TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025067026
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023176665
出願日2023-10-12
発明の名称ガス充填装置
出願人トキコシステムソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人広和特許事務所
主分類F17C 5/06 20060101AFI20250417BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】効率的な充填作業を行うことができるガス充填装置を提供する。
【解決手段】水素ガス充填装置1は、複数のガス供給管路5A,5Bと、流量計14A,14B、遮断弁13A,13Bおよびノズル7A,7Bと、制御装置22と、を備えている。複数のガス供給管路5A,5Bは、ガス蓄圧器2に接続されている。流量計14A,14B、遮断弁13A,13Bおよびノズル7A,7Bは、複数のガス供給管路5A,5Bにそれぞれ設けられている。制御装置22は、遮断弁13A,13Bの開閉動作を制御することにより、ガスの充填を制御する。さらに、制御装置22は、タンク52へ充填されるガスの流量またはタンク52内のガスの圧力に応じて、一のタンク52への充填に用いられるガス供給管路5A,5Bの本数を増減させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ガス供給源に接続された複数のガス供給系統と、
前記複数のガス供給系統にそれぞれ設けられた流量計、遮断弁および充填ノズルと、
前記遮断弁の開閉動作を制御することにより、ガスの充填を制御する制御手段と、
を備え、
前記充填ノズルを燃料タンクに接続して充填を行う
ガス充填装置において、
前記制御手段は、一の燃料タンクに対し前記複数のガス供給系統を用いた充填を行っている際に、前記燃料タンクへ充填されるガスの流量または前記燃料タンク内のガスの圧力に応じて、前記一の燃料タンクへの充填に用いられるガス供給系統を増減させる、
ことを特徴とするガス充填装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記制御手段は、一の燃料タンクに対し前記複数のガス供給系統を用いた充填を行っている際に、前記燃料タンクへ充填されるガスの流量が所定値以下または前記燃料タンク内のガスの圧力が所定値以上の場合に、前記複数のガス供給系統のうちの一部のガス供給系統の前記遮断弁を閉弁させる、ことを特徴とする請求項1に記載のガス充填装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記ガス供給源の圧力と前記燃料タンクの圧力との差に応じて、前記一の燃料タンクへの充填に用いられるガス供給系統を増減させる、ことを特徴とする請求項1に記載のガス充填装置。
【請求項4】
作業者に対し報知する報知手段をさらに備え、
前記制御手段により前記一の燃料タンクへの充填に用いられるガス供給系統を増減させた場合に、前記報知手段により報知させる、ことを特徴とする請求項1に記載のガス充填装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記流量計において計測可能な流量となるように、前記一の燃料タンクへの充填に用いられるガス供給系統を増減させる、ことを特徴とする請求項1に記載のガス充填装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば車両(自動車)のタンク(燃料タンク、被充填タンク)に水素ガス等のガス(燃料ガス)を充填(供給)するガス充填装置(燃料ガス充填装置、燃料ガス供給装置)に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、蓄圧器に接続されたガス供給管路を備え、このガス供給管路を通じて蓄圧器内の燃料ガスを車両の燃料タンクに充填する燃料ガス充填装置が記載されている。特許文献1の燃料ガス充填装置は、ガス供給管路の途中に流量計および遮断弁が設けられており、ガス供給管路の下流端に車両(燃料タンク)に接続される充填ノズルが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-178313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
燃料ガス充填装置として、複数の充填管路(充填系統)を備えた構成とすることが考えられる。即ち、燃料ガス充填装置として、複数のガス供給管路を備えると共に、それぞれのガス供給管路に流量計、遮断弁および充填ノズルを設けた構成とすることが考えられる。このような構成によれば、複数のガス供給管路のそれぞれの充填ノズルを、複数の充填口を有する一の燃料タンクの充填口にそれぞれ接続させて、燃料ガスを充填することができる。これにより、燃料タンクへの燃料ガスの充填時間を短縮させることが可能となる。
