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公開番号2025064874
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2024001386,2023173360
出願日2024-01-09,2023-10-05
発明の名称身体温度調整装置の被服取付構造、及び身体温度調整被服
出願人株式会社リブレ
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類A41D 13/005 20060101AFI20250410BHJP(衣類)
要約【課題】身体温度調整装置を被服と簡単に着脱することができると共に、身体温度調整被服の使い易さの向上を図ることができる身体温度調整装置の被服取付構造、及びその構造で構成した身体温度調整被服を提供する。
【解決手段】温度調整ユニット20により、身体の温度を調整する身体温度調整装置10が、生地5に穿孔した開口6Hに装着可能な温調被服では、身体温度調整装置10は、温度調整ユニット20をカバー部材12で包囲した本体部11を有し、開口6Hの外周縁部7で保持可能な被支持部50Aがカバー部材12に設けられ、被支持部50Aと係合可能な支持部60Aが、開口6Hの外周縁部7に形成され、身体温度調整装置10は、本体部11の一部を開口6Hに挿通した状態で、支持部60Aと被支持部50Aとの係合により、生地5と一体的に保持して開口6Hに装着される。被支持部50Aと支持部60Aは、凹部61Aと凸部51Aとの嵌合で係合する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
温度調整ユニットにより、身体の温度を調整可能な身体温度調整装置を、被服をなす生地に穿孔された開口に着脱自在で装着可能な身体温度調整被服では、
前記身体温度調整装置は、前記温度調整ユニットをカバー部材で包囲した本体部を有し、前記カバー部材には、前記開口の外周縁部に保持させる被支持部が形成されていること、
前記開口の前記外周縁部には、前記被支持部と係合可能な支持部が設けられ、前記身体温度調整装置は、前記本体部の一部を前記開口に挿通した状態の下、前記支持部と前記被支持部との係合により、前記生地と一体的に保持して前記開口に装着されること、
前記被支持部と前記支持部との係合態様は、凹部と凸部とを互いに嵌め合わせた構造であること、
前記支持部は、前記開口の前記外周縁部に配置される前記凸部を有し、前記凸部は、前記生地と連結して繋ぐ接続部を含み、
前記カバー部材には、前記開口の前記外周縁部を支持可能なフランジが形成され、前記被支持部は、前記フランジと、間隙を介して並設されたフランジ対向部とを含んで形成される前記凹部であること、
前記支持部側にある前記凸部と、前記被支持部側の前記凹部とを嵌合させることにより、前記身体温度調整装置が、前記開口に装着されること、
前記支持部では、前記フランジまたは前記フランジ対向部の少なくとも一方に対し、前記凹部の開口側に位置する端部の角が、面取りされていること、
前記支持部側の前記凸部は、前記被支持部側の前記凹部から前記接続部をはみ出した状態で、前記凹部と係合して嵌合すること、
を特徴とする身体温度調整装置の被服取付構造。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
請求項1に記載する身体温度調整装置の被服取付構造において、
前記温度調整ユニットは、ペルチェ素子であり、前記身体温度調整装置は、通電下の前記ペルチェ素子により、吸熱下となった冷却面に呈する冷熱、または前記冷却面の反対側で、吸熱と同時に発熱下となった加熱面に呈する温熱のいずれかの放熱を、身体に伝熱可能に構成されたものであること、
を特徴とする身体温度調整装置の被服取付構造。
【請求項3】
請求項1に記載する身体温度調整装置の被服取付構造において、
前記温度調整ユニットは、ファンであり、前記身体温度調整装置は、前記ファンの翼の回転により、外気より低温状態下にある冷風、または外気より高温状態下にある温風のいずれかの風を、身体に送風可能に構成されたものであること、
を特徴とする身体温度調整装置の被服取付構造。
【請求項4】
請求項1に記載する身体温度調整装置の被服取付構造において、
前記支持部は、シリコーン(Silicone)からなること、
を特徴とする身体温度調整装置の被服取付構造。
【請求項5】
身体の温度を調整可能な身体温度調整装置が、被服に装着可能に形成された身体温度調整被服において、
請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載する前記身体温度調整装置の被服取付構造をなす前記身体温度調整装置を、前記被服に着脱可能に装着してなること、
を特徴とする身体温度調整被服。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、上着、ベスト、ズボン等、身にまとう被服に身体温度調整装置を装着した身体温度調整被服を対象とした身体温度調整装置の被服取付構造、及びその構造で構成した身体温度調整被服に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
人にとって不快な猛暑日は近年、年間を通じて数多くあり、このような猛暑日には、熱中症の防止策として、小まめな水分補給をはじめ、適度な冷房装置の使用が、奨励されている。しかしながら、冷房装置の設備がない、または冷房の効きが十分でない等の理由により、猛暑下の屋外で働く作業者や、屋内の蒸し暑い環境下で働く作業者、炎天下でレクリエーションやスポーツ、観戦等を行っている人は、冷房装置で涼を取ることはできない。そこで、避暑を求める人向けに、身体温度調整ユニットを有した身体温度調整被服が近年、数多く開発されている。特許文献1には、その身体温度調整被服の一例である空調衣服が、開示されている。
【0003】
