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10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025066084
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2024176825
出願日2024-10-09
発明の名称情報処理システム、画像の投影方法、情報処理方法及びプログラム
出願人国立大学法人東京科学大学
代理人弁理士法人IPX
主分類H04N 5/74 20060101AFI20250415BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像の提供対象者が動いているときと静止しているときとで見え方の異なる画像を提供したいという要求がある。
【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理システムであって、目的画像に基づいて生成された第1画像と、第1画像とは異なる第2画像とを少なくともフレームとして含む連続フレームを取得する取得部と、運動している観測者と静止している観測者とで異なる画像が視認されるように、連続フレームを所定値以上のフレームレートで繰り返し連続出力させる出力制御部と、を備える、情報処理システムが提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理システムであって、
目的画像に基づいて生成された第1画像と、前記第1画像とは異なる第2画像とを少なくともフレームとして含む連続フレームを取得する取得部と、
運動している観測者と静止している観測者とで異なる画像が視認されるように、前記連続フレームを所定値以上のフレームレートで繰り返し連続出力させる出力制御部と、
を備える、情報処理システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記第1画像の各画素は、第1目的画像の各画素のRGB値を前記連続フレームに含まれる前記第1画像の数で除したRGB値を有し、
前記第2画像の各画素は、第2目的画像の各画素のRGB値から、前記第1画像の各画素のRGB値に、前記連続フレームに含まれる前記第1画像の数を乗じた値を減じたRGB値を有する、情報処理システム。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
前記第1目的画像は、前記連続フレームが運動している物体に投影された際に知覚される画像であり、
前記第2目的画像は、前記連続フレームが静止している物体に投影された際に知覚される画像である、情報処理システム。
【請求項4】
請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
前記連続フレームに含まれる前記第2画像の数は、前記連続フレームに含まれる前記第1画像の数よりも少ない、情報処理システム。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理システムにおいて、
前記連続フレームに含まれる前記第2画像の数は、1であり、前記連続フレームに含まれる前記第1画像の数は、10以上20以下である、情報処理システム。
【請求項6】
請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
前記出力制御部は、静止している物体に前記連続フレームを投影させる、情報処理システム。
【請求項7】
画像の投影方法であって、
第1画像と、前記第1画像は異なる第2画像とを少なくともフレームとして含む連続フレームを作成する工程と、
前記連続フレームを所定値以上のフレームレートで投影する工程と、
を備え、
前記第1画像の各画素は、第1目的画像の各画素のRGB値を前記連続フレームに含まれる前記第1画像の数で除したRGB値を有し、
前記第2画像の各画素は、第2目的画像の各画素のRGB値から、前記第1画像の各画素のRGB値に、前記連続フレームに含まれる前記第1画像の数を乗じた値を減じたRGB値を有する、画像の投影方法。
【請求項8】
請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記取得部は、前記目的画像において指定された指定領域の画像情報に基づいて生成された前記連続フレームを取得し、
前記出力制御部は、前記連続フレームを所定値以上のフレームレートで前記目的画像の前記指定領域の位置に重畳して出力させ、
前記連続フレームは、周期的に並んだ所定数の色の矩形要素で構成される複数のモザイク画像をフレームとして含み、
前記連続フレームの各フレームにおいて、前記矩形要素の位相が互いに異なる、情報処理システム。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理システムにおいて、
前記指定領域は、前記目的画像の一部である、情報処理システム。
【請求項10】
請求項8に記載の情報処理システムにおいて、
前記指定領域は、前記目的画像の全体である、情報処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、画像の投影方法、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユーザと商品との偶発的な出会いを創出し、ユーザに買い物の楽しさやワクワク感を提供し、新たな需要を掘り起こすための技術を提供することを目的とした技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-122787号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像の提供対象者が動いているときと静止しているときとで見え方の異なる画像を提供したいという要求がある。特許文献1の技術ではこのような要求を満たすことができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、情報処理システムであって、目的画像に基づいて生成された第1画像と、第1画像とは異なる第2画像とを少なくともフレームとして含む連続フレームを取得する取得部と、運動している観測者と静止している観測者とで異なる画像が視認されるように、連続フレームを所定値以上のフレームレートで繰り返し連続出力させる出力制御部と、を備える、情報処理システムが提供される。
【0006】
このような態様によれば、画像の提供対象者が動いているときと静止しているときとで見え方の異なる画像を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
情報処理システム1を表す構成図である。
情報処理装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
ユーザ端末20のハードウェア構成を示すブロック図である。
ユーザ端末20(制御部21)によって実現される機能を示すブロック図である。
第1実施形態における処理の概要を示す図である。
ユーザ端末20が実行する情報処理の一例を示すフローチャートである。
顕著性を高めたい領域に対してモザイク手法を適用し、観測者が運動状態でモザイクが観測されるようにした図の一例を示す図である。
位相の異なるモザイクを順に高速表示する一例を示す図である。
画像をRGBの各成分に分解する一例を示す図である。
対象の領域に投影する画像の変化の一例を説明するための図である。
対象の領域外に投影する画像の変化の一例を説明するための図である。
静止時の観測者による観測結果の一例を示す図である。
運動時の観測者による観測結果の一例を示す図である。
情報処理システム1の概要の処理を説明するための図である。
風景画像の投影画像とその顕著性マップとの一例を示す図である。
街並み画像の投影画像とその顕著性マップとの一例を示す図である。
商品画像の投影画像とその顕著性マップとの一例を示す図である。
文字を含むポスター画像の投影画像とその顕著性マップとの一例を示す図である。
風景画像の投影観測結果とその顕著性マップとの一例を示す図である。
街並み画像の投影観測結果とその顕著性マップとの一例を示す図である。
商品画像の投影観測結果とのその顕著性マップとの一例を示す図である。
文字を含むポスター画像の投影観測結果とのその顕著性マップとの一例を示す図である。
第2実施形態における処理の概要を示す図である。
RGB光の継時加法混色を説明する模式図である。
カラーブレーキングを説明する模式図である。
第1目的画像及び第2目的画像の知覚メカニズムを説明する模式図である。
連続フレームの構成とその投影手順とを説明する模式図である。
ユーザ端末20が実行する情報処理の一例を示すフローチャートである。
情報処理システム1を用いた画像の投影実験の手順を示す図である。
情報処理システム1によって投影された画像の観測結果を示す図である。
情報処理システム1のアプリケーションの具体例を示す模式図である。
情報処理システム1による投影画像の撮影例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0009】
ところで、一実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0010】
また、一実施形態に係る種々の情報処理において、入力と、入力に応じた出力とが実現されうる。ここで、入力の結果として出力が得られれば、かかる情報処理において参照される情報(以下、参照情報と称する。)の態様は、限定されない。参照情報は、例えば、データベース、ルックアップテーブル、所定の関数(統計学的手法によって構築された、回帰式等の判定式を含む。)等のルールベースの情報でもよいし、入力と出力との相関を予め学習させた学習済みモデルでもよいし、プロンプトを入力することで所望の結果を出力可能な大規模言語モデルでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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