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公開番号2025060338
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023171014
出願日2023-09-30
発明の名称複数種の交流電流・電圧値に対応したプラグイン電路、及び、配電システム
出願人株式会社力電
代理人個人
主分類H02B 1/20 20060101AFI20250403BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】3列に並べた導体を、外側2列が一端部から他端部に亘る導体とし、中央1列が中途部までの導体と、中途部からの導体として「複数種の交流電流・電圧値への対応」等を実現する。
【解決手段】プラグイン機器Pが取り付け可能なプラグイン取付部2を有したプラグイン電路1である。プラグイン取付部2の長手方向2Lに略沿って3列に並べて設けられた略板状の導体3は、外側2列がプラグイン取付部2の一端部から他端部に亘る導体3であり、中央1列がプラグイン取付部2の中途部までの導体3と、中途部からの導体3である。又、プラグイン電路1に交流電流を出力する変圧器4を有した配電システム10は、2巻線以上の変圧器4の1つの巻線がΔ結線やV結線で、U・V・W・O端子を備え、U・W端子に外側2列の導体3を接続し、V端子に中央1列の中途部までの導体3を接続し、O端子に中途部からの導体3を接続する等しても良い。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
プラグイン機器(P)が取り付け可能なプラグイン取付部(2)を有したプラグイン電路であって、
前記プラグイン取付部(2)は、長手方向(2L)を備え、前記長手方向(2L)に略沿って複数の略板状の導体(3)が3列に並べて設けられ、
前記3列のうち両外側の2列それぞれには、前記プラグイン取付部(2)の長手方向(2L)における一端部から他端部に亘る1つの導体(3)が設けられ、
前記3列のうち中央の1列には、前記プラグイン取付部(2)の長手方向(2L)における一端部から中途部までに亘る1つの導体(3)と、前記プラグイン取付部(2)の長手方向(2L)における中途部から他端部までに亘る1つの導体(3)が設けられていることを特徴とするプラグイン電路。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
請求項1に記載のプラグイン電路(1)と、前記プラグイン電路(1)に交流電流を出力する変圧器(4)を有した配電システムであって、
前記変圧器(4)は、2巻線以上を備え、
前記変圧器(4)の2巻線以上の巻線のうち少なくとも1つの巻線が、Δ結線又はV結線であり、
前記Δ結線又はV結線の巻線は、U端子とV端子とW端子と共に、前記U端子とW端子の中間に位置するO端子を備え、
前記U端子には、前記両外側の2列それぞれに設けられた各導体(3)のうち一方が接続され、
前記W端子には、前記両外側の2列それぞれに設けられた各導体(3)のうち他方が接続され、
前記V端子には、前記中央の1列に設けられた2つの導体(3)のうち一方が接続され、
前記O端子には、前記中央の1列に設けられた2つの導体(3)のうち他方が接続されていることを特徴とする配電システム。
【請求項3】
前記プラグイン電路(1)が内部に設けられた盤筐体(5)も有し、
前記盤筐体(5)は、長手方向(5L)を備え、
前記盤筐体(5)の長手方向(5L)と、前記プラグイン電路(1)のプラグイン取付部(2)の長手方向(2L)が略平行となるように、前記盤筐体(5)の内部にプラグイン電路(1)が配設されていることを特徴とする請求項2に記載の配電システム。
【請求項4】
請求項1に記載のプラグイン電路(1)と、前記プラグイン電路(1)が内部に設けられた盤筐体(5)を有した配電システムであって、
前記盤筐体(5)は、長手方向(5L)を備え、
前記盤筐体(5)の長手方向(5L)と、前記プラグイン電路(1)のプラグイン取付部(2)の長手方向(2L)が略平行となるように、前記盤筐体(5)の内部にプラグイン電路(1)が配設されていることを特徴とする配電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プラグイン機器が取り付け可能なプラグイン取付部を有したプラグイン電路、及び、このプラグイン電路を有した配電システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、プラグインブレーカなどのプラグイン器具が取り付けられるバスダクトが知られている(特許文献1参照)。
