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公開番号
2025101359
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218162
出願日
2023-12-25
発明の名称
抗菌・抗ウイルス性組成物、抗菌・抗ウイルス性フィルム、抗菌・抗ウイルス性フィルムの製造方法、及び、物品
出願人
国立大学法人東京科学大学
,
地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所
代理人
個人
主分類
A01N
59/12 20060101AFI20250630BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】抗菌・抗ウイルス材料の配合量を抑えながら、優れた抗菌・抗ウイルス活性を発揮する抗菌・抗ウイルス性フィルム及び物品、当該抗菌・抗ウイルス性フィルムを簡便な方法で製造可能な抗菌・抗ウイルス性フィルムの製造方法、及び当該製造方法に適した抗菌・抗ウイルス性組成物を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様にかかる抗菌・抗ウイルス性フィルムは、希土類イオン、ヨウ素酸イオン及びモリブデン酸イオンより選択される1種以上のイオンと、水溶性ポリマーとを含有し、希土類イオン、ヨウ素酸イオン及びモリブデン酸イオンより選択される1種以上を含む塩の少なくとも一部が、空気界面に配置される、抗菌・抗ウイルス性フィルムである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
希土類イオン、ヨウ素酸イオン及びモリブデン酸イオンより選択される1種以上のイオンと、水溶性ポリマーと、水とを含有する、抗菌・抗ウイルス性組成物。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記希土類が、ランタン、セリウム、及びイットリウムより選択される1種以上を含む、請求項1に記載の抗菌・抗ウイルス性組成物。
【請求項3】
前記水溶性ポリマーが、ポリビニルアルコール、セルロース、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、水溶性ポリアミド、ポリアルキレンオキサイド、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸又はこれらの誘導体を含む、請求項1に記載の抗菌・抗ウイルス性組成物。
【請求項4】
希土類イオンと、ヨウ素酸イオン及びモリブデン酸イオンより選択される1種以上とを含有する、請求項1に記載の抗菌・抗ウイルス性組成物。
【請求項5】
希土類イオン、ヨウ素酸イオン及びモリブデン酸イオンより選択される1種以上のイオンと、水溶性ポリマーとを含有し、
希土類イオン、ヨウ素酸イオン及びモリブデン酸イオンより選択される1種以上を含む塩の少なくとも一部が、空気界面に配置される、抗菌・抗ウイルス性フィルム。
【請求項6】
希土類イオン、ヨウ素酸イオン及びモリブデン酸イオンより選択される1種以上のイオンが、空気界面側に偏在する、請求項5に記載の抗菌・抗ウイルス性フィルム。
【請求項7】
希土類イオン、ヨウ素酸イオン及びモリブデン酸イオンより選択される1種以上のイオンの合計の濃度が、0.001~500μmol/gである、請求項5に記載の抗菌・抗ウイルス性フィルム。
【請求項8】
前記希土類が、ランタン、セリウム、及びイットリウムより選択される1種以上を含む、請求項5に記載の抗菌・抗ウイルス性フィルム。
【請求項9】
前記水溶性ポリマーが、ポリビニルアルコール、セルロース、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、水溶性ポリアミド、ポリアルキレンオキサイド、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸又はこれらの誘導体を含む、請求項5に記載の抗菌・抗ウイルス性フィルム。
【請求項10】
希土類イオンと、ヨウ素酸イオン及びモリブデン酸イオンより選択される1種以上とを含有する、請求項5に記載の抗菌・抗ウイルス性フィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、抗菌・抗ウイルス性組成物、抗菌・抗ウイルス性フィルム、抗菌・抗ウイルス性フィルムの製造方法、及び、物品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、抗菌・抗ウイルス材料の需要が増加している。有機系の抗菌・抗ウイルス材料の研究は古くから行われているが、耐熱性に優れ、様々な菌やウイルスに対して効果があり、耐性を持つ菌やウイルスが発生しにくいことから、無機系の抗菌・抗ウイルス材料の研究が進められている。無機系の抗菌・抗ウイルス材料には、金属系(Ag,Cu等)や光触媒系(TiO
2
等)、その他(ZnO,アルカリ土類化合物等)が知られている。本発明者らは、抗菌・抗ウイルス活性に優れた材料として希土類酸化物を含む特定の複合酸化物を開示している(例えば特許文献1~3)。
また、非特許文献1には、抗菌・抗ウイルス活性を示す希土類ヨウ素酸塩が開示されており、当該希土類ヨウ素酸塩は細胞毒性がないことが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-001542号公報
国際公開第2022/014631号
国際公開第2021/261475号
【非特許文献】
【0004】
K. Abe, K. Sunada, Y. Mochizuki, T. Isobe, S. Matsushita, T. Nagai, H. Ishiguro, A. Nakajima, Preparation of rare earth iodates and their decomposition activity on organic dyes and antibacterial/antiviral activities, Ceram. Int., 49 (2023) 14681-14688.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
無機系の抗菌・抗ウイルス材料を様々な部材に適用するために、例えば、樹脂などと組み合わせてフィルムや成形品として用いることがある。抗菌・抗ウイルス材料が抗菌・抗ウイルス活性を発揮するためには当該フィルム等の表面に配置する必要がある。例えば、無機系の抗菌・抗ウイルス材料を樹脂に練り込んで形成されたフィルムは、当該フィルム内部にも抗菌・抗ウイルス材料が配置されるため、抗菌・抗ウイルス材料の配合量に見合う効果が得られないという問題があった。又、抗菌・抗ウイルス材料が練り込まれた樹脂層を研磨する手法、樹脂層表面に抗菌・抗ウイルス材料を含む塗料によりコーティングする手法などが検討されているが、材質によっては剥離を生じることがあり、また製造工程が長くなるという問題があった。
【0006】
本発明は、抗菌・抗ウイルス材料の配合量を抑えながら、優れた抗菌・抗ウイルス活性を発揮する抗菌・抗ウイルス性フィルム及び物品、当該抗菌・抗ウイルス性フィルムを簡便な方法で製造可能な抗菌・抗ウイルス性フィルムの製造方法、及び当該製造方法に適した抗菌・抗ウイルス性組成物の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様にかかる抗菌・抗ウイルス性組成物は、希土類イオン、ヨウ素酸イオン及びモリブデン酸イオンより選択される1種以上のイオンと、水溶性ポリマーと、水とを含有する。
【0008】
上記抗菌・抗ウイルス性組成物は、前記希土類が、ランタン、セリウム、及びイットリウムより選択される1種以上を含んでいてもよい。
【0009】
上記抗菌・抗ウイルス性組成物は、前記水溶性ポリマーが、ポリビニルアルコール、セルロース、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、水溶性ポリアミド、ポリアルキレンオキサイド、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸又はこれらの誘導体を含んでいてもよい。
【0010】
上記抗菌・抗ウイルス性組成物は、希土類イオンと、ヨウ素酸イオン及びモリブデン酸イオンより選択される1種以上とを含有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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