【0005】
しかし、複数のガス供給管路を用いて一の燃料タンクに充填を行っているときに、充填に伴いガスの流量が一のガス供給管路で供給しうる流量以下まで低下すると、複数のガス供給管路を用いて充填を行う必要性が低くなる。また、複数のガス供給管路を用いて一の燃料タンクへの充填中は、他の燃料タンクへの充填ができず、効率的な充填作業ができない可能性がある。
【0006】
本発明の目的の一つは、効率的な充填作業を行うことができるガス充填装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、好ましくは、ガス供給源に接続された複数のガス供給系統と、前記複数のガス供給系統にそれぞれ設けられた流量計、遮断弁および充填ノズルと、前記遮断弁の開閉動作を制御することにより、ガスの充填を制御する制御手段と、を備え、前記充填ノズルを燃料タンクに接続して充填を行うガス充填装置において、前記制御手段は、一の燃料タンクに対し前記複数のガス供給系統を用いた充填を行っている際に、前記燃料タンクへ充填されるガスの流量または前記燃料タンク内のガスの圧力に応じて、前記一の燃料タンクへの充填に用いられるガス供給系統を増減させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、効率的な充填作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態によるガス充填装置を模式的に示す全体構成図である。
ディスペンサを示す斜視図である。
2つの充填口を有する燃料タンクが搭載された車両、および、この車両の燃料タンクにガスを充填しているディスペンサ、を示す平面図である。
図1中の制御装置による処理を示す流れ図である。
図4の「A」に続く処理を示す流れ図である。
図4の「B」に続く処理を示す流れ図である。
図6の「D」に続く処理を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態によるガス充填装置として、車両(自動車)のタンク(燃料タンク、被充填タンク)に燃料ガス(水素ガス)を充填(供給)する車両用のガス充填装置(水素ガス充填装置)を例に挙げ、添付図面に従って説明する。なお、図4ないし図7に示す流れ図の各ステップは、それぞれ「S」という表記を用いる(例えば、ステップ1=「S1」とする)。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社石井鐵工所
低温タンクの揚液装置
11日前
有限会社 両国設備
液体容器の加熱器
5か月前
川崎重工業株式会社
三重殻タンク
1か月前
川崎重工業株式会社
三重殻タンク
1か月前
株式会社神戸製鋼所
ガス供給システム
4か月前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンク
5か月前
川崎重工業株式会社
液化水素貯蔵タンク
2か月前
川崎重工業株式会社
液化水素貯蔵タンク
2か月前
川崎重工業株式会社
液化ガス貯蔵タンク
3か月前
大日本印刷株式会社
ガス充填容器
3か月前
株式会社三井E&S
燃料供給装置
5か月前
株式会社タツノ
充填ノズル
5か月前
那須電機鉄工株式会社
水素吸蔵合金タンク
3か月前
豊田合成株式会社
圧力容器
19日前
清水建設株式会社
水素貯蔵供給システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
ガス供給システム
5か月前
川崎重工業株式会社
再液化装置
3か月前
川崎重工業株式会社
三重殻タンクのパージ方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
タンクモジュール
20日前
オリオン機械株式会社
燃料供給装置および発電システム
10日前
DOWAエコシステム株式会社
容器の廃棄処理方法
2か月前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンクの製造方法
1か月前
鹿島建設株式会社
水素吸蔵システム
2か月前
鹿島建設株式会社
水素供給システム
2か月前
トヨタ自動車株式会社
水素タンクの支持構造
20日前
大陽日酸株式会社
ボンベ保管管理庫
5か月前
三浦工業株式会社
ガス気化システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンク
3か月前
川崎重工業株式会社
液化水素の移送方法および移送設備
3か月前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンク
2か月前
株式会社SUBARU
水素充填制御方法
25日前
川崎重工業株式会社
液化ガスの荷役方法および荷役装置
4か月前
株式会社竹中工務店
水素貯蔵システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
水素供給装置
5か月前
トヨタ自動車株式会社
水素供給装置
5か月前
トヨタ自動車株式会社
水素タンク構造
4か月前
続きを見る