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公開番号2025065824
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2023175284
出願日2023-10-10
発明の名称ロータの製造装置及びロータの製造方法
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 15/035 20250101AFI20250415BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】エンドプレートの誤組み付けを抑制できるロータの製造装置及びロータの製造方法を提供する。
【解決手段】製造装置50は、ロータコア11の第1端部に第1エンドプレート40Aを溶接する第1溶接装置62Aと、第1溶接装置62Aに供給されるエンドプレート40が第1エンドプレート40Aであるか否かを検出する第1検出部100Aと、第1エンドプレート40Aが溶接されたロータコア11の第2端部に第2エンドプレート40Bを溶接する第2溶接装置62Bと、第2溶接装置62Bに供給されるエンドプレート40が第2エンドプレート40Bであるか否かを検出する第2検出部100Bとを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
軸線方向において互いに反対側に位置する第1端部及び第2端部を有するロータコアと、前記第1端部及び前記第2端部のそれぞれに溶接され、互いに形状が異なる2つのエンドプレートと、を備えるロータを製造するロータの製造装置であって、
前記第1端部に溶接される前記エンドプレートを第1エンドプレートとし、前記第2端部に溶接される前記エンドプレートを第2エンドプレートとするとき、
前記第1端部に前記第1エンドプレートを溶接する第1溶接装置と、
前記第1溶接装置に供給される前記エンドプレートが前記第1エンドプレートであるか否かを検出する第1検出部と、
前記第1端部に前記第1エンドプレートが溶接された前記ロータコアの前記第2端部に前記第2エンドプレートを溶接する第2溶接装置と、
前記第2溶接装置に供給される前記エンドプレートが前記第2エンドプレートであるか否かを検出する第2検出部と、を備える、
ロータの製造装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記第1エンドプレートは、第1貫通孔を有しており、
前記第2エンドプレートは、前記第1貫通孔とは形状または大きさが異なる第2貫通孔を有しており、
前記第1検出部及び前記第2検出部は、検出光を投光する投光部と、前記検出光を受光する受光部と、を備える光電センサであり、
前記第1検出部及び前記第2検出部の前記エンドプレートに対する投光領域は、前記第1エンドプレートにおいては前記第1貫通孔の形成領域である一方、前記第2エンドプレートにおいては前記第2貫通孔の形成領域を含まない領域であって、前記第2エンドプレートの表面を構成する領域である、
請求項1に記載のロータの製造装置。
【請求項3】
前記第1溶接装置に前記エンドプレートを搬送する第1搬送部と、
前記第2溶接装置に前記エンドプレートを搬送する第2搬送部と、を備え、
前記第1検出部は、前記第1搬送部により搬送される前記エンドプレートが前記第1エンドプレートであるか否かを検出し、
前記第2検出部は、前記第2搬送部により搬送される前記エンドプレートが前記第2エンドプレートであるか否かを検出し、
前記第1搬送部は、前記第1溶接装置に搬送する前記エンドプレートが前記第1エンドプレートでないことが検出された場合に、前記第1溶接装置への当該エンドプレートの搬送を中止し、
前記第2搬送部は、前記第2溶接装置に搬送する前記エンドプレートが前記第2エンドプレートでないことが検出された場合に、前記第2溶接装置への当該エンドプレートの搬送を中止する、
請求項1に記載のロータの製造装置。
【請求項4】
前記第1検出部によって前記第1エンドプレートであると検出された前記エンドプレートの板厚を測定する第1板厚測定部と、
前記第2検出部によって前記第2エンドプレートであると検出された前記エンドプレートの板厚を測定する第2板厚測定部と、を備え、
前記第1搬送部は、前記第1板厚測定部の測定結果が予め定められた第1閾値よりも大きい場合に、前記第1溶接装置への前記エンドプレートの搬送を中止し、
前記第2搬送部は、前記第2板厚測定部の測定結果が予め定められた第2閾値よりも大きい場合に、前記第2溶接装置への前記エンドプレートの搬送を中止する、
請求項3に記載のロータの製造装置。
【請求項5】
前記第1溶接装置に供給される前の前記第1エンドプレートを支持する第1治具と、
前記第1治具に係合する第1係合部を有し、前記第1治具を支持する第1支持台と、
前記第2溶接装置に供給される前の前記第2エンドプレートを支持する第2治具と、
前記第2治具に係合する第2係合部を有し、前記第2治具を支持する第2支持台と、を備え、
前記第1係合部は、前記第1治具との係合を許容する一方、前記第2治具との係合を規制し、
前記第2係合部は、前記第2治具との係合を許容する一方、前記第1治具との係合を規制する、
請求項1に記載のロータの製造装置。
【請求項6】
前記第1治具は、前記第1エンドプレートが載置される第1載置台と、前記第1載置台から延びる第1脚部と、を有しており、
前記第2治具は、前記第2エンドプレートが載置される第2載置台と、前記第2載置台から延びる第2脚部と、を有しており、
前記第1係合部は、前記第1脚部の挿入を許容する一方、前記第2脚部の挿入を規制する第1凹部を有しており、
前記第2係合部は、前記第2脚部の挿入を許容する一方、前記第1脚部の挿入を規制する第2凹部を有している、
請求項5に記載のロータの製造装置。
【請求項7】
軸線方向において互いに反対側に位置する第1端部及び第2端部を有するロータコアと、前記第1端部及び前記第2端部のそれぞれに溶接され、互いに形状が異なる2つのエンドプレートと、を備えるロータを製造するロータの製造方法であって、