このバスダクトは、複数の板状の導体をハウジング内に収納保持するバスダクトであって、前記ハウジングにプラグイン器具を取り付けるプラグインホール部と、前記プラグインホール部と対向する位置に設けた点検窓とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-229358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されたバスダクトは、その図1に示されたように、各導体の全てが、ハウジングの一端から他端まで延びる1本で構成されているため、プラグイン器具をハウジングのどの位置で取り付けても、1種類の交流電流や電圧値(例えば、三相3線の210Vや、単相3線の105Vなど)しか出力できないことから、急遽、違う種類の交流電流や電圧値が必要となった場合(例えば、三相3線で210Vの動力負荷だけでなく、単相3線で105Vの電灯負荷も必要となった場合や、その逆の場合など)には、対応できない。
この場合に対して、別のバスダクトを更に設置して対応することも可能ではあるが、別のバスダクトの分だけ、設置作業による負担増大や、その設置費用などの余計なコストが生じる問題があった。
【0005】
本発明は、このような点に鑑み、3列に並べた導体を、外側2列が一端部から他端部に亘る導体とし、中央1列が中途部までの導体と、中途部からの導体とすることで、「複数種の交流電流・電圧値への対応」や「設置負担・コストの低減」などを実現し得るプラグイン電路や配電システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るプラグイン電路1は、プラグイン機器Pが取り付け可能なプラグイン取付部2を有したプラグイン電路であって、前記プラグイン取付部2は、長手方向2Lを備え、前記長手方向2Lに略沿って複数の略板状の導体3が3列に並べて設けられ、前記3列のうち両外側の2列それぞれには、前記プラグイン取付部2の長手方向2Lにおける一端部から他端部に亘る1つの導体3が設けられ、前記3列のうち中央の1列には、前記プラグイン取付部2の長手方向2Lにおける一端部から中途部までに亘る1つの導体3と、前記プラグイン取付部2の長手方向2Lにおける中途部から他端部までに亘る1つの導体3が設けられていることを第1の特徴とする。
【0007】
本発明に係る配電システム10は、上記の特徴を有したプラグイン電路1と、前記プラグイン電路1に交流電流を出力する変圧器4を有した配電システムであって、前記変圧器4は、2巻線以上を備え、前記変圧器4の2巻線以上の巻線のうち少なくとも1つの巻線が、Δ結線又はV結線であり、前記Δ結線又はV結線の巻線は、U端子とV端子とW端子と共に、前記U端子とW端子の中間に位置するO端子を備え、前記U端子には、前記両外側の2列それぞれに設けられた各導体3のうち一方が接続され、前記W端子には、前記両外側の2列それぞれに設けられた各導体3のうち他方が接続され、前記V端子には、前記中央の1列に設けられた2つの導体3のうち一方が接続され、前記O端子には、前記中央の1列に設けられた2つの導体3のうち他方が接続されていることを第1の特徴とする。
【0008】
本発明に係る配電システム10の第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、前記プラグイン電路1が内部に設けられた盤筐体5も有し、前記盤筐体5は、長手方向5Lを備え、前記盤筐体5の長手方向5Lと、前記プラグイン電路1のプラグイン取付部2の長手方向2Lが略平行となるように、前記盤筐体5の内部にプラグイン電路1が配設されている点にある。
【0009】
本発明に係る配電システム10の第3の特徴は、上記の特徴を有したプラグイン電路1と、前記プラグイン電路1が内部に設けられた盤筐体5を有した配電システムであって、前記盤筐体5は、長手方向5Lを備え、前記盤筐体5の長手方向5Lと、前記プラグイン電路1のプラグイン取付部2の長手方向2Lが略平行となるように、前記盤筐体5の内部にプラグイン電路1が配設されている点にある。
【0010】
これらの特徴により、プラグイン取付部2の長手方向2Lに略沿って3列に並べて設けられた略板状の導体3は、外側2列がプラグイン取付部2の一端部から他端部に亘る導体3であり、中央1列がプラグイン取付部2の中途部までの導体3と、中途部からの導体3であることによって、特許文献1とは異なり、プラグイン機器Pを、中途部までの導体3に跨る位置で取り付けた場合における交流電流や電圧値(例えば、三相3線の210Vなど)と、中途部からの導体3に跨る位置で取り付けた場合における交流電流や電圧値(例えば、単相3線の105Vなど)を、違う種類にすることが出来、急遽、違う種類の交流電流や電圧値が必要となった場合でも、対応が可能となる(「複数種の交流電流・電圧値への対応」)。
そのため、この場合に対しても、別の電路を更に設置する必要がなく、その分だけ、設置作業による負担や、その設置費用などの余計なコストを低減できる(「設置負担・コストの低減」)。
尚、プラグイン電路1は、「複数種の交流電流・電圧値に対応したプラグイン電路」であるとも言える。
(【0011】以降は省略されています)

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