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公開番号2025062458
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171550
出願日2023-10-02
発明の名称電池製造装置及び電池製造方法
出願人APB株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01M 4/04 20060101AFI20250407BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池の製造効率を向上させること。
【解決手段】電池製造装置は、搬送される離型フィルムに対して活物質を含む電極組成物を連続的に供給することと、前記離型フィルム上に供給された前記電極組成物を連続的に圧縮することと、を少なくとも含む第1工程を実行する第1製造部と、前記離型フィルムと分離され且つ単位ごとに分割された前記電極組成物を組立工程に導入することを少なくとも含む第2工程を実行する第2製造部とを備える。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項１】
搬送される離型フィルムに対して活物質を含む電極組成物を連続的に供給することと、前記離型フィルム上に供給された前記電極組成物を連続的に圧縮することと、を少なくとも含む第１工程を実行する第１製造部と、
前記離型フィルムと分離され且つ単位ごとに分割された前記電極組成物を組立工程に導入することを少なくとも含む第２工程を実行する第２製造部と
を備える、電池製造装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記第２製造部は、前記組立工程を、内部が大気圧よりも減圧された第１のチャンバ内で実行する、請求項１に記載の電池製造装置。
【請求項３】
前記第１工程は、前記離型フィルム及び圧縮後の前記電極組成物を巻き取って部材ロールを製造することを含み、
前記第２工程は、前記部材ロールから前記離型フィルム及び前記電極組成物を引き出し、前記離型フィルムと前記電極組成物とを分離し、前記電極組成物を前記単位ごとに分割することを含む、請求項１に記載の電池製造装置。
【請求項４】
前記第２製造部は、
前記組立工程を、内部が大気圧よりも減圧された第１のチャンバ内で実行し、
前記部材ロールから前記離型フィルム及び前記電極組成物を引き出し、前記離型フィルムと前記電極組成物とを分離し、前記電極組成物を前記単位ごとに分割する工程を、前記第１のチャンバ内、又は、内部が大気圧よりも減圧された、前記第１のチャンバと異なる第２のチャンバ内で実行する、請求項３に記載の電池製造装置。
【請求項５】
前記第１製造部は、前記第１工程を、前記第１のチャンバ及び前記第２のチャンバと異なる、内部が大気圧よりも減圧された他のチャンバ内で実行する、請求項４に記載の電池製造装置。
【請求項６】
前記第２製造部は、レーザーカッターにより前記電極組成物を前記単位ごとに分割する、請求項３に記載の電池製造装置。
【請求項７】
前記第１工程は、前記離型フィルムと圧縮後の前記電極組成物とを分離し、前記電極組成物を前記単位ごとに分割して分割済み電極組成物を製造することを含み、
前記第２工程は、前記分割済み電極組成物を前記組立工程に導入することを含む、請求項１に記載の電池製造装置。
【請求項８】
前記第１工程は、前記離型フィルムと、圧縮後の前記電極組成物とを分離し、前記離型フィルムと分離した状態の前記電極組成物を巻き取って部材ロールを製造することを含み、
前記第２工程は、前記部材ロールから前記電極組成物を引き出して前記単位ごとに分割することを含む、請求項１に記載の電池製造装置。
【請求項９】
搬送される離型フィルムに対して活物質を含む電極組成物を連続的に供給することと、前記離型フィルム上に供給された前記電極組成物を連続的に圧縮することと、を少なくとも含む第１工程を実行し、
前記離型フィルムと分離され且つ単位ごとに分割された前記電極組成物を組立工程に導入することを少なくとも含む第２工程を実行する
ことを含む、電池製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、電池製造装置及び電池製造方法に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
リチウムイオン電池等の電池は、一般に、複数の単電池（単セル又は電池セルとも記載する）を組み合わせた形態で使用される。単電池は、例えば特許文献１に記載されているように、活物質層、集電体層、セパレータ、及び、活物質層を封入する枠体等によって構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第６６３３８６６号公報
特許第７２２０８６０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
単電池の製造を効率的に行なうためには、例えば特許文献２に記載のように、単電池を組み立てるまでの工程を一連のラインとして連続的に行なうことが考えられる。但し、単電池を組み立てるまでの各工程は所要時間が一定ではなく、時間を要する工程によって一連のラインの全体が律速されてしまう場合がある。また、一部の工程については、一連のラインに組み込まれることによって精度の担保が難しくなる場合がある。
【０００５】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、電池の製造効率を向上させることができる電池製造装置及び電池製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するために、本発明に係る電池製造装置は、搬送される離型フィルムに対して活物質を含む電極組成物を連続的に供給することと、前記離型フィルム上に供給された前記電極組成物を連続的に圧縮することと、を少なくとも含む第１工程を実行する第１製造部と、前記離型フィルムと分離され且つ単位ごとに分割された前記電極組成物を組立工程に導入することを少なくとも含む第２工程を実行する第２製造部とを備える。
【発明の効果】
【０００７】
本発明の電池製造装置及び電池製造方法によれば、電池の製造効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、実施形態の電池製造装置を用いて製造される電池の単セルの断面模式図である。
図２Ａは、実施形態の電池製造装置に含まれる第１製造装置の概略図である。
図２Ｂは、実施形態の電池製造装置に含まれる第２製造装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
（実施形態）
以下、図面を参照して、本発明を適用した実施形態について説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴部分を強調する目的で、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率等が実際と同じであるとは限らない。また、同様の目的で、一部を省略して図示している場合がある。
【００１０】
＜組電池（二次電池）＞
実施形態の電池製造装置及び電池製造方法は、例えば、リチウムイオン電池の製造に適用される。リチウムイオン電池は、複数のリチウムイオン単電池（単セル又は電池セルとも記載する）を組み合わせてモジュール化した組電池、或いは、このような組電池を複数組み合わせて電圧及び容量を調整した電池パックの形態で使用される。以下では、リチウムイオン二次電池の例を示すが、本発明に係る二次電池の種類としてリチウムイオン二次電池に限定されず、他の二次電池を含む。
（【００１１】以降は省略されています）

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