特許文献1は、被服の服地に空調被服用送風ユニットを装着した空調被服である。空調被服用送風ユニットは、送風を行うプロペラと共に、その回転を制御する駆動部の周囲を通気可能に覆うケーシングに対し、その端部にフランジと、外周部に雄ネジ部をそれぞれ形成した本体と、内周部に雌ネジ部を形成した環状の押圧部材とを備えている。特許文献1では、空調被服の服地の外側から本体のケーシングが服地の開口に挿通され、服地の開口の外周縁部に本体のフランジを当接させた状態の下、押圧部材が、服地の内側から本体のケーシングに向けて配置される。そして、本体のケーシングの雄ネジ部と、押圧部材の雌ネジ部との螺合で、本体と押圧部材とを固着することにより、空調被服用送風ユニットは、本体のフランジと押圧部材との間に空調被服の服地を挟み込んだ状態で、装着される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第32135645号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のような空調被服では、空調被服用送風ユニット(身体温度調整ユニット)では、空調被服用送風ユニットの本体と、この本体と別体となっている押圧部材との間に服地(被服)を挟み込み、本体側と押圧部材側を螺合して固着させる構造となっている。そのため、着用者が、日常的に空調被服用送風ユニットを実際に使用していく中で、押圧部材だけを紛失してしまうこともあり、紛失後には、空調被服を使い続けることができなくなってしまうことから問題となり、着用者には、使い勝手が良くない。
【0006】
また、特に夏季では、着用者は使用後に、装着している空調被服用送風ユニットを服地から取り外して、服地の洗濯を行うことがある。このような場合、空調被服用送風ユニットを取り外すときには、着用者は、服地に対し、その内側から押圧部材を回して本体との螺合を解除した後、その外側から本体のケーシングを開口から引き抜かなければならない。また、洗濯できれいになった服地の開口に、再び空調被服用送風ユニットを取り付けるときには、着用者は、服地に対し、その外側から開口に本体のケーシングを挿通した状態で、開口を挿通した本体のケーシングに内側から押圧部材を配置し、本体の雄ネジ部に押圧部材の雌ネジ部を螺合させて、本体のフランジと押圧部材との間に服地を挟み込まなければならない。そのため、特許文献1のような空調被服では、着用者は、服地に対し、空調被服用送風ユニットの着脱を簡単に行うことができず、空調被服用送風ユニットの着脱とも、その作業に手間がかかってしまい、作業性は良くない。それ故に、特許文献1のような空調被服では、特に服地を洗濯する場合等において、使い勝手が良くない問題があった。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、身体温度調整装置を被服に装着した身体温度調整被服で、身体温度調整装置を被服と簡単に着脱することができると共に、身体温度調整被服の使い易さの向上を図ることができる身体温度調整装置の被服取付構造、及びその構造で構成した身体温度調整被服を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係る身体温度調整装置の被服取付構造、及び身体温度調整被服は、以下の構成を有する。
【0009】
(1)温度調整ユニットにより、身体の温度を調整可能な身体温度調整装置を、被服をなす生地に穿孔された開口に着脱自在で装着可能な身体温度調整被服では、前記身体温度調整装置は、前記温度調整ユニットをカバー部材で包囲した本体部を有し、前記カバー部材には、前記開口の外周縁部に保持させる被支持部が形成されていること、前記開口の前記外周縁部には、前記被支持部と係合可能な支持部が設けられ、前記身体温度調整装置は、前記本体部の一部を前記開口に挿通した状態の下、前記支持部と前記被支持部との係合により、前記生地と一体的に保持して前記開口に装着されること、前記被支持部と前記支持部との係合態様は、凹部と凸部とを互いに嵌め合わせた構造であること、を特徴とする。
(2)(1)に記載する身体温度調整装置の被服取付構造において、前記支持部は、前記開口の前記外周縁部に配置される前記凹部を有し、前記被支持部側にある前記凸部と、前記支持部側の前記凹部とを嵌合させることにより、前記身体温度調整装置が、前記開口に装着されること、を特徴とする。
(3)(1)に記載する身体温度調整装置の被服取付構造において、前記支持部は、前記開口の前記外周縁部に配置される前記凸部を有し、前記カバー部材には、前記開口の前記外周縁部を支持可能なフランジが形成され、前記被支持部は、前記フランジを含んで形成される前記凹部であること、前記支持部側にある前記凸部と、前記被支持部側の前記凹部とを嵌合させることにより、前記身体温度調整装置が、前記開口に装着されること、を特徴とする。
(4)(1)乃至(3)のいずれか1つに記載する身体温度調整装置の被服取付構造において、前記温度調整ユニットは、ペルチェ素子であり、前記身体温度調整装置は、通電下の前記ペルチェ素子により、吸熱下となった冷却面に呈する冷熱、または前記冷却面の反対側で、吸熱と同時に発熱下となった加熱面に呈する温熱のいずれかの放熱を、身体に伝熱可能に構成されたものであること、を特徴とする。
(5)(1)乃至(3)のいずれか1つに記載する身体温度調整装置の被服取付構造において、前記温度調整ユニットは、ファンであり、前記身体温度調整装置は、前記ファンの翼の回転により、外気より低温状態下にある冷風、または外気より高温状態下にある温風のいずれかの風を、身体に送風可能に構成されたものであること、を特徴とする。
(6)(1)乃至(5)のいずれか1つに記載する身体温度調整装置の被服取付構造において、前記支持部は、シリコーン(Silicone)からなること、を特徴とする。
(7)身体の温度を調整可能な身体温度調整装置が、被服に装着可能に形成された身体温度調整被服において、(1)乃至(5)のいずれか1つに記載する前記身体温度調整装置の被服取付構造をなす前記身体温度調整装置を、前記被服に着脱可能に装着してなること、を特徴とする。
【0010】
なお、本発明に係る被服とは、(a)ジャケット、ジャンパー、スーツ、ベスト等に挙げられる上着類、(b)パンツ、ズボン等に挙げられ下着類、(c)靴下、フットウォーマ等に挙げられる足や脚部に着用するソックス類と大別される中、(a)(b)(c)の各概念を含めた概念の総称である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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