれば、濡れた手で使用する場合でもメイク落ち効果に優れる透明油性洗浄料が提供される。
【0009】
[透明油性洗浄料]
本発明による透明油性洗浄料(以下、「洗浄料」ということがある)は、
(A)エステル油、および
(B)ノニオン性界面活性剤、
を含み、(B)成分は
(B1)炭素数が8~10の脂肪酸と、平均重合度が4~10のポリグリセリンとからなるポリグリセリルジ脂肪酸エステルと
(B2)炭素数が12以上の脂肪酸と、ポリグリセリンとからなるポリグリセリル脂肪酸エステルと
を含む。以下、本発明による洗浄料に含まれる各成分について詳述する。
【0010】
<(A)エステル油)>
本発明による洗浄料は、エステル油(以下、(A)成分ということがある)を含む。本発明による洗浄料には、洗浄料の材料として一般的に用いられているエステル油から任意に選択されたエステル油を用いることができる。このようなエステル油としては、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸エチルヘキシル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12-ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ-2-エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ-2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-2-オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ-2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2-エチルヘキシル、クエン酸トリエチル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ポリオキシエチレンジステアリン酸等が挙げられる。これらの中から1種を用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。これらのうち、エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸エチルヘキシル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、およびポリオキシエチレンジステアリン酸からなる群から選択される
(【0011】以降は省略されています)
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