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公開番号
2025062707
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-15
出願番号
2023171903
出願日
2023-10-03
発明の名称
半導体装置用コンタクトソケット
出願人
株式会社SDK
代理人
個人
,
個人
主分類
H01R
33/76 20060101AFI20250408BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】半導体装置のボール状のはんだとの確実かつ安定した導通を得ることができる半導体装置用コンタクトソケットおよびコンタクトピンを提供すること。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る半導体装置用コンタクトソケットは、いずれも第1方向に延在する弾性片からなり、第1方向に直交する第2方向に対向し、第1方向を含む面に関する面対称形状を有する第1本体部および第2本体部と、第1本体部および第2本体部の第1方向の他方である下側の端部に連設され、第1本体部および第2本体部を支持する基部と、を有するコンタクトピンと、基部を収容する固定部と、第1方向に可動であって、第1本体部および第2本体部のそれぞれの一部を収容する収容部が設けられたスライド部と、を備え、コンタクトピンは、基部側から上側へ向けて、第1本体部と第2本体部との間隔が狭くなって最狭部に至り、最狭部から、上側の端部に至る前に設けられた最広部までは間隔が広がる形状を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
いずれも第1方向に延在する弾性片からなり、前記第1方向に直交する第2方向に対向し、前記第1方向を含む面に関する面対称形状を有する第1本体部および第2本体部と、
前記第1本体部および前記第2本体部の前記第1方向の他方である下側の端部に連設され、前記第1本体部および前記第2本体部を支持する基部と、
を有するコンタクトピンと、
前記基部を収容する固定部と、
前記第1方向に可動であって、前記第1本体部および前記第2本体部のそれぞれの一部を収容する収容部が設けられたスライド部と、
を備える半導体装置用コンタクトソケットであって、
前記第1本体部は、前記第1方向の一方である上側の端部に、半導体装置から前記下側に突出する電極に接触するための第1接触部を有し、
前記第2本体部は、前記上側の端部に、前記半導体装置の前記電極に接触するための第2接触部を有し、
前記第1接触部および前記第2接触部のそれぞれは、前記第2方向に突出する接触突起を有し、
前記収容部は、
前記第1本体部の一部を収容する第1収容部と、前記第2本体部の一部を収容する第2収容部と、前記第2方向で前記第1収容部と前記第2収容部との間に位置して前記第1本体部および前記第2本体部のそれぞれの内側面に接触可能な介在部と、を有し、
前記コンタクトピンは、前記基部側から前記上側へ向けて、前記第1本体部と前記第2本体部との間隔が狭くなって最狭部に至り、前記最狭部から、前記上側の端部に至る前に設けられた最広部までは間隔が広がる形状を有し、
前記スライド部は、
前記最狭部と前記最広部との間の内側面と前記介在部とが接触することにより、前記第1本体部と前記第2本体部とを離間するように弾性変形し、前記第1接触部と前記第2接触部との前記第2方向の離間距離を前記電極の前記第2方向の幅よりも広げる第1位置と、
前記第1位置よりも前記固定部から離間した位置であって、前記最狭部と前記最広部との間に前記介在部を位置させて、前記第1本体部と前記第2本体部との弾性回復力により、前記接触突起を前記電極に接触させる第2位置と、
前記第2位置よりも前記固定部から離間した位置であって、前記第1本体部の外側面が前記第1収容部の内側面に接触し、前記第2本体部の外側面が前記第2収容部の内側面に接触することにより、前記第1接触部の前記接触突起と前記第2接触部の前記接触突起とに、前記第2位置よりも近接させる力を発生させる第3位置と、
に配置可能に前記第1方向に移動すること
を特徴とする半導体装置用コンタクトソケット。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記スライド部が前記第2位置から前記第3位置に移動したときに、前記接触突起の前記電極との接触位置を前記下側に移動させる向きの力が発生するように、前記第1本体部および前記第2本体部ならびに前記第1収容部および前記第2収容部は形成されている、請求項1に記載の半導体装置用コンタクトソケット。
【請求項3】
前記第1方向および前記第2方向に直交する第3方向に見て、前記接触突起における前記上側の先端が作る稜線は、いずれも、前記第2方向に対して所定の範囲の第1角度を有して前記下側に傾いて前記接触突起の先端へと延びる、請求項1に記載の半導体装置用コンタクトソケット。
【請求項4】
前記第1本体部の前記接触突起および前記第2本体部の前記接触突起のそれぞれは、一対の突起部を有し、
前記一対の突起部は、前記第1方向および前記第2方向に直交する第3方向に並ぶ、請求項1に記載の半導体装置用コンタクトソケット。
【請求項5】
前記接触突起は、前記弾性片のプレス加工により形成されたものであり、
前記一対の突起部は、前記弾性片の角部からなる、請求項4に記載の半導体装置用コンタクトソケット。
【請求項6】
前記第1位置において、前記第1本体部および前記第2本体部のそれぞれは、前記最広部を境として、前記最広部から前記上側に向けて前記第1本体部と前記第2本体部との前記第2方向の間隔が狭くなる方向に屈曲する形状に設けられる、請求項1に記載の半導体装置用コンタクトソケット。
【請求項7】
前記最狭部は、前記基部における前記第1本体部および前記第2本体部を支持する支点と、前記上側の端部との中間位置よりも前記基部側に設けられる、請求項1に記載の半導体装置用コンタクトソケット。
【請求項8】
前記第1本体部および前記第2本体部のそれぞれは、前記基部との連結部近傍に弾性係数が局所的に高い強化部を有する、請求項1に記載の半導体装置用コンタクトソケット。
【請求項9】
前記電極は部分球状に設けられ、
前記第2位置において、前記接触突起は、前記第1方向に見て前記電極の部分球状の大円よりも前記上側に接触する、請求項1に記載の半導体装置用コンタクトソケット。
【請求項10】
半導体装置用コンタクトソケットに用いられるコンタクトピンであって、
いずれも第1方向に延在する弾性片からなり、前記第1方向に直交する第2方向に対向し、前記第1方向を含む面に関する面対称形状を有する第1本体部および第2本体部と、
前記第1本体部および前記第2本体部の前記第1方向の他方である下側の端部に連設され、前記第1本体部および前記第2本体部を支持する基部と、
を備え、
前記第1本体部は、前記第1方向の一方である上側の端部に、半導体装置から前記下側に突出する電極に接触するための第1接触部を有し、
前記第2本体部は、前記上側の端部に、前記半導体装置の前記電極に接触するための第2接触部を有し、
前記第1接触部および前記第2接触部のそれぞれは、前記第2方向に突出する接触突起を有し、
前記第1本体部および前記第2本体部は、前記基部側から前記上側へ向けて、前記第1本体部と前記第2本体部との間隔が狭くなって最狭部に至り、前記最狭部から、前記上側の端部に至る前に設けられた最広部までは間隔が広がる形状を有する、コンタクトピン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置の導通検査や特性測定などを行う際に用いられる半導体装置用コンタクトソケットおよびコンタクトピンに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、半導体装置の電気的な測定を行う際に用いられるコンタクト装置の一つとして、半導体装置用コンタクトソケット(以下、単に「コンタクトソケット」とも言う。)がある。コンタクトソケットでは、収容した半導体装置のパッケージから露出するはんだにコンタクトピンを接触させて、外部の測定機器と半導体装置との電気的な導通を図っている。
【0003】
このようなコンタクトソケットにおいて、特許文献1には、電気部品の浮き上がりを防止するとともに、接触安定性を確保し、かつ、接触部の成形を容易に行うことができるコンタクトピンが開示される。
【0004】
また、特許文献2、3には、コンタクト端子において、試験中、ICソケットのソケット本体に載置されたBGA型のパッケージの半導体装置の電極面が一方向に反った場合、あるいは、電極面が上下に浮き沈む場合であっても、半導体装置の電極部におけるコンタクト端子の可動接点部相互間からの離脱、および、半導体装置の電極部の損傷を回避できるコンタクト端子が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-199921号公報
特開2017-152265号公報
特開2020-061378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
BGA型のパッケージを有する半導体装置用コンタクトソケットにおいて、ボール状のはんだに対して確実に電気的な接触を行うためには、コンタクトピンによってボール状のはんだを挟むようにすることが好ましい。この際、コンタクトピンによってはんだの表面を適度に擦り、はんだ表面の酸化膜を破って導電性を高めるワイピング効果を得る必要もある。特に、エージング試験では、厳しい環境条件において長時間にわたる安定したコンタクトが必要になる。
【0007】
本発明は、半導体装置のボール状のはんだとの確実かつ安定した導通を得ることができる半導体装置用コンタクトソケットおよびコンタクトピンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、いずれも第1方向に延在する弾性片からなり、第1方向に直交する第2方向に対向し、第1方向を含む面に関する面対称形状を有する第1本体部および第2本体部と、第1本体部および第2本体部の第1方向の他方である下側の端部に連設され、第1本体部および第2本体部を支持する基部と、を有するコンタクトピンと、基部を収容する固定部と、第1方向に可動であって、第1本体部および第2本体部のそれぞれの一部を収容する収容部が設けられたスライド部と、を備える半導体装置用コンタクトソケットである。
【0009】
この半導体装置用コンタクトソケットにおいて、第1本体部は、第1方向の一方である上側の端部に、半導体装置から下側に突出する電極に接触するための第1接触部を有し、第2本体部は、上側の端部に、半導体装置の電極に接触するための第2接触部を有し、第1接触部および第2接触部のそれぞれは、第2方向に突出する接触突起を有する。
収容部は、第1本体部の一部を収容する第1収容部と、第2本体部の一部を収容する第2収容部と、第2方向で第1収容部と第2収容部との間に位置して第1本体部および第2本体部のそれぞれの内側面に接触可能な介在部と、を有する。
【0010】
コンタクトピンは、基部側から上側へ向けて、第1本体部と第2本体部との間隔が狭くなって最狭部に至り、最狭部から、上側の端部に至る前に設けられた最広部までは間隔が広がる形状を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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