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公開番号2025086767
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023201037
出願日2023-11-28
発明の名称化粧料
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/49 20060101AFI20250602BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】使用感に優れた化粧料を提供する。
【解決手段】(A)ポリオキシエチレン脂肪酸ソルビタン、(B)N-アシルメチルタウリン塩、(C)直鎖高級アルコール、(D)特定の構造を有するピリミジルピラゾール化合物またはその塩、(E)油分、および(F)水を含んでなる化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)ポリオキシエチレン脂肪酸ソルビタン、
(B)N-アシルメチルタウリン塩、
(C)直鎖高級アルコール、
(D)式(1)で表されるピリミジルピラゾール化合物またはその塩、
(E)油分、および
(F)水
を含んでなる化粧料。
JPEG
2025086767000004.jpg
51
122
(式中、


、R

、R

およびR

は、それぞれ独立に、C
1-3
アルキル基であり、かつ、


およびR

は、それぞれ独立に、水素原子、またはC
1-3
アルキル基である)
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】


およびR

が、水素原子である、請求項1に記載の化粧料。
【請求項3】


、R

、R

およびR

が、メチル基である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項4】
(G)グリセリンモノアルキルエステル、グリセリンモノアルキルエーテル、ソルビタンモノアルキルエステル、ソルビタンモノアルキルエステル、ステロール類、または分岐高級アルコールをさらに含んでなる、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項5】
(H)有機酸またはその塩をさらに含んでなる、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項6】
(A)成分がモノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタンである、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項7】
(B)成分がN-ステアロイルメチルタウリンナトリウムである、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項8】
(D)成分の配合量が、化粧料の総量に対して、0.1~1.5質量%である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項9】
(A)成分と(B)成分とのモル比が、(A):(B)=1:0.05~1:1.5である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項10】
水中油型乳化化粧料である、請求項1または2に記載の化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料に関する。具体的には、本発明は、ピリミジルピラゾール化合物またはその塩を含んでなる化粧料に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
皮膚のしみ、そばかすなどの色素沈着は、ホルモンの異常や紫外線の刺激がきっかけとなって、表皮色素細胞内でのメラニン産生が亢進し、メラニンが表皮に過剰に沈着するために生じる。このようなメラニン色素の異常沈着の防止や改善を目的として、化粧料に美白剤が配合されている。美白剤として配合されている成分としては種々知られているが、近年、ピリミジルピラゾール化合物も、有用な美白剤として知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
水中油型乳化型化粧料は、そのみずみずしい使用感から、皮膚化粧料を含む皮膚外用剤の基剤として広く用いられている。しかしながら、乳化物(エマルション)は本質的には不安定であり、長期間放置すると、クリーミング、凝集、又は合一といった現象を生じることが知られている。従来の乳液やクリームにおいては、一般的な水溶性増粘剤であるカルボキシビニルポリマー等を配合することにより経時安定性を確保していた。しかしながら、水溶性増粘剤を多量に配合すると、適用時のぬめりやのびの重さ、べたつき、よれなどを排除することが困難であった。そこで、ポリオキシエチレン脂肪酸ソルビタンと、特定の界面活性剤と、高級アルコールとを組み合わせることにより、ぬめり感がなく、みずみずしく浸透感のある化粧料が提案されている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2009/099192
特開2008-88129号公報
【発明の概要】
【0005】
本発明者らは、驚くべきことに、ピリミジルピラゾール化合物またはその塩と、脂肪酸ポリオキシエチレン脂肪酸ソルビタン、N―アシルメチルタウリン塩および直鎖高級アルコールとの組み合わせを含む化粧料を用いることで、優れた使用感を達成できることを見いだした。本発明はこれらの知見に基づくものである。
【0006】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1](A)ポリオキシエチレン脂肪酸ソルビタン、(B)N-アシルメチルタウリン塩、(C)直鎖高級アルコール、(D)式(1)で表されるピリミジルピラゾール化合物またはその塩、(E)油分、および(F)水を含んでなる化粧料。
JPEG
2025086767000001.jpg
46
116
(式中、


、R

、R

およびR

は、それぞれ独立に、C
1-3
アルキル基であり、かつ、


およびR

は、それぞれ独立に、水素原子、またはC
1-3
アルキル基である)
[2]R

およびR

が、水素原子である、[1]に記載の化粧料。
[3]R

、R

、R

およびR

が、メチル基である、[1]または[2]に記載の化粧料。
[4](G)グリセリンモノアルキルエステル、グリセリンモノアルキルエーテル、ソルビタンモノアルキルエステル、ソルビタンモノアルキルエステル、ステロール類、または分岐高級アルコールをさらに含んでなる、[1]~[3]のいずれかに記載の化粧料。
[5](H)有機酸またはその塩をさらに含んでなる、[1]~[4]のいずれかに記載の化粧料。
[6](A)成分がモノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタンである、[1]~[5]のいずれかに記載の化粧料。
[7](B)成分がN-ステアロイルメチルタウリンナトリウムである、[1]~[6]のいずれかに記載の化粧料。
[8](D)成分の配合量が、化粧料の総量に対して、0.1~1.5質量%である、[1]~[7]のいずれかに記載の化粧料。
[9](A)成分と(B)成分とのモル比が、(A):(B)=1:0.05~1:1.5である、[1]~[8]のいずれかに記載の化粧料。
[10]水中油型乳化化粧料である、[1]~[9]のいずれかに記載の化粧料。
【0007】
本発明によれば、使用感に優れた化粧料を提供することができる。特に、塗布中になめらかさを感じさせ、かつ、塗布後に肌のハリ感を付与することができる。
【発明の概要】
発明の具体的説明
【0008】
本発明は、(A)ポリオキシエチレン脂肪酸ソルビタン、(B)N-アシルメチルタウリン塩、(C)直鎖高級アルコール、(D)特定の構造を有するピリミジルピラゾール化合物またはその塩、(E)油分、および(F)水を含んでなる化粧料に関するものである。
【0009】
(A)ポリオキシエチレン脂肪酸ソルビタン
本発明による化粧料は、(A)ポリオキシエチレン脂肪酸ソルビタンを含んでなる。(A)成分は、直鎖飽和脂肪酸、例えば、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸等がポリオキシエチレンに結合した構造を有しており、脂肪酸部分は好ましくは炭素数が14~18である。(A)成分は、より好ましくはモノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタンである。
(A)成分としては、例えば、POE(20)ステアリン酸ソルビタン(ポリソルベート60、例えばNIKKOL TS-10V、日光ケミカルズ社製)、POE(20)ミリスチン酸ソルビタン、POE(20)パルミチン酸ソルビタン(例えばNIKKOL TP-10V、日光ケミカルズ社製)、POE(6)ステアリン酸ソルビタン(例えばNIKKOL TS-106V、日光ケミカルズ社製)、POE(6)ミリスチン酸ソルビタン、POE(6)パルミチン酸ソルビタン等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0010】
(A)成分は、1種または2種以上を配合することができる。(A)成分の配合量は、化粧料の総量に対して、好ましくは0.05~7質量%であり、より好ましくは0.1~1.5質量%であり、より好ましくは0.2~1.0質量%である。
(【0011】以降は省略されています)

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