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公開番号2025080672
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193976
出願日2023-11-14
発明の名称メラニンの産生を抑制するための、アムラおよびハイビスカスの組み合わせ
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 36/47 20060101AFI20250519BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】メラニンの産生を抑制するための、アムラおよびハイビスカスの組み合わせを提供する。
【解決手段】メラニンの産生を抑制するための、アムラおよびハイビスカスの組み合わせ。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
アムラを含んでなる、メラニンの産生を抑制するための組成物であって、ハイビスカスと組み合わせて使用するための、組成物。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
ハイビスカスを含んでなる、メラニンの産生を抑制するための組成物であって、アムラと組み合わせて使用するための、組成物。
【請求項3】
アムラおよびハイビスカスを含んでなる、メラニンの産生を抑制するための組成物。
【請求項4】
アムラを含んでなる、肌の透明感、肌の明るさ、肌の色の黄色さ、および肌の色むらからなる群から選択される1種以上の改善のための組成物であって、ハイビスカスと組み合わせて使用するための、組成物。
【請求項5】
ハイビスカスを含んでなる、肌の透明感、肌の明るさ、肌の色の黄色さ、および肌の色むらからなる群から選択される1種以上の改善のための組成物であって、アムラと組み合わせて使用するための、組成物。
【請求項6】
アムラおよびハイビスカスを含んでなる、肌の透明感、肌の明るさ、肌の色の黄色さ、および肌の色むらからなる群から選択される1種以上の改善のための組成物。
【請求項7】
アムラの乾燥重量をCA、ハイビスカスの乾燥重量をCBとした場合、CA/CBが0.3~2.5になるように使用するための、請求項1~6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
経口用組成物である、請求項1~6のいずれか一項に記載の組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、メラニンの産生を抑制するための、アムラおよびハイビスカスの組み合わせに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、メラニンとは、チロシンから生合成されるフェノール類の酵素的および非酵素的酸化、脱炭酸、カップリング反応によって生合成された褐色ないし黒色の色素を指し、体表をはじめ動植物中に広く分布し、過剰の光を吸収する役割を果たしていると考えられている。
【0003】
一方、シミやそばかす等の皮膚の色素沈着は、メラニン細胞から産生されたメラニンが沈着することにより生じる。すなわち、メラニンが過剰に産生されると、シミやそばかすなどの色素沈着を誘発する。このような皮膚の色素沈着を予防又は改善して皮膚の美白を実現する方策として、メラニンの産生を抑制することが有効であると考えられている。
【0004】
これまでに、メラニン産生抑制作用を有する成分として、各種天然由来の成分、アルブチン、コウジ酸、アスコルビン酸等が報告されており、その一部のものについては、化粧料、食品、医薬品等の各種製品に配合され実用化されている。
【0005】
例えば、特許文献1においては、渦鞭毛藻抽出物を含有する、メラニン産生抑制剤が開示されている。
【0006】
このように、メラニン産生抑制作用を有する成分として様々なものが見出されているが、その効果は必ずしも十分ではなく、メラニン産生抑制効果の優れた成分や製品の開発が現在でも求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2022-011108号公報
【発明の概要】
【0008】
本発明者らは、アムラおよびハイビスカスの組み合わせにより、メラニンの産生が効果的に抑制されることを見出した。本発明はこの知見に基づくものである。
【0009】
よって、本発明は、メラニンの産生を抑制するための、アムラおよびハイビスカスの組み合わせを提供する。
【0010】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
(1)アムラを含んでなる、メラニンの産生を抑制するための組成物であって、ハイビスカスと組み合わせて使用するための、組成物。
(2)ハイビスカスを含んでなる、メラニンの産生を抑制するための組成物であって、アムラと組み合わせて使用するための、組成物。
(3)アムラおよびハイビスカスを含んでなる、メラニンの産生を抑制するための組成物。
(4)アムラを含んでなる、肌の透明感、肌の明るさ、肌の色の黄色さ、および肌の色むらからなる群から選択される1種以上の改善ための組成物であって、ハイビスカスと組み合わせて使用するための、組成物。
(5)ハイビスカスを含んでなる、肌の透明感、肌の明るさ、肌の色の黄色さ、および肌の色むらからなる群から選択される1種以上の改善ための組成物であって、アムラと組み合わせて使用するための、組成物。
(6)アムラおよびハイビスカスを含んでなる、肌の透明感、肌の明るさ、肌の色の黄色さ、および肌の色むらからなる群から選択される1種以上の改善ための組成物。
(7)アムラの乾燥重量をCA、ハイビスカスの乾燥重量をCBとした場合、CA/CBが0.3~2.5になるように使用するための、(1)~(6)のいずれかに記載の組成物。
(8)経口用組成物である、(1)~(7)のいずれかに記載の組成物。
(9)メラニンの産生の抑制を目的とする薬剤の製造のための、アムラおよびハイビスカスの組み合わせの使用。
(10)肌の透明感、肌の明るさ、肌の色の黄色さ、および肌の色むらからなる群から選択される1種以上の改善を目的とする薬剤の製造のための、アムラおよびハイビスカスの組み合わせ記載の使用。
(11)アムラの乾燥重量をCA、ハイビスカスの乾燥重量をCBとした場合、CA/CBが0.3~2.5になるように使用するための、(9)または(10)に記載の使用。
(12)アムラまたはハイビスカスが経口用組成物の形態である、(9)~(11)のいずれかに記載の使用。
(13)アムラおよびハイビスカスの組み合わせの、メラニンの産生を抑制するための使用。
(14)アムラおよびハイビスカスの組み合わせの、肌の透明感、肌の明るさ、肌の色の黄色さ、および肌の色むらからなる群から選択される1種以上の改善のための使用
(15)アムラの乾燥重量をCA、ハイビスカスの乾燥重量をCBとした場合、CA/CBが0.3~2.5になるように使用するための、(13)または(14)に記載の使用。
(16)アムラまたはハイビスカスが経口用組成物の形態である、(13)~(15)のいずれかに記載の使用。
(17)メラニンの産生を抑制するための、アムラおよびハイビスカスの組み合わせ。
(18)肌の透明感、肌の明るさ、肌の色の黄色さ、および肌の色むらからなる群から選択される1種以上の改善のための、アムラおよびハイビスカスの組み合わせ。
(19)アムラの乾燥重量をCA、ハイビスカスの乾燥重量をCBとした場合、CA/CBが0.3~2.5になるように使用するための、(17)または(18)に記載の組み合わせ。
(20)アムラまたはハイビスカスが経口用組成物の形態である、(17)~(19)のいずれかに記載の組み合わせ。
(21)被験体において、メラニンの産生を抑制するための方法であって、アムラおよびハイビスカスの組み合わせの有効量を投与することを含む、方法。
(22)被験体における、肌の透明感、肌の明るさ、肌の色の黄色さ、および肌の色むらからなる群から選択される1種以上の改善のための方法であって、アムラおよびハイビスカスの組み合わせの有効量を投与することを含む、方法。
(23)アムラの乾燥重量をCA、ハイビスカスの乾燥重量をCBとした場合、CA/CBが0.3~2.5になるように投与するための、(21)または(22)に記載の方法。
(24)アムラまたはハイビスカスが経口用組成物の形態である、(21)~(23)のいずれかに記載の方法。
(【0011】以降は省略されています)

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