前記第1端部に溶接される前記エンドプレートを第1エンドプレートとし、前記第2端部に溶接される前記エンドプレートを第2エンドプレートとするとき、
第1溶接装置を用いて、前記第1端部に前記第1エンドプレートを溶接する第1溶接工程と、
前記第1溶接装置に供給される前記エンドプレートが前記第1エンドプレートであるか否かを検出する第1検出工程と、
第2溶接装置を用いて、前記第1端部に前記第1エンドプレートが溶接された前記ロータコアの前記第2端部に前記第2エンドプレートを溶接する第2溶接工程と、
前記第2溶接装置に供給される前記エンドプレートが前記第2エンドプレートであるか否かを検出する第2検出工程と、を備える、
ロータの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータの製造装置及びロータの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、永久磁石が収容される挿入孔を有するロータコアと、ロータコアの軸線方向の両端部に溶接された2つのエンドプレートとを備えるロータが開示されている。
各エンドプレートは、ロータコアに形成された挿入孔の開口を塞ぐようにロータコアに溶接されている。これにより、挿入孔に収容された永久磁石の飛び出しが抑制されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-114039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ロータコアの両端部に溶接される2つのエンドプレートの形状が互いに異なる場合には、ロータコアの一端部に対して正規のエンドプレートとは異なるエンドプレートが溶接される、所謂誤組み付けが生じるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためのロータの製造装置は、軸線方向において互いに反対側に位置する第1端部及び第2端部を有するロータコアと、前記第1端部及び前記第2端部のそれぞれに溶接され、互いに形状が異なる2つのエンドプレートと、を備えるロータを製造するロータの製造装置であって、前記第1端部に溶接される前記エンドプレートを第1エンドプレートとし、前記第2端部に溶接される前記エンドプレートを第2エンドプレートとするとき、前記第1端部に前記第1エンドプレートを溶接する第1溶接装置と、前記第1溶接装置に供給される前記エンドプレートが前記第1エンドプレートであるか否かを検出する第1検出部と、前記第1端部に前記第1エンドプレートが溶接された前記ロータコアの前記第2端部に前記第2エンドプレートを溶接する第2溶接装置と、前記第2溶接装置に供給される前記エンドプレートが前記第2エンドプレートであるか否かを検出する第2検出部と、を備える。
【0006】
上記構成によれば、第1検出部によって、第1溶接装置に供給されるエンドプレートが第1エンドプレートであるか否かが検出される。また、第2検出部によって、第2溶接装置に供給されるエンドプレートが第2エンドプレートであるか否かが検出される。このため、ロータコアに正規のエンドプレートとは異なるエンドプレートが溶接されることを抑制できる。したがって、エンドプレートの誤組み付けを抑制できる。
【0007】
上記課題を解決するためのロータの製造方法は、軸線方向において互いに反対側に位置する第1端部及び第2端部を有するロータコアと、前記第1端部及び前記第2端部のそれぞれに溶接され、互いに形状が異なる2つのエンドプレートと、を備えるロータを製造するロータの製造方法であって、前記第1端部に溶接される前記エンドプレートを第1エンドプレートとし、前記第2端部に溶接される前記エンドプレートを第2エンドプレートとするとき、第1溶接装置を用いて、前記第1端部に前記第1エンドプレートを溶接する第1溶接工程と、前記第1溶接装置に供給される前記エンドプレートが前記第1エンドプレートであるか否かを検出する第1検出工程と、第2溶接装置を用いて、前記第1端部に前記第1エンドプレートが溶接された前記ロータコアの前記第2端部に前記第2エンドプレートを溶接する第2溶接工程と、前記第2溶接装置に供給される前記エンドプレートが前記第2エンドプレートであるか否かを検出する第2検出工程と、を備える。
【0008】
上記方法によれば、第1検出工程において、ロータコアの第1端部に溶接されるエンドプレートが第1エンドプレートであるか否かが検出される。また、第2検出工程において、ロータコアの第2端部に溶接されるエンドプレートが第2エンドプレートであるか否かが検出される。このため、第1溶接工程及び第2溶接工程において、ロータコアに正規のエンドプレートとは異なるエンドプレートが溶接されることを抑制できる。したがって、エンドプレートの誤組み付けを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態におけるロータの分解斜視図である。
図2は、図1の第1エンドプレートの平面図である。
図3は、図1の第2エンドプレートの平面図である。
図4は、一実施形態におけるロータの製造装置を示す概略構成図である。
図5は、図4の第1治具及び第1支持台を示す斜視図である。
図6は、図4の第2治具及び第2支持台を示す斜視図である。
図7は、図4の第1搬送装置及び第2搬送装置を示す断面図である。
図8は、第1エンドプレートを検出する第1検出部を示す断面図である。
図9は、第2エンドプレートを検出する第1検出部を示す断面図である。
図10は、ロータコアに第1エンドプレートを溶接する第1溶接装置を示す側面図である。
図11は、ロータコアに第2エンドプレートを溶接する第2溶接装置を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1~図11を参照して、ロータの製造装置及びロータの製造方法の一実施形態について説明する。
まず、ロータの製造装置により製造されるロータ10